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連続テレビ小説「エール」 (第32回・2020/5/12) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第7週『夢の新婚生活』の 『第32回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


契約から半年。裕一(窪田正孝)の曲は、作っても作っても採用されず、「契約金は印税の前払い金で、曲が売れないと全額返さなければならない」という話を同期の木枯(野田洋次郎)から聞いた裕一は浮かない顔。一方、音楽学校で学生生活をスタートさせた音(二階堂ふみ)は、夢に向かってはりきっていた。ある日、オペラ実習の授業中、教室の後方から上級生のプリンス(山崎育三郎)が声をかけてくる…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバンで「お金」を強調する必要性ってあるのかな?

前回の感想で… 結局、裕一が歌謡曲の作曲に苦戦している映像はそれなりに多用されていたが、印象が強いのは、音の「八丁味噌」と、裕一の「お金」になってしまった…と書いた。そして、今回のアバンでまた「お金」を強調した演出家。

これまで、相当好意的に見て来たから言わせてもらうが。確かに、上記のYahoo!テレビのあらすじにあるように「契約から半年。裕一(窪田正孝)の曲は、作っても作っても採用されず、『契約金は印税の前払い金で、曲が売れないと全額返さなければならない』という話を同期の木枯(野田洋次郎)から聞いた裕一は浮かない顔」なのは分かるが、そこをあらためて強調する必要ってあるだろうか。

前回のラストで、「一方、音楽学校で学生生活をスタートさせた音(二階堂ふみ)」が描かれたのだから、そこから今回のアバンタイトルを繋げるか、それこそ、新婚生活風景の一頁として「八丁味噌か? 白味噌か?」で夫婦喧嘩コントでもやった方が、話が前進している分だけ良いと思うのだが。どうも、今週の脚本家と演出家に交代してから、しっくり来ない…

音が契約書を読んで裕一を落ち着かせる所だけは良かった!

主題歌明けも、何となくダラダラ続いたが、4分過ぎに、音が借家の契約を読んで、おどおどする裕一を落ち着かせる場面があった。ああ言う、音の幼少期に繋がるエピソードがあると少しホッとする。

音パートが "ほぼミュージカル調" なのが違和感あり過ぎ!

契約書のくだり以降は、な~んの感想も浮かばないまま、13分過ぎの音と夏目千鶴子(小南満祐子)のランチのシーンで、もやもやの原因が分かった。

これ、15分間の多くの尺が、ほぼ1分程度の短いシーンの繋ぎ合わせで出来ており、それらの殆どの脚本に於ける「登場人物の登場の仕方や関係性などの設定」と「音と音の関係者たちの門切り口調の台詞の多用」、演出と演技指導が “ミュージカル調” になっていることに気付いた。

特に、音パート(裕一が居なくて、音が関わるシーン)の台詞の抑揚の付け方とか、ちょっとした仕草などが、やり過ぎなくらいに “ミュージカル調” なのだ。そこへ、更に “コミカル” な部分を盛り込むから、真面目に見ようとすればするほど、先週までの作風との違いに違和感を覚えてしまう。う~ん…

先週までは大きな現実味が描かれたのに今週は身近な現実…

前回は「新章」の始まりだし、「新婚生活」の始まりでもあったから様子見しようと思ったが、今日の15分間を見る限り、別のドラマを見ているような気持ちになってしまった。もちろん、先週までと同じ登場人物は一部のレコード会社関係者以外は裕一と音しかいないので、別のドラマに見えるのは一定は認めるが

なんか一気に現実味が無くなったような感じ。だって、先週までは、兄弟の確執だ、家業だ、跡取りだ、養子縁組だ、留学だ、世界的な不景気だ…と、なんやかんやと劇中に “大きな現実味” を取り入れて来たから、裕一と音の無限の才能と大きな未来に向かう姿が描けたし、全体のバランスが釣り合っていた。

しかし今週になったら、家を借りた、味噌汁の味、契約金、曲が採用されない、歌の上手い先輩がいる、作曲家仲間がいる…と “身近な現実” しか描いていない。だから、大きな未来が見えづらい…

まあ、まだまだ「新章」の設定の説明だから…と思えなくもないが、この延長線上に第1回があるように見えないし、裕一のモデルとされる昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而さんに繋がって行くのか、正直不安になってしまった。前作は、まだ最初の2か月は満足度が高かったのに、今作は1か月ちょっとで? この先、どうなるんだろう…

あとがき

「山﨑育三郎さんと小南満祐子さんの歌が聴けて満足!」と言う視聴者は別にして。

とにかく、先日のクレジットでは「謎の男」、今日のクレジットでは「プリンス」となっていた山﨑育三郎さんの役名が明らかになるまで、待つしかないですね。だって、あの「プリンス」のおしゃれや立ち居振る舞いは、裕一の幼少期に登場した “あの親が議員で裕福な男の子” なんですよ、きっと。

だったら、一気に話が好転するはずです。それが明日なのか明後日なのか? とにかく、脚本は話が動き出せば何とかなると思います。あとは、ちょこちょこと入るミュージカル調とコント風の演出が薄まれば、また、ノリノリで感想を書けると思います…

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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31

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内容裕一(窪田正孝)木枯(野田洋次郎)は作曲に苦戦し、半年経っていた。そんなとき木枯から、契約金が印税の前払いだと知らされた裕一は。。。一方、音楽学校での生活が始まった音(二階堂ふみ)そこで、夏目千鶴子(小南満佑子)らと出会う。敬称略作、清水友佳子さん原案は、林宏司さんなんだろうなぁ。。。。やはり、先週までと、全く別のドラマに見えるよ(苦笑)

【エール】第32回(第7週 火曜日) 感想

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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