[再]連続テレビ小説「エール」 (第5回・2020/7/3) 感想

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第1週『初めてのエール』の
第5回:佐藤久志(山崎育三郎)の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、7月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。
日本は急激な不況に見舞われ喜多一の経営が行き詰ってしまう。三郎(唐沢寿明)は、経営を立て直すために必要な金を借りようと奔走するが、ことごとく断られてしまい、頼むべきところはまさ(菊池桃子)の兄の茂兵衛(風間杜夫)しか残されていなかった。一方、裕一は作曲を楽しむようになり三郎から楽譜を買ってもらう。しかし、そんな裕一を妬むいじめっ子の太郎(田村継)と史郎(細井鼓太)が楽譜を奪ってしまい…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
藤堂先生が「得意なもん」を裕一に説明する台詞が良い…
今回は、序盤から台詞が多くて、なかなか久志(山﨑育三郎)の副音声が入る “間” がないまま、私の好きな台詞の場面がやって来た。呉服屋「喜多一」へ藤堂先生(森山直太朗)がやって来て、裕一(石田星空)の両親に裕一の才能について語るシーンでの、この藤堂先生の台詞が好きだ。
藤堂「人より ほんの少し 努力するのがつらくなくて
ほんの少し簡単にできること
それが お前の得意なもんだ
。 それが見つかれば しがみつけ。必ず 道は開く」
要は、自分にとって「得意なもん=類いまれなる才能」であっても、努力をせねば成し遂げられない…と言う教えまで、しっかりと内包しているから、この台詞が好きなのだ。
そして、自分にとって他人よりもほんの少しだけ努力するのが辛くないことをすることが、他の人へ喜びを与えたり、援助になったり、そんな「得意なもん」が自分にはあるだろうか? と言う自問自答にも繋がるし、出来れば、自分の「得意なもん」で相手を傷つけたり、不快にさせないようにせねば…とも思う。
更に、三郎とまさ(菊池桃子)には「裕一君には 類いまれなる音楽の才能があります」と明言したのに、裕一には、「見つけろ!」と言わんばかりに、敢えて突き放す教育も、いいなぁと思う。
学校のシーンには、ナレーションが多過ぎる…
5分までは台詞が多くて(もちろん、必要な台詞ばかりだが)、5分過ぎの学校のシーンでは、延々とナレーション。既に裕一の作曲の才能が、同級生たちに認められていることや、裕一がハーモニカ部にも入部したことも、全部ナレーション。
ここ、ナレーションが無くても映像でそのことは伝わっているから、ナレーションは最小限にして、本来の副音声で補完した方が、良かったような。今週は、意識的に視覚や聴覚に障害をもっている人は、どうやって『エール』を感じ取っているのか見ているから、余計にそう感じたのかも知れない。
裕一と久志、鉄男の"まだ見えぬ運命の糸"が少し見える…
で、長いナレーションがやっと終わると放課後になって、家への帰路をハーモニカを拭きながら歩く裕一に、久志(山口太幹)が背後から近づいて来る。ここに、やっと「帰り道、後ろに僕、久志」と久志の自己紹介の副音声。
ここの「帰り道」の説明は必要だ。音だけ聞いていると、ハーモニカの合奏から独奏になっただけだから。なるほど、良く考えられているものだ。
裕一「君… いつも突然いるね」
久志「存在感はあるのに 気配を消すのは得意なんだ」
このシーンのファゴット? を使ったユーモラスな劇伴で、ハイカラで蝶ネクタイの不思議な少年の雰囲気づくりと、裕一との “まだ見えぬ運命の糸” を感じさせるやり取りも良い。また、今回は「ゆるふわヘアも、決まってる」の主観の副音声が、更に面白くしているし。
また、この直後のガキ大将の鉄男(込江大牙)が「この前 おめえから買った魚 腐ってたぞ!」とオジサンに押し倒される場面に通り掛かるシーンも、鉄男の 「勘違いすんな。その声に免じて 助けてやっただけだ」の台詞で、裕一との “まだ見えぬ運命の糸” を感じさせて良かった。
副音声が、映像より少し先行する部分について考えてみた
今回には、たまたま無かったが、前回までには、1話に数回、久志の副音声が映像より先行して解説する場面があった。
前回ならば、裕一が母まさと一緒に映画館に行く際に、茂兵衛のアップに「町の映画館」と言う副音声が先行して、カットが映画館のスクリーンに変わった。これ、確かに映像と副音声を同時に視聴している人には違和感になると思う。ただ、録画や見逃し配信があれば、視覚障害者のつもりで、映像を見ないで音だけ聞いて欲しい。
劇場のスクリーンのカットは、最初から「映画の中の音楽」で始まる。そこへ副音声の「町の映画館」が被るより、事前に「町の映画館」と解説があってから、「映画の中の音楽」が流れた方が、「映画館の音なんだ!」と分かるし、そのカットに劇場の観客の笑い声も入るから「お客さんが、笑うような映画を見ているのか」と分かる。
そう、やはり、この度の副音声は、完全なエンターテインメントでなく、視覚障害者のための映像を保管する道具と言う一面を排除していないってこと。そこを、中途半端と受け取るか、スタッフたちが頑張っていると受け取るかは、個人的な好みや意見だと思う…
あとがき
今回は、久志の副音声が少なめでしたね。流石に、台詞とナレーションが多くて、入れる場所が無かったのは仕方がないですね。でも、回を重ねる毎に、前述のように、久志の主観を入れたエンターテインメントの部分と、視覚障害者のための映像を保管する道具と言う部分のバランスが良くなってきていると思います。
そして、『エール』から、予告編が週の最終回(金曜日分)の最後には無く、おさらいの「土曜日版」の最後に放送されるようになったので、今回にも予告編はついていませんでした。
因みに、明日の7/4(土)は、「土曜日版」の再放送ではなく、第2週「運命のかぐや姫」の第6回が久志(山崎育三郎)の副音声で放送されます。久志が子久志を語る副音声も最後ですので、お間違いのないように。
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【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 土
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 土
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 土
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 土
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 土
第6週『ふたりの決意』
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第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 土
第8週『紺碧(ぺき)の空』
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第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 土
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 土
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 土
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
56 57 58 59 60 土
第13週『スター発掘オーディション』
61 62 63 64 65 土
[再]第1週『初めてのエール』
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