今だから、新作ドラマ作ってみました「さよならMyWay!!!」 (第2夜・2020/5/5) 感想

NHK総合・『今だから、新作ドラマ作ってみました』(公式)
第2夜『よならMyWay!!!』の感想。
宍戸道男(小日向文世)は40年連れ添った妻・舞子(竹下景子)を脳卒中で失ったばかり。それでも悲しみに耐えながら、自ら営む保険代理店の仕事を今日も真面目に誠実にこなしていた。その時、業務用のパソコンに一件のビデオ電話がかかってくる。画面の向こうにいるのは…。なんと死んだはずの舞子だった!そして、さらに驚がくの展開が。画面越しに舞子が突き付けてきたのは離婚届!いったい妻は何のために幽霊となって道男の前に現れたのか…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:矢島弘一(過去作/コウノドリ2、健康で文化的な最低限度の生活) 第1夜
池谷雅夫(過去作/ナイトヒーローNAOTO、大江戸ロボコン) 第2夜
森下佳子(過去作/義母と娘のブルース、ごちそうさん、天皇の料理番) 第3夜
演出:渡辺一貴(過去作/龍馬伝、まれ、おんな城主 直虎) 第1,2夜
不明(過去作/不明) 第3夜
音楽(第3夜):宮崎誠(過去作/クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!)
21分頃の急展開の巧さと、成功した繰り返しでの"尺合わせ"
21分頃の大どんでん返しが来るまでは、「なんで意味不明に3回も繰り返すの?」と見ていたのだが、あの急展開を見て、至極納得。
まず、前回では、正直、放送尺の30分に対しての “尺合わせ” が強引な感じだったが、繰り返すことで上手く “尺合わせ” に成功した上に、急展開に対してストンと気持ちよく落としてくれた納得感も加わった。この「起承転結」の「転」の時間的な位置、使い方などの脚本は第2話に軍配が上がる。
ファンタジーに「離婚届」を持ち込んで"夫婦のリアル"を描いた感動作
また、第1話は「若い結婚直前のカップルのリアルな現実」を描いたのに対して、第2話は「40年間連れ添った夫婦がパートナーを失って初めて本音を言い合うファンタジー」に仕上がっていた。
ファンタジーなのに「1枚の離婚届」と言う現実的な要素を物語の中心に据えて、画面越しのキスを通して、舞子(竹下景子)の「終わりよければ全てよし」を物語としても、舞子と道男(小日向文世)の夫婦生活にしても、きっちりと感動的に描いたと思う。
離れている今だから、改めて感じるありふれた日常の幸福感
また、「テレワークでドラマ制作」と言う企画に於いて、多くの人たちが感じている “離れている今だからこそ、改めて感じるありふれた日常の幸福感” を…
生きている人と、亡くなって成仏するまでの人に当てはめて、会話の大切さや、相手を思いやる気持ちの尊さや、どんなに分かり合っているつもりでも分かっていない部分があると言う真実を、楽しく、切なく、そしてラストは感動的に描いてくれた。
あとがき
あらすじを読んでしまうと、「どちらかが…」と予測は出来ますが、それでも、上手く30分間を使ったと思います。更に、「30分間」でも、十分に描けるものがあることを再認識させてくれました。また、個人的には、Sid Viciousの『My Way』が使われたのは嬉しかったです。ついでに、小日向文世さんの『My Way』も聴きたかったです。最終話の第3話も楽しみです。
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【これまでの感想】
第1話
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