連続テレビ小説「エール」 (第34回・2020/5/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第7週『夢の新婚生活』の
『第34回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
音(二階堂ふみ)が音楽学校のプリンスこと佐藤久志(山崎育三郎)に、歌について相談をしているところに、裕一(窪田正孝)がやってきて、裕一と久志は思いがけず久々の再会をする。裕一がレコード会社の専属作曲家になっていると聞いた久志は、自分の目は正しかったと話す。曲が採用されない裕一に、「いつか必ず道は開ける」と久志は励ますが、その機会は訪れないまま、さらに半年が流れて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
月曜から続いている愚痴を中心に綴る感想を書き続けると…
原案:林宏司氏 作:清水友佳子氏 演出: 橋爪紳一朗氏
●前回の夫婦喧嘩は、あれで終わり?
●裕一は何もしていないようにしか描かれていないのに半年も時間経過なの?
●契約金が前払いのようなものあることをしっている音が、
喧嘩から仲直りした途端に蓄音機購入で無駄遣いしたってこと?
●お金で悩むより、作曲で、歌で悩む二人を見たいんだけど…
●全編がコント風で見ていて疲れちゃう…
とか、愚痴は幾らでも出て来る。また、今週の脚本家と演出家が「急ごしらえ」で「初担当」とは言え、先週までと比較して、明らかに雑過ぎるのも明らか。でも、今週、月曜から続いている愚痴を中心に綴る感想を書き続けると、本当に精神的に病んで来そうだから、今回の愚痴はここまでにする。
歌唱シーンは別にして、作曲するシーンは作るのが難しい…
作曲家と声楽家を目指す若者たちであり夫婦を描く朝ドラなのに、15分間に一度も作曲も歌の練習のカットもないのは単純に残念だ。しかし、現実的に考えると、歌の練習のシーンを撮影するのは、まあ簡単とは言い難いが俳優が歌う姿を撮影すれば出来てしまう。
しかし、裕一(窪田正孝)のようにピアノなどの楽器を使わずに作曲するタイプの作曲が作曲しているシーンとなると、五線譜に音符を書いている映像しか撮影出来ない。この現実は意外と本作のネックになっている可能性がある。
だから、作曲家と声楽家を目指す若者たちであり夫婦を描く朝ドラなのに、15分間に一度も作曲風景がないのは、ちょっぴり頷ける。
裕一と音の新婚生活では、正直 "3つしか" 描けないのだ!
また、今週は、あまり作曲風景も歌唱風景も描かないで話を進めている。特に、ネガティブ思考で消極的な裕一と、ポジティブ思考で問題解決能力の高い音(二階堂ふみ)の新婚生活を描こうとすると、何が出来るか考えてみた。すると、以下の3つしかないのだ。
●単純なことでの夫婦喧嘩
●単純な原因の夫婦喧嘩だから、簡単に仲直りしちゃう
●裕一の危機を、音が救う
そう、単純に今週は、これら3つを描いただけなのだ。
描ける事の少ない新婚生活に、"2つの工夫" が施された"
ただ、2つの工夫が施された。1つは…
●裕一の幼馴染である「プリンス」こと佐藤久志を再登場させたこと
久志の登場で、裕一の才能と、音の音楽学校が繋がった。これは意外と重要なこと。だって、本作は「作曲家と声楽家を目指す若者たちであり夫婦を描く朝ドラ」だから。そして、先週まではたくさん登場した「裕一の応援団」だが、今週になってピタリと居なくなった。そこへ、久志は「裕一と音の二人の応援団」として再登場した。
これは、演者が山崎育三郎さんであることから、歌唱シーンにも注目出来るし、物語の新たなけん引役になる可能性があるから、今週は無理として、脚本家と演出家が交代する週から、期待しようと思う。
もう1つの工夫は…
●日本作曲界の重鎮・小山田耕三の存在を強調した
結局、この4日間で1年間の時間経過をして、裕一は1曲も採用されていない。いくら、音が「私には あなたの音楽家としての価値を守る義務があるの」と言っても、不採用続きでは “裕一の音楽かとしての才能” が分かり難い。
しかし、今回で、小山田(志村けん)が才能を認めた裕一と言うのが強調されたことで、裕一の音楽家としての価値がハッキリと見えた。NHKの発表では、「小山田は今後もナレーションや台詞で登場させる」と表明しているから、小山田を活かして裕一の才能を描くと言う手法は上手く使えば面白くなると思う。
ここからは完全に私の妄想。もしも私が脚本家なら次週は…
ここからは、完全に私の妄想だ。もしも私が脚本家なら、裕一が流行歌を自分のアイデアで作曲出来ないのなら、小山田の紹介が最も筋が通っており理想的だが、木枯(野田洋次郎)でも廿日市(古田新太)でも良い、誰かから裕一に作曲の依頼が飛び込んで来る…って展開にすると思う。
だって、裕一は幼少期から “詩やモノに刺激を受けて作曲する” と言う作曲スタイルですから、依頼を請けて頑張るのが自然な展開かなと。まだ、背後に『あまちゃん』を創り出した演出家・吉田照幸が暗躍? しているなら、この路線に進むと思いたい…
あとがき
納得出来ない部分や、愚痴を言いたくなる部分の方が多いのは、本文で書いた通りです。ただ、今週は、急ごしらえの脚本家と演出家だから「作曲家と声楽家を目指す若者たちであり夫婦を描く朝ドラ」の中の「新婚生活あるある」的な軽いエピソードで繋いだ…と好意的に解釈すると、次週からは、ちょっとアクセルを踏み込むかなぁと期待しています。
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【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 土
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 土
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 土
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 土
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 土
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 土
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33
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