MIU404 (第1話/初回15分拡大・2020/6/26) 感想

TBS・金曜ドラマ『MIU404』(公式)
第1話/初回15分拡大『激突』、ラテ欄『野生刑事VS!理性刑事 新バディ誕生! 誰よりも早く犯人を追え!』の感想。
警視庁刑事部の機動捜査隊(機捜)に臨時部隊「第4機捜」が新設された。招集された志摩(星野源)は、候補段階では落とされた交番勤務員の伊吹(綾野剛)と組むことになる。伊吹は「とにかく足が速い」と評判だったが、元同僚は彼について話したがらず、不安要素ばかり。そして第4機捜任務初日。伊吹と初めて対面した志摩は、意外にも礼儀正しい彼に好印象を抱く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:野木亜紀子(過去作/重版出来!、逃げ恥、アンナチュラル、コタキ兄弟と四苦八苦)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル、グッドワイフ、グランメゾン東京) 第1話
竹村謙太郎(過去作/アンナチュラル、あなたのことはそれほど、G線上のあなたと私)
加藤尚樹(過去作/コウノドリ1,2、ホワイト・ラボ)
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナ゙、アンナチュラル、インハンド、監察医 朝顔、俺の話は長い)
主題歌:米津玄師「感電」 (ソニー・ミュージックレーベルズ)
いつも以上に"事前情報及び番宣"は目に入らないようにした
いつも通り、と言うか、いつも以上に本作の事前情報及び番宣は目に入らないようにした。その理由は、初回放送が放送延期されたため、必ず過剰に情報発信するだろうし、俳優さんの “素” の姿を見てしまうと、作品を見る目に一定のバイアスが掛かるし、私なりのドラマの楽しさを半減してしまうから。
"原作アリ"が得意の野木亜紀子さんだが、近作に例外がある
それと、第2回で継続視聴を離脱した『獣になれない私たち (第2話・2018/10/17) 感想』にも書いた通り、「野木亜紀子さんは原作アリの脚本の方が得意なのかも知れません」と言う経験があるから、本作も原作無しだから、心配していたのだ。
因みに、ご存知の通り、2015年以降の野木さんの連ドラを見ても、「掟上今日子の備忘録』、『重版出来!』、『逃げるは恥だが役に立つ』、は原作アリで、『獣になれない私たち』、『フェイクニュース』、『アンナチュラル』、『コタキ兄弟と四苦八苦』は原作無し。
これらからも、あくまでも私個人の印象だが、野木さんは原作アリの方が力を発揮すると思う。但し、原作無しでも『アンナチュラル』と『コタキ兄弟と四苦八苦』があるから、期待感は大きい。
テンポ良い会話劇の刑事ドラマを「アンナチュラル」のスタッフで…って感じ
と言うわけで、(恐る恐る…)妻とリアルタイム視聴し始めたが、テンポ良い会話劇ドラマを得意とする脚本家・野木亜希子さんで、ベタなバディの刑事ドラマを、『アンナチュラル』のスタッフで仕上げてみました…と、言った感じだろうか。
一般的な"凸凹コンビ"とは一味違うテイストが面白かった
ただ、テンポ良い会話劇ドラマとしては、私が絶賛した2020年1~3月期に放送されたテレ東深夜ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』に登場した “レンタルおやじ兄弟” の雰囲気をそのまま、志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)に移植したように感じた。
性格も考え方も生き方も全く違うけど、幼少期の育った環境がもたらす人生観は似ている…みたいな共通点を、私は感じた。そんな感じで見始めたから、所謂、誰もが想像&期待したであろう、機動力と運動神経はピカイチだが刑事の常識に欠ける伊吹と、観察眼に優れた理性的な刑事・志摩がと言った一般的な “凸凹コンビ” とは一味違うテイストが面白かった。
「初動捜査」の薄さと、軽い伊吹より志摩が喋り過ぎが残念…
ただ、個人的には、捜査一課が担当する事件の「初動捜査」を担当するのが「機動捜査隊」なのに、あまり「初動捜査」をやっていると言う印象が薄かったのが残念。
また、第1話で15分拡大したために、設定&状況説明が多くなるのは病むを言えないが、その説明担当を志摩一人に押し付けてしまったために、「理性的」な感じが若干薄まり、「軽い」のがウリの伊吹よりも、軽く見えてしまったのも残念。そのために、余計に二人の差が小さくなってしまった。
説明が不要になる次回で新たな凸凹コンビが見えるのを期待
しかし、事件自体は面白いし、なかなか巧みに複数の事件が絡み合って、謎解き、刑事ドラマとしては面白かった。だから、初期説明が不必要になり、放送拡大がなくなる通常放送の次回の第2話で、どこまで、「どこか似たところのある凸凹コンビ」が見えて来るのを期待しようと思う。
あとがき
あくまでも、個人的な思いですよ。もう、全くタイプが違う凸凹コンビのバディが活躍する刑事ドラマは食傷気味なので、兄弟のような、能力や性格は全く違えど、正義感だけでなく、何か似ている部分や共通点もあるような、これまでの刑事ドラマに登場した凸凹コンビとは違うタイプのバディに期待したいです。
とにかく、まず第2話では、志摩と伊吹のキャラクターに、もっと大きな “違い” を作って、魅せて欲しいです。
【お願い】読者の皆さんも大変な状況とは思いますが、仕事激減の折、勝手なお願いで恐縮でございますが、Amazonと楽天市場からお買い物する際は、当blogのリンク経由で買って下さると、皆さんのおかげで私にポイントが貯まる上に、何よりもブログを書き続けるモチベーションアップになりますので、引き続き、ご協力の程、よろしくお願いいたします(謝) ※暫く“テンプレ”です。
「楽天市場」からのおすすめ商品
「Amazon」からの最新のお知らせ
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/14342/
- 関連記事
-
- 連続テレビ小説「エール」 (第13週/土曜日版・2020/6/27) 感想 (2020/06/27)
- 家政夫のミタゾノ(第4シリーズ) (第4話・2020/6/26) 感想 (2020/06/27)
- MIU404 (第1話/初回15分拡大・2020/6/26) 感想 (2020/06/27)
- BG~身辺警護人~(第2章) (第2話/10分拡大・2020/6/25) 感想 (2020/06/26)
- 連続テレビ小説「エール」 (第65回・2020/6/26) 感想 (2020/06/26)