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[再]連続テレビ小説「エール」 (第7回・2020/7/6) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』公式サイト
第2週『運命のかぐや姫』の 第7回:関内 吟(松井玲奈)の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。

 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、7月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。


大正12年。のちに裕一の運命の人になる音(清水香帆)は、まだ11歳。元陸軍の獣医で、今は馬具を卸す仕事をしている父・安隆(光石研)と母・光子(薬師丸ひろ子)のもとで、姉の吟(本間叶愛)と妹の梅(新津ちせ)とともに、豊橋ですくすくと自由に育っていた。ある日、音のクラスで最高学年恒例の学芸会の演目を決めることになる。音の提案がきっかけで、演目は「竹取物語」に決まるが、翌日の役決めで…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原作:林宏司 ●作:(表記無し) ●演出:吉田照幸・松園武大(敬称略)

副音声が方言と標準語に使い分け、その上"主観"も多め!

まず、驚いたのは、冒頭のヒロインの姉である「関内吟」になり切った松井玲奈さんの副音声による、この解説。

「あっ、串ダンゴ食べとる。えっ? この子は…」

な、な、なんと、松井玲奈さんが関西弁で喋っていた。それも、メッチャ “吟の主観” が入りまくって。

しかし、メンタイトルのクレジット部分や、通常の映像の補強の部分、例えば、主題歌明けの部分では「あれから3年が経ちました。大正12年の愛知。豊橋の関内家。私の家です」のように標準語。結局、最後まで、標準語と方言を使い分けると言う、先週の久志(山﨑育三郎)の副音声では無かった新たな試みが成されたわけだ。

副音声が「吟の主観」が強めのだったのは面白いアイデア!

先週の久志の副音声でも “主観” が入る場面は幾つもあった。しかし、雰囲気は、当時の自分や裕一を振り返って、久志らしく “声を掛ける程度” の主観の入り方だった。

しかし、今回の吟の解説は、姉の吟が、自分が知らなかった場面や見ていなかった場面について驚いたり、姉として当然知っていることを姉らしく説明すると言う、まあ先週よりも一歩踏み込んだ内容になっていた。

どちらかと言えば、「土曜日版」での “朝ドラおじさん” こと、ナビゲーター役の日村勇紀さん(バナナマン)の解説に近い “主観” の入れ方。でも、今回は「吟の主観」だから、まず、このアイデアだけでも、かなり新鮮だ。

豊橋市出身の松井玲奈さんだから「豊橋ことば」が出来たのか

また、改めて、Wikipediaで松井玲奈さんを調べてみたら、兵庫県生まれ、愛知県豊橋市出身とあった。私は東京出身だから、今回の松井玲奈さんの方言が、正しい「豊橋ことば」なのか判断できないし、これが、「豊橋ことば」を自身で喋れる松井玲奈さんのアドリブなのかも知る由もない。

だが、東京出身の私には、劇中の豊橋の登場人物たちが話していた「豊橋ことば」と同じように聞こえた。

当blogで、「豊橋ことば」と表記している理由

ところで、なぜ私が敢えて「豊橋ことば」と表記しているのかと言うと。本作のクレジットに「豊橋ことば指導 柴田浩味」と表記されているからだ。

とは言え、副音声の録音のために、それも、コロナ禍の中で豊橋ことば指導のスタッフを改めて招集するとは、考え難いが、リモートで指導と言う可能性もあるから、その辺の情報も入ったら当blogで紹介しようと思う。

愛知県の「三河弁」には、東と西では微妙に違うらしい

因みに、豊橋ことば指導を担当されている柴田浩味(しばた ひろみ)さんは女優さんで、愛知県豊橋市出身で「三河弁」を離されると言うこと。これまた、「三河弁」をネットで調べてみると、「三河弁」とは、愛知県東部のことを「三河」と呼び、その地域で使われているのが「三河弁」だそう。

そして、「三河地方」と言っても、豊田市や名古屋市に近い岡崎市寄りの「西三河」と、愛知県の中心部から南東方向に離れ、静岡県浜松市に近い豊橋寄りの「東三河」に分かれるそうで、同じ「三河弁」でも、東と西では微妙に違うそうだ。

従って、方言指導があろうとなかろうと、豊橋出身の松井玲奈さんの「豊橋ことば」は、かなりネイティブな可能性がある。その意味でも、新鮮な取り組みだ。(もしも、「三河弁」に詳しい読者さんがおられたら、追加情報を頂けると助かります)

関内家の朝食に「竹輪入りのキャベツの和え物」があった

さて、映像的な新たな発見と言えば、5分頃の関内家の朝食の内容。味噌汁が、のちに夫婦喧嘩のタネになる「八丁味噌」で、付け合わせのキャベツの和え物に「竹輪」が入っていた。

