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連続テレビ小説「エール」 (第63回・2020/6/24) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第13週『スター発掘オーディション!』の 第63回の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


久志(山崎育三郎)は、裕一(窪田正孝)にすすめられた「コロンブス専属新人歌手募集」のオーディションに応募する気満々。トップクラスの成績で音楽学校を卒業したのにもかかわらず、4年たっていまだ歌手としてデビューできていない親友の久志がチャンスをつかむ事ができるように、裕一は作曲そっちのけでおせっかいを焼いていた。そんなある日、音の声楽の先生、御手洗先生(古川雄大)が突然古山家に現れる!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

本作をいつも見ていない妻が「先週と今週は面白い」と…

●原案:林宏司 ●作:嶋田うれ葉 ●演出:野口雄大(敬称略)

前回のラストシーンが、“おでん屋の大将” こと鉄男(中村蒼)の粋な計らいで、「はんぺん」をギャラにして裕一(窪田正孝)の願いを聞いた久志(山崎育三郎)が、屋台に座ったまま「♪故郷」の1コーラス目を感動的に歌ったところで「つづく」となった。

あれだけ感動的なラストシーンを受けての今回のアバンタイトルは、どうやって楽しませてくれるのか本当に期待をしていた。

何せ、『エール』を殆ど見ていない妻に「先週と今週は今まで見てなくても楽しめるから…」と言って夕食時に一緒に録画を見ているが、妻も「人間関係が分からない人が見ても面白いし感動するね」と言っている。

"本編にスピンオフ"を"新たな朝ドラの楽しみ方の提供"と考える

この言葉は、「連続テレビ小説」、「連ドラ」の一部としての評価としては、私自身も複雑な心境だ。

ただ、今、これまでの価値観や考え方を変えなければいけないご時世であることを考慮すると、先週と今週(来週も…と言う噂もあるが…)が、NHKが視聴者への「新たな朝ドラの楽しみ方の提供」と捉えれば、これはこれで成功しているとも言えるのだ。

アバンタイトルに、しっかりとホームドラマ要素が入ってた

そして、今回のアバン。やはり、今週のアバンはしっかりと計算されている。前回の冒頭でナレーションが「これは 久志が まだ 祐一と出会っていない頃のお話です」と言ったように、完全に「久志の幼少期のお話」に関する部分は削除して、裕一が久志にオーディションを進めて応募する気になった所だけ摘まんだ。

そして、その延長線上に、文字通り「応募する気満々の久志」をくっつけて、場所もおでん屋の屋台でも古山家でもない喫茶バンブーに置き換えた。ちょうど先週の水曜日が『古本屋の恋』だったから、この辺も少し計算しているような気がする。

そして、音楽学校はトップクラスの成績で卒禦したにもかかわらず、4年間も鳴かず飛ばずで歌手デビューできない親友の久志がチャンスを掴めるように手を焼く裕一。こんな二人のやり取りだけでも楽しいが、ここでちゃんとホームドラマの要素を入れるのが、今週の脚本家だ。

華「お父さん 起こってるの?」
音「お父さん 応援してるの」

音に「応援してる」と言う台詞をわざわざ書いた。やはり、こう言う「作品のテーマを視聴者に植え付け続ける」のは、とても大事だ。それでなくても、スピンオフがどうだこうだと言われているからこそ、ちょこちょこと、こうして「応援」や「エール」に通じる単語を含んだ台詞なナレーションを入れた方が良い。今回もアバンも、テンポ良く、内容も良くて安心した。

裕一が、"右手でマイクを持っている風"の芝居が良かった

さ~て、主題歌明けは廿日市(古田新太)が登場。この人が画面に映るだけで、場所がコロンブスレコードになって “音楽のドラマ” と言う感じが、じわっと伝わるのが良い。そして、廿日市と裕一の関係も、裕一がヒットを出したからだろう、少し距離が縮まったようだ。

それが分かったのが、裕一がオーディションの内容について廿日市を問い詰める際に、裕一が廿日市へインタビューをするように “右手でマイク” を持っている形を作っていた。こう言うのって、それなりに親睦が深まらないと出来ないし、そもそも裕一のような気が弱い人ならなかなかできないはず。

でも、それをやったことによって、二人の関係性が進展したことや、裕一自身が成長しているのも見えた。そして、何より面白い。脚本にあったのか、演出家か窪田正孝さんのアイデアか分からないが、こう言うちょっとした芝居が、ドラマに奥行きを与えると思う。

おでんで、"3人横並びを捉えた1カット"が楽しかった

おでん屋の最初の1カットも面白かった。屋台に鉄男と裕一と久志の3人が横並びに座っていて、カメラがダイアローグ・カット(台詞を喋っている人だけを撮影して、カットを切り替える撮影&編集技法)をベースにして、単純にカメラを横に振るだけでコント風の映像の面白味を作った。

その上、3人が座っているから、カメラが登場人物の目線でなく、視聴者の目線になったことで、まるで自分がその場にいて、3人のやり取りを覗き見ているような楽しさも生んだ。こう言うのも、どんどん取り入れた方がいいと思う。

久志と藤丸の"旅芸人芝居風のコント"を徹底的に作り込んだ

そして、“芸者の藤丸” こと下駄屋の娘・沼田松子(井上希美)が場面に登場すると、カメラは通常のカット割りになって芝居が始まる。そして、松子は本職がお花代で生きる芸者になったことを告げた。そして、コミカルな劇伴が始まると、久志と藤丸のプチ旅芸人芝居風のコントがスタート。

