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連続テレビ小説「エール」 (第35回・2020/5/15) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第7週『夢の新婚生活』の 『第35回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


裕一(窪田正孝)の契約が小山田(志村けん)からの推薦で決まったことを知った裕一は、ある日サロンで偶然見かけた小山田に意を決して話しかけるが、あらためて自分がまだ曲を出せていない現実に直面する。早く結果を出さないと小山田の顔に泥をぬることになると、とりつかれたように仕事に没頭する裕一。一方、音(二階堂ふみ)は音楽学校の記念公演「椿姫」の主役選考会にチャレンジする…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回のアバンタイトルは木曜日までと、仕上がりが違う!

原案:林宏司氏 作:清水友佳子氏 演出: 橋爪紳一朗氏

あらら。今週は木曜日まで不必要なアバンタイトルばかりだったのに、この金曜日のアバンタイトルは、久々に「先が見たくなる」ように作られていた。そう、こう言う、ただの前回の振り返りとか、振り返る必要のない映像でなく、主題歌明けが楽しみになるようなアバンを付けて欲しいのだ。

どうやら、今回はアバンから木曜日までとは明らかに違う展開に期待が持てそうだ。

シルバー色のアイスクリームカップの1カット目の抑揚感!

主題歌明け、これ、本当に前回までの演出家が担当しているのだろうか…と思ってしまった。それ位に普通以上に演出が出来ている。

例えば、アバンで裕一(窪田正孝)が小山田(志村けん)と目が合って、主題歌明けに時代を感じさせるシルバー色のアイスクリームカップにアイススプーン、食べかけのバニラアイスにウエハースのアップ。アイスクリームカップに人物や背景が反射して映り込んでいて、映像だけでも、「志村けんさんが食べていたら楽しいな!」と思う。

志村けんさんがアイスを食べながらの演技を見られる幸福感

ここが、アイスのアップが無くて、全体の引きの画だったら普通。時計や他の客でも普通。でも、ここで登場人物に食べさせて、その食べる様子の手元のアップから始めたのは普通以上。だって、食べる演技はそもそも難しいし、食べながら話す演技はもっと難しい。

それを志村けんさんに演じてもらうのも、その難しい演技を見事に熟した志村けんさん。こう言うドラマの見方は正しくないかも知れないが、バニラアイスを食べる志村けんさんを見られるなんて、とても幸せな気分になった。

もちろん、脚本家と演出家がそこまで意図したかは不明だが、こう言うアイデアが出て来るうちは、まだまだ期待は出来ると思ったシーンだった。

久し振りに裕一の吃音が強調され、緊張感が増幅した

裕一が勇気を振り絞って小山田に声をかける時、久し振りに裕一の吃音を聞いた。そう、実は最近、裕一の吃音を強調する場面は無かった。この場面を強調するために暫く封印していたとすれば、これまた中々のアイデアだ。

それに、先日の夫婦喧嘩では場違いな手持ちカメラだったが、このシーンでの手持ちカメラは、ちゃんと心がバクバクしている裕一の心情を表現するのに最適。一体、金曜日はどうなっているんだ?

裕一を無言でじっと見つめる小山田のアップの説得力!

また、小山田に「1年間」も赤レーベルでレコードを出していないことを指摘されたことで、“裕一の作曲する姿” が見えた。それがこの場面。

裕一「さ… 採用には… 至らずで…」

先日の感想で作曲する姿は映像化しづらいと書いたが、この裕一の台詞と、裕一を無言でじっと見つめる小山田のアップで、裕一の作曲に奮闘して来た姿が見えたでないか! 最後に、小山田たちが店を出て行き、裕一一人が店に残るのを俯瞰の引きの画で処理したのも含めて、このシーンは本当に良く出来ていると思う。

今回は、シーンと劇伴が絶妙にシンクロしていて楽しい♪

小山田のシーンでの、ちょっと不穏な雰囲気を漂わせるオーケストラ・アランジの劇伴をそのまま使って、直結したのは歌の練習をする音(二階堂ふみ)。そこへ、裕一が帰宅して作曲を始める。無心にひたすらに寝ずに作曲を続ける裕一。

劇伴が後半に向かって、よりシリアスな曲調になるのに合わせて、作曲に苦悩する裕一、裕一を支える妻の音。ここで一旦、劇伴をピアノメインの荘厳な劇伴に変え、そこへ、音、廿日市(古田新太)と小山田の回想を声だけで使って、何かに憑りつかれたように仕事に没頭する裕一がドラマチックに描かれた。