味噌汁が、のちに夫婦喧嘩のタネになる「八丁味噌」で、付け合わせのキャベツの和え物に「竹輪」が入っていた
©NHK

今回はドラマの感想より、私の好奇心旺盛な性格を “まんぷく” にしたいがための、調査結果報告になって恐縮だが、こうやって『エール』と言う作品を通して、舞台となった地域に興味関心を持つことは悪くないと思うから、このまま続けてみる。

豊橋には、「豊橋竹輪」と言う名産品がある

「竹輪」と言うと全国の各地域で、いろいろな形や素材を使った所謂「ご当地竹輪」がある。その中でも、竹輪と言えば「両端を白く、真ん中をこんがりときつね色に焼き上げる」のがオーソドックスだと思う。

そして、愛知県の豊橋にも「豊橋竹輪」と言う名産品があって、そのオーソドックスな竹輪の色と形をしているのは同じだが、豊橋には今年創業190年の「ヤマサちくわ株式会社」と言う地元企業が「豊橋竹輪」の生産販売をしており、社名に「ちくわ」が入っていることからも、意気込みが感じられる。

従って、第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』の 第57回『父、帰る』でも、あの世からやって来た音(二階堂ふみ)の父・安隆(光石研)が、美味しそうに竹輪をパクッと食べていたのは、豊橋の食文化を描いていると言うことだったのだ。

豊橋の竹輪屋さんがエール放送記念の蒲鉾と竹輪のセットを発売中

また、前述の「ヤマサちくわ株式会社」から『エール放送記念!ヒロイン音ちゃんのモデル「古関金子ちゃんじゃんね♪」セット』題された商品が公式サイトで発売中だ。

エール放送記念!ヒロイン音ちゃんのモデル「古関金子ちゃんじゃんね♪」セット
©ヤマサちくわ株式会社

『エール』のヒロイン関内音のモデル古関金子さんを漫画家・佐野妙先生がデザインした焼き印入り蒲鉾とちくわのセット(税別 2,200円)です。下記の商品画像をクリックするか、こちらをクリックすれば、公式通販サイトに飛べます。

主役に選ばれなかった音が安隆になだめられるカットの美しさ

13分頃の、音(清水香帆)が学芸会の演目『竹取物語』の主役「かぐや姫」役に選ばれなかったことの不満を安隆に言うと、安隆が 「必ず それを支える人がいるんだ」と音を説得する時のカットが好きだ。

父の安隆が音を説得する時のカット
©NHK

夕日のハレーションをわざと入れて、現実的なシーンを敢えてロマンチックに見せたり、音の横顔に夕日を逆光で当てて髪にエッジを作り、音の顔の立体感を表現したりと、屋外ロケ撮影ならではの自然光と照明を併用した美しいショットは、何度も見ても映画の1シーンのように感じる。

安隆と音が手を取り合って走る超ロングショットで、気分が晴れる

また、 教会で琴を弾くのを忘れていたと、安隆と音が手を取り合って走るシーンは、超ロングショット。

安隆と音が手を取り合って走るシーンは、超ロングショット
©NHK

先週の裕一パートでも、山林の中ではロングショットが効果的に使われていたが、これだけ人物とカメラの距離を離して撮影したカットがあったかどうか。やはり、屋外ロケのシーンは気分が晴れるような気がする。

あとがき

今回の感想は、少々変則的になりました。でも、やはり一番に驚いたのは、副音声の解説が、期待以上に “主観” が入った上に、方言になっていたこと。そして、映像を保管する本来の副音声の役割のパートは標準語と、演じ分けていたことです。これは、面白いアイデアで、次回からも楽しみになって来ました。

下記の投稿も、よろしかったらご覧になって下さい。
[7/9放送]エール出演者のミュージカル俳優らが主題歌を歌いつなぐ特番「みんなで星影のエール」



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
56 57 58 59 60 
第13週『スター発掘オーディション』
61 62 63 64 65 
[再]第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5
[再]第2週『運命のかぐや姫』
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今回からは、“関内吟”。。松井玲奈さんによる解説放送いきなり、“関内吟”ではじまったから、かなり驚いてしまった。それも、方言だからね。そして、主観が入りまくり!前回までの“佐藤久志”よりも、思い切った“解説放送”である。どちらかといえば、“土曜版”のナビゲーションに近い感じか。ただ、それ以上に、驚いたのは、“解説”をしている部分は、方言なのに。“OP”の説明が、標準語だということか。それ以降...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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