連続テレビ小説「エール」 (第65回・2020/6/26) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第13週『スター発掘オーディション!』の
第65回の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
久志(山崎育三郎)や御手洗先生(古川雄大)がスターを目指して全力で挑戦した「コロンブス専属新人歌手募集」のオーディション。オーディションの翌日、さっそく新聞でオーディションの合格者が発表される。ところが、発表の内容について、コロンブスレコードで久志(山崎育三郎)や御手洗(古川雄大)、そしてイケメン候補者の寅田熊次郎(坪根悠仁)もかかわってひと悶着(もんちゃく)が起きる…。それというのも…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンタイトルは、歌う順番を変えてきたか!
●原案:林宏司 ●作:嶋田うれ葉 ●演出:野口雄大(敬称略)
今週のアバンタイトルは良く出来ていると書き続けている本作。今回のアバンは前回のオーディションのダイジェスト版だとは想像したが、まさか「歌った6人の順番を変える」と言う作戦。
当然、久志(山崎育三郎)や御手洗(古川雄大)を際立たせる目的だが、逆に、この順番でアバンを作る意味もあり、前回で、今回のアバンの順番だと、木曜日で終わってしまう印象を与えるから、最後に三味線を手にして登場した「水川ながし」を入れたと思う。凝った演出の一つだ。
「逃げ足の速い久志」のネタ振りが実に効果的に活かされた
やはり、今週は時間軸をきちんと演出しようとする意図が明確だ。主題歌明けの時間経過も、ご丁寧に時計で「6時間前」まで遡った。こう言う丁寧さは他の演出家も真似して欲しい。
それに、「逃げ足の速い久志」のネタ振りが、こんなところで効果的に(例えは良くないが)時限爆弾のように、久志(山崎育三郎)の成長の物語に繋がるとは思ってもみなかった。ここは計算されていたと思うが、このタイミングで使うとは恐れ入った。
御手洗のこの言葉は大きな "エール" になったに違いない!
前段のコロンブスレコードの中で、久志が御手洗の歌を、イケメンで若い候補者の寅田熊次郎(坪根悠仁)が御手洗の外見を貶したのを見ていて、熊次郎に久志が御手洗の歌を、「彼の実力は 君の数百倍 いや 数千倍はある」と称賛したのを受けて、苦労人の御手洗が、久志にこう言った。
御手洗「あなたは選ばれたの。
選ばれた以上 輝かなきゃ!」
そして、その前述のコロンブスレコードで「人の痛みが理解できないやつに 歌を歌う資格があるのか?」と熊次郎に言い放った久志に、この御手洗の言葉は大きな “エール” になったに違いない。
久志と御手洗の和解を喫茶バンブーにしたのは大正解!
ライバル関係にあった久志と御手洗が和解して握手をする場面、ここ、本当に喫茶バンブーにしたのは正解だと思う。ここを古山家にしてしまうと、どうしても、祐一と音が二人を説得せざるを得なくなる。
もちろん主人公だから、そう言う役割を与えられても不自然でないが、今週に限っては、メインは久志と御手洗だから、祐一と音は “2人の応援団” の内の2人となった方が、ドラマの主従関係として正しい。この辺の舞台の選び方も脚本家はいいセンスだと思う。
「船頭可愛いや」のアコギのイントロが先行したのも良かった
そして、久志と御手洗の握手に、「♪船頭可愛いや」のアコギのイントロが先行して流れて来るのは、展開は見えてしまうと言うマイナスポイントよりも、「やはり、そうなるよね」と言う期待感を裏切らないと言うプラスポイントの方が勝るから、良い音楽演出。
音楽をテーマにしたドラマだから、劇伴や劇中歌の使い方には慎重になってほしいし、このように上手くやって貰えると単純に気持ちが良い。更に、居酒屋で歌われた「♪船頭可愛いや」のサビの「エー 船頭可愛いや」の部分が、久志と御手洗の「ハモリ」バーションになっていたのは、聴き応え十分だった。
久志と御手洗の件が一件落着したあとの展開もよかった
久志と御手洗の件が一件落着したあと、裕一の作曲作業が描かれて、音が歌のレッスンを始めたいと言った場面も、あって良かった。やはり、今週は出過ぎるのは良くないが、存在感と連ドラとしての連続性は担保しなくちゃいけないから、そこをさらりと描いたのは好感が持てる。
また、廿日市(古田新太)が熊次郎にピシャリと釘を刺したのも、その光景を久志が見ていたのもスカッとした。
朝ドラらしいホームドラマに着地してホッとした…
裕一が新曲「♪輝く春」を完成させた。とても良い曲だから、久志が熊次郎に歌われると熊次郎の評価が上がってしまうから、自分が歌う…と横取りするのが楽しかった。廿日市の前では自信過剰、自信満々を装っていた久志が、御手洗の「選ばれた以上 輝かなきゃ!」へ本気で応えようとする姿も感動的だった。
その上、きちんと古山家の経済状況や夫婦らしさもコミカルに描いて、朝ドラらしいホームドラマの1シーンとして微笑ましい瞬間だった。
あとがき
最後に登場した、祐一に弟子入りを申し出る素朴な青年、クレジットには「田ノ上五郎(岡部大)」とありましたが、お笑いトリオ「ハナコ」の岡部大さんですね。これからどんな話になるのでしょう?
先週と今週はややイレギュラーな展開でしたが、先週は正に『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』でしたし、今週は本物の歌を楽しめた1週間でした。となれば、来週は…と更に期待が高まるのに、『エール』は次週から3週間は放送中断です。何とも残念ですが、撮影は再開されているそうなので、「続き」を心待ちにしたいと思います。
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【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
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第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 土
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 土
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 土
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 土
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 土
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 土
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 土
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 土
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 土
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 土
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
56 57 58 59 60 土
第13週『スター発掘オーディション』
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