ここは、本当に劇伴との相性の良いシーンだ。こんなシーンを見ると、予約注文したサントラ盤が聴きたくなってしょうがない… そして、ここも劇伴はそのまま引き継いで、廿日市が裕一の楽譜を評価するシーン。やはり、劇伴の使い方が今回は上手い。

喫茶バンブーの梶取夫婦の使い方にも変化があって良かった

場面は音が音楽学校の記念公演「椿姫」の主役選考会にチャレンジすると言うシーン。ここでは、まず、劇伴を一切使わないことで、音の心境を “音の靴の音” で描いた。こう言うのは、15分間の構成としてメリハリがつくし、裕一と音の描き分けにも、今後も大きく貢献すると思う。

因みに、いつもは梶取恵(仲里依紗)が喋り出すと不自然なミュージカル調になる「喫茶バンブー」のシーンもミュージカル調を封印して、苦戦する裕一の応援団として描かれた。このように梶取夫婦の言う使い分けが出来るのも良いことだ。

選考会での歌い出し…音の歌のカットのやり方が気になった

音が「椿姫」の主役選考会で、自分の番で歌うシーン。一言だけ歌い出してカットアウトしてしまったが、あれは「ミュージック ティーチャー」でやる編集で、この場面ではオーバーラップで選考結果にした方が、音に優しかったかなと。

やはり、まだ、「ダブル主人公」としての音の描き方に迷いがあるように感じてしまった。それは、裕一の描き方が良く出来ているから、比較してしまう。早く模索して音にもちゃんと見せ場を作ったら良いと思う。でないと、今週末の土曜日版での音のシーンがどうなるのか心配しかないから。

裕一と音の応援団である久志の好プレーの展開はお見事!

久志(山﨑育三郎)が音に「分かった。僕に任して」と言った13分からのシーンは、内容も映像も良かった。

前回の感想で、 完全に私の妄想として、もしも私が脚本家なら、裕一が流行歌を自分のアイデアで作曲出来ないのなら、誰かから裕一に流行歌でない作曲の依頼が飛び込んで来ると言う展開が自然で面白いと書いた。しかし、それが久志だとは思わなかった。この辺は、裕一と音が夫婦だからこその連係プレー。ここは上手いなって思う。

古山家の前の自転車屋の横の狭い路地の使い方も良かった!

しかも、今週なら、古山家の玄関先のセットに、応援団が集まって来るシーンから始めそうなのに、今回は古山家の前にある自転車屋の横の狭い路地を活用して、大男たちの群衆を強調した。路地を自転車の車輪越しに映したアングルも良かったし。そして、大男たちの群衆が早稲田大学応援部の連中だと分かって終了。

因みに、慶応義塾大学の応援歌「♪若き血」の作曲家は堀内敬三氏で、次週は史実に基づけば、早稲田大学第一応援歌「♪紺碧の空」の作曲秘話となるわけだ。いよいよ、裕一の楽曲が世に出る話になる予感。団長を演じる三浦貴大さんの “熱さ” が更に金曜日を盛り上げたし。今日の15分間は本当に良く出来ていたと思う。

あとがき

今週は、今日のエピソードを広げて、月曜日を小山田のアイスクリームのシーンで始めて、作曲と歌の練習で夫婦喧嘩して、倒れた裕一を看病する音で新婚生活を描いて、音は一次選考通過、裕一には明るい兆しが来る… そんな展開でも良かったかも知れませんね。

「暗雲の空」しかなかった今週の『エール』に明るい光が差し込んで来た感じがしました。やはり、裕一は「誰かのために作曲してこそ才能が開花する」と言うのを、来週はとことん描いてくれるのに期待をします。

読者の「タイざいしゃ」さんからのご紹介で、本作のドラマ・ガイドブックが面白いと伺ったので、読んでみようと思いましたが、Amazonも楽天市場でも書籍版は完売しており再販の予定は不明です。

そこで、kindle版で読んでみましたが面白かったです。ドラマで省略されている部分の解説などが充実しているので、本作をたのしんでいる方なら一読したら、より理解度が深まると思いますので、今回からサントラ盤と一緒に下の方に商品リンクを掲載します。

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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34

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