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連続テレビ小説「エール」 (第59回・2020/6/18) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』の 第59回『環のパリの物語(前編)』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


日本人初の世界的なオペラ歌手となる双浦環(柴咲コウ)がまだ駆け出しだったころの物語。環は、スカラ座やオペラ座の舞台に立つことを夢見て、パリに留学に来ていた。ホームパーティーで、画家を目指す今村嗣人(金子ノブアキ)と出会い恋に落ちる。環は歌手を、嗣人は画家を夢見る日々。ある日、友人の里子(近衛はな)から日本人が世界的舞台に立てる最大のチャンスのオペラ「蝶々夫人」の話を聞いた環は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

次回の「後編」と来週の「本編」が繋がると良いのに…

●原案:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:表記無し(敬称略)

今回は、「環のパリの物語(前後編)」と題して、夢と恋に心が揺れた、若き日の双浦環(柴咲コウ)を描くと言うことで、今週のこれまでの2つのように、本編と切り離れた物語になるのかと思いきや、意外にもアバンタイトルで、第10週『響きあう夢』の第50回(2020/6/5)で音(二階堂ふみ)が環に子育てのために退学を告げるシーンが使われた。

こうなると、意外と評判のよろしくない(私は、これで良いと思っている)今週の『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』が、後編の最後に本編へと繋がって行ってくれることを期待したくなった。

やはり、折角作ったのだから、脳内で好意的に本編と連結させるのでなく、映像的に、ドラマ的に、今週と来週からの本編が繋がる方が良いに決まっているのだから…

ちょっとチープだが、1910年代頃の異国情緒は良い感じ…

モノクロのフランス・パリのレトロな映像に、ミュゼット音楽とオレンジ系のカラーエフェクトを掛けて、黄色の壁とランプの光を強調して、頑張って異国情緒を作っている感じ。

ちょっとチープだが、時代設定は書かれていないが、劇中に登場していた絵画を見ると、主流だった印象派が影を潜め始め、移民芸術家たちが勢いを増して来る1910~20年代のパリのモンパルナス地区辺りを想定しているのだろうか。因みに、劇中に登場した「サロン・ドートンヌ展」には、あの東郷青児やヒロ・ヤマガタらが日本人として入選している。

「タルト・タタン」と、浩二の「リンゴ栽培」が繋がった!

ホテル「タタン」の「タルト・タタン」の由来は、フランス菓子が好きな人なら、ど定番のエピソード。そもそも、失敗して出来たお菓子だから、形の良いリンゴさえ手に入れば家庭でも意外と簡単に作れる。この「リンゴ」と言うキーワードは、裕一(窪田正孝)と裕一の弟・浩二(佐久本宝)が先日、実がなる頃には二人の関係が雪解けしているかも知れない…と言った「リンゴ栽培」に繋がっていると思う。

その上で、環が「失敗も無駄ではないってことか」に繋げるのも悪くないと思う。やはり、どことなく、浩二が養蚕農家の畠山(マキタスポーツ)にリンゴ栽培を提案したくだりにリンクさせているように見えた…

待ってました! 遂に本作に『蝶々夫人』が登場…

そして、物語に遂に『蝶々夫人』が登場。個人的には「待ってました!」と言う感じだ。

だって、双浦環のモデルと思われる「三浦 環」さんは、日本初の国際的なオペラ歌手であり、プッチーニの『蝶々夫人』が十八番で、蝶々夫人の愛称である「蝶々さん」になぞらえて、「マダム・バタフライ」と呼ばれ世界中で愛された歌手だから、別に史実に充実であれ! なんて(フィクションだから)微塵も思わないが、折角描くなら『蝶々夫人』が登場すると嬉しいものだ。

歌劇『トスカ』と「環のパリの物語」を頑張って重ねてる!

そして、環が家で聴くレコードは、同じプッチーニ作の歌劇『トスカ』の第2幕で歌われる『歌に生き、愛に生き』。『トスカ』は『蝶々夫人』の初演(1904年)から4年前の大ヒット歌劇。 画家カヴァラドッシと、彼の恋人で有名な歌手トスカの大悲恋の物語だ。どうやら、「環のパリの物語(前後編)」と『トスカ』も頑張って重ねているようだ。

でも、あれこれ解説せずに重ねるのは、とても良いと思う。分かる人は分かるし、そうでない人はさらりと流しても見られる。そう言うのが朝ドラのもつ「懐の広さ」と言う良さだから。

あとがき

環さん、『蝶々夫人』のオーディションの一次審査に通過したんですね。これで、右上がりの環と、それを羨む嗣人の葛藤が「後編」ですね。何となく結末は見えますが、この異国情緒は好きです。

そして、本編での “国際的に有名なオペラ歌手” とは違う、エネルギッシュでピュアで、恋愛も歌手も一緒に手に入れようとする情熱的な若き頃の双浦環も、本編がクールなキャラなので、新しい魅力になりますね。この前後編も「大人のファンタジー」になってほしいです。

金子ノブアキさん、今回は “いい人” でしたね。次回は、環との “差” に苦悩する画家を演じてくれるのでしょうか?

また、環にあれこれ情報を伝える里子役は近衛はなさんでした。父親が目黒祐樹さん、母親が江夏夕子さんの長女で、伯父が松方弘樹さん。英語とフランス語が堪能と言うことで、おっとり&優雅な雰囲気と、語学堪能が選ばれた理由でしょうか。何とも言えない雰囲気を醸し出していました。ピーター・フランクルさんも、意外とカフェオーナーがハマっていて楽しかったです。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
56 57 58

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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