でも、この「旅芸人芝居風」と言うのが、藤丸の芸者菅田と久志の三つ揃いのスーツのアンバランスさ、「金色夜叉」風のお決まりの台詞のやり取りっぽさ、そして鉄男を「おでん屋さん」と他人行儀に呼ぶ完璧なオチを言って、2人揃って舞台袖に消えて行く…みたいなのまでしっかり作り込むなんて、残された裕一と鉄男のポカ~ンとした感じも合わせて、本当に楽しい。

縦書きと横書きで、時代や廿日市と久志の性格が見えて来た

音の、久志のウインクが強力過ぎる…と言うネタを経由して、久々に廿日市の口から飛び出したのが「ひらひらシャツ男」。何度聞いても楽しいし、私はどうしても荒巻さんが言った「前髪クネ男」を連想しちゃって、更に楽しくなる。そして、秘書の杉山あかね(加弥乃)が久志の履歴書を廿日市に渡すと…

廿日市「横書きじゃん! 読みづれえ~」

と、また文句。でも、、これだけで、時代が分かる。該当するWikipediaによると、役所に出す公文書の類が横書きになって来たのが昭和15年(1940)。新聞の見出しの横書き昭和21年(1946)だそうだ。

そして、劇中が現在、 昭和11年(1936) 年だから、まだ縦書きが主流だったと言うことになって、廿日市が文句も言うのも当然だし、久志の “ハイカラっぷり” や “個性的” な性格を表すのに貢献した。縦書きと横書きで、ここまで見えて来るのだから、ドラマって面白い。

「スター御手洗 VS プリンス久志」の始まりは意外とあっさり

7分過ぎ、どうして場面が喫茶バンブーに戻るのかな…と思ったら、遂に、“ミュージック ティーチャー” こと御手洗(古川雄大)が登場し、久し振りに音と再会。 4月に放送された第4週『君はるか』では、「ミュージック ティーチャーと呼んで」の台詞が流行ったし、私もそれが聞きたくて御手洗のシーンを楽しみにしていた。

しかし、今回は「スター御手洗と呼んでちょうだい」に進化した。そこへ、久志が登場。もう、御手洗と久志、古川雄大さんと山﨑育三郎さんが、一つの画面に収まれば、どんな展開になるのか想像は容易い。

その期待の「スター御手洗 VS プリンス佐藤久志」の始まりだが、意外にも意外に、スターとプリンスのプライド合戦に保(野間口徹)と恵(仲里依紗)も絡むこともなく、古山家へ。

でも、ここのスターとプリンスに保と恵を必要以上に(と言うか、全く)絡めないのは、得策だと思う。だって、ここで初対面の2人のくだりを伸ばしたって、それこそ時間の無駄遣い。ここで描くべきは、御手洗が、久志に初対面にして最強のライバルとして存在感をみせつけることだし、ラストシーンもあるわけだから…

今度は裕一の台詞の中に「応援」と言うキーワードがあった

物語は進んで、オーディションの日まで御手洗が、古山家の居候になることが決定。味噌汁の味噌も、暫くは「八丁味噌」になることも決定。

で、当然、裕一は久志の応援団で、音は御手洗の応援団になるわけで、これまたこれまでの展開だと、夫婦喧嘩で一発コントが始まるところを、今週の脚本家は、私の期待通りにコントは封印して、祐一にこう言わせて、夫婦喧嘩を回避させた。

裕一「とにかく… あの2人が悔いなく戦えるように
   精いっぱい応援してあげよう」

そう、「応援してあげよう」だ。これに音も賛同する。でも、これでこのシーンが終わると、今週の脚本家が描くのが得意なホームドラマっぽさが薄いままになる。だから、華に「朝から うるさいな…」と言わせて、オチを作って締め括った。

大人の男同士のガチな闘いに、子どもが割を食うと言う面白さ。その上、書類審査発表の新聞記事を見て、夫婦でハグ。こんなのも、いいと思う。

全8カット約50秒の1シーンで、「御手洗 VS 久志」魅せた!

そして、今回のラストシーンは、「ただの、御手洗と久志の発声練習」。あえて「ただの」と付けたのは、おでん屋のシーンのあと、約50秒のシーンに、全8カット。

巧みにアングルを切り替えて、最後のカットは俯瞰で2人を見せて、発声練習に一区切りがついたところ、ナレーションの「はい。」をピタリと合わせて「つづく」へ。この辺の脚本、演出、俳優が生み出す、「先が見たくなる」感じは、本当に良く出来ていると思う。

あとがき

やはり、『エール』には、“本物の歌” が登場するのが良いですね。こうなってくると、御手洗のスピンオフも見たくなります。さて、次回はオーディションの当日でしょうか? “本物の歌” を楽しみに待とうと思います。

今朝は、不要不急の外出で朝から病院に定期検査で、午後もこれから別の病院へ定期検査。オジサンになると、いろいろ持病があって苦労します。でも、こう言う「応援」してくれる朝ドラがあると、頑張ろうと言う気持ちになりますね。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
56 57 58 59 60 
第13週『スター発掘オーディション』
61 62

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