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連続テレビ小説「エール」 (第8週/土曜日版・2020/5/23) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第8週『紺碧の空』の 『土曜日版』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


久志(山崎育三郎)の入れ知恵で、古山家に早稲田大学の応援部の団員たちが押しかけてくる。野球で慶応大学に勝つための新しい応援歌の作曲をしてほしいという依頼だった。引き受けたもののなかなか曲が書けずに煮詰まり、周りの人間にあれこれ言われていらだつ裕一(窪田正孝)。音(二階堂ふみ)は書き置きを残して豊橋に帰ってしまう。早慶戦の試合が迫る中、音は裕一が作曲するためのヒントを求めて団長・田中隆(三浦貴大)を訪ねる。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

「団長さん 圧がちょっと強めだな…」こそ日村さんらしさ

バナナマン日村さんの好みは置いておいて。私は、日村さんを好きだし、声も聞きやすいし好感を持っている。でも、それ以上に日村さんが自称「朝ドラおじさん」として、視聴者の気持ちをナレーションに入れていること(もちろん、別の誰かが書いたナレーション原稿はあると思う)。

例えば、私は団長・田中隆(三浦貴大)のことを「熱血漢」と感想中で表記して来たが、日村さんは「団長さん 圧がちょっと強めだな…」と表現した。そう、「熱血漢」はあくまでも団長・田中の性格の表現であって、「圧がちょっと強め」は、三浦貴大さんの演技を含めた田中を表現している。この辺が、「朝ドラおじさん」らしい解説だと思う。

"揺れ"が駄目だった手持ちカメラの映像は最小限にカット

5分頃の、日本作曲界の重鎮・小山田耕三(志村けん)さんからダメ出しをされて帰宅したシーン。

本放送時に、3台のカメラのうち、引きの手持ちカメラの “揺れ” が内容や演技とシンクロしていないと書いた。で、「土曜日版」では、そのカメラのカットが一番多く削除されており、この位の編集ならギリギリ許容範囲かなと思う。やはり、作り手も分かっていた…と言うことだ。

音と田中団長の言い合いのシーンの位置が最適化された!

やったね。えっ? 何をやったかって? そう、私が本放送時に指摘した、音(二階堂ふみ)と田中団長との言い合いのシーンの入れる部分が不自然だし分かり難いと書いた部分を、「言っちゃ駄目なやつ」を言った裕一を見た「音ちゃんは どうする?」と言うナレーション通りの編集に最適化し直したってこと。

音は自分の言葉でなく、田中団長の言葉と熱意で裕一のココロとやる気を動かそうとした…と、ちゃんと見える。こう言う編集なら、音が、ちょっと感情的だけど問題解決能力の優れた女性に見える。

音の里帰りは全削除! お陰で流れも最適化された!

その上、必然性をあまり感じなかった、音の瞬間移動での里帰りは、全部バッサリと削除。更に、「土曜日版」の再編集は良く出来ているから、清水と田中の話で心を動かされた裕一を、部屋の外で聞いて微笑む音のシーンも、と思う。

「音ちゃんは どうする?」で問題解決に乗り出した音が、「ほらね」と言わんばかりに嬉しそうなシーンに再編集された。やはり、こっちの編集が正解だと思う。

窪田正孝さんと三浦貴大さん素晴らしい演技を再び堪能!

そして、「今度は団長に来た。どうする?」のナレを噛ませて、人と人の繋がりを表現。このテンポ感の良さや、人の思いが繋がって裕一の作家性が動き出すというのがしっかりと表現された。また、田中団長と清水誠ニ(田邊和也)との感動のエピソードは出来るだけカットせずに放送された。

そして、なぜだが、「土曜日版」の方が、このシーンでの窪田正孝さんと三浦貴大さんの演技が美しく見えた。お二人とも素晴らしい演技だと思う。

「週5放送」分で、音が真のMVPに描いて欲しかった…

12分過ぎに、応援部員たちが裕一のもとを訪れて「紺碧の空」を歌って、裕一を胴上げするシーンに、こんなナレーションが被さった。

N「でも 何と言っても 今回の真のMVPは 音ちゃんでしょう!」

本放送では、「なぜ、実家に帰るの?」みたいな感じがなくもなかったが、この「土曜日版」の編集を見れば、確かに音が田中に檄を飛ばした一撃が “一発逆転のホームラーン” になったように見えるし、この編集ならば、若い夫婦の二人三脚にも十分に見える。やはり、まだ脚本と演出がガッツリと四つに組んでいないと言うことだ。

あとがき

“プリンス” こと久志(山﨑育三郎)のウインクはカットされていましたね。ちょっと見たかったなぁと。

でも、「もう少し見たかった」と思わせる編集は見事だと思います。やはり、「週5放送」と「土曜日版」は、似たようで別の作品として見た方が楽しめますね。そして、「土曜日版」を見た方が、1週間の流れや、描きたかったことが整理されているので、見て欲しいです。

さて、来週ですが、えらいことになりそうですね。あんなに、たくさんのエピソードを詰め込めるのでしょうか? でも、明るく楽しいエピソードが多そうなので楽しみです。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
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第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 
第8週『紺碧(ぺき)の空』
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連続テレビ小説『エール』第8週土曜版

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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