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連続テレビ小説「エール」 (第21回・2020/4/27) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第5週『愛の狂騒曲』の 『第21回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


裕一(窪田正孝)のイギリスへの留学が決まってから音(二階堂ふみ)からの返事が来なくなり、裕一は、気をもんでいた。裕一は、いてもたってもいられず音に会うために豊橋に向かった。そして、音の家を訪れた裕一は、これまで手紙のやりとりだけだった音と初めて顔を合わせる。とまどう音だったが、裕一はしばらく関内家においてほしいと光子(薬師丸ひろ子)にお願いする。一方、裕一がいなくなった福島では…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まず、第5週の脚本家等のスタッフ構成の交通整理を…

感想を書く前に、この第5週のスタッフ構成の交通整理を。原作は、本当は第1~3週の脚本を担当したけど「原作」とされている林宏司氏のまま。脚本は第4週に続いて吉田照幸氏。演出は、第1~3週担当の吉田照幸氏。

そして、今週から「脚本協力」と言う肩書きで、三谷昌登氏。三谷氏は、連続テレビ小説『あさが来た』で主に「京ことば指導」を、『スカーレット』では第21週 特別編「スペシャル・サニーデイ」の脚本と第22週の脚本協力、『西郷どん』でも脚本協力をしている。まあ、簡単に言えば複雑な人間関係で作られていると言うことだ。

アバンでの "時間帯を表現する照明や映像" に違和感が…

そして、映像だが、今週分は脚本と演出の両方を担当しているから吉田照幸氏が忙しいのか、アバンタイトルから照明に違和感が。

違和感を覚えるのは私だけかもしれないが、冒頭の音(二階堂ふみ)の食事のシーンは、窓の外は「ほぼ朝」なのに、室内は「夕暮れ前の午後」って感じ。でも、食事の内容が「鰺フライ」であることから「朝食」とは考えづらい。だとすると、関内家の夕食は日が高いうちに食べるの? ってことになる。

そして、裕一(窪田正孝)が関内家を訪れるシーンは、全体に夕景っぽく見えるようなフィルターをかけて放送されている。どうして、こうなっちゃったのだろう。食事のシーンの窓の外を夕日っぽくするだけで良かったのに。

と言うか、「アポも取らず突然来た」のを強調するなら、朝早い「朝食時」か、夜遅い「夕食時」の方が良かったような気がした。この辺も複雑な人間関係の弊害が出ているのかも知れない。

もっとコミカルに2人の本格的な初の顔合わせを描くかと…

ただ、主題歌明けに本編が始まると、意外な感じ。と言うのも、ここ数週間の裕一と音の描き方を見ていたから、もっとコミカルにドラマ上での本格的な「裕一と音との初の顔合わせ」を描くと思っていたから、アバンでの “あれ” だけで終わったのが意外に想えたのだ。

必死に"第1回の2人"へ軌道修正しようと見えた裕一の台詞

そして、に第1回で描かれた「晩年の裕一と音」に軌道修正しようと必死なのが見えたのが、次の裕一の台詞だ。

裕一「お… 音さんに会ってから
   とめどなく あふれてきます。
   手紙にも書きましたが
   あなたは… 僕の音楽のミューズ。
   あっ… 女神様です。
   どうか… ひとときだけでもいいので
   一緒にいさせて下さい」

と、畳に頭をつけて願う。これまでの音なら裕一が書いた楽譜を読んで、キャーキャー騒ぐか、涙ぐむとか、感情を表していたのに、今回の音は、そっとノートを閉じて、畳の上に置いて返しただけ。その後に「明日 豊橋をご案内します」と戻っては来て、嬉しそうな顔を見せるだけ。

でも、この何気に音が裕一を先導していく姿は、第1回での東京オリンピック開会式であまりの緊張にトイレに逃げ込んだ裕一をトイレから引っ張り出して会場に連れ出した夫婦に重なった。上手く軌道修正出来ているような気がした。

2人のキャラの描き分けに成功したのが、このやり取り↓

その後の、他人の家でも堂々と寝坊をする裕一と、やっと起きて来た裕一を近所の案内に連れ出すシーンで、2人の目の前を馬に乗った軍人に出会った時の、この音と裕一のやり取りが、きちんと2人のキャラクターの描き分けに成功していると思った。

 音「うちで作った馬具って 全部 軍用のもんなの。
   仕事手伝っとる時に ふと思っちゃうんだ。
   これ 人を殺めるために 使われるんだって。
   まあ それで生活しとるから
   偉そうなことは言えんけど」
裕一「軍人さんの命 守ってんのも馬具ですよ。
   すばらしい馬具なら 馬にも負担かけないし」
音「ありがとう」
裕一「何がですが?」

「人を殺めるために…」と、ちょっと暗い雰囲気になるから、その後の「それで生活しとるから」から雰囲気を変えるためにピアノソロの静かな劇伴をつけて雰囲気を変えて、上↑のやり取りの直後に、祐一が城壁に気付いてコミカルに。この辺の山の高低差は小さいが、程良いメリハリの付け方は上手いと思う。

観光案内での台詞とナレーションの使い分けの演出は秀逸!

そして、やっと城壁の観光案内を説明するシーンになって、ナレーションが被さって来た。「安隆スペシャル」も懐かしいし、あの海へ。この辺りの台詞とナレーションの使い分けは絶妙なバランス。お互いを邪魔せず、回想シーンに頼らずに短いナレーションで今の2人を画面に出し続けると言う作戦は実に周到と言っていいと思う。

あとは、未来、第1回の夫婦に向かって描くだけ…の濃厚さ

また、海辺で、祐一が天国の音の父に元気かどうか大声で問う場面も、「元気だって」と音に返す場面も、それを受ける音も良かった。今回の15分、とても良く出来ていたと思う。

もちろん、細かな点で気にならないところがない訳ではないが、全体的には15分間で、本格的な「裕一と音との初の顔合わせ」から、2人が互いの存在がなんであるかを意識した感じや、進む方向が分かったような感じまで描ければ、あとは、未来、第1回の夫婦に向かって描くだけ…と言える。これ、意外と良い方向に軌道修正して進むかも…

あとがき

先々週、先週とコミカルな、と言うよりコント風のやり取りが多い印象がありました。でも、演出、脚本、脚本協力によって、ちゃんと本作が進むべき方向性に対して交通整理が上手くいくような気がした第21回でした。

この感じだと速攻に結婚しちゃっても良いようにも思います。でも、流石に紆余曲折を描くでしょうし、金曜日には志村けんさんが出演されます。目が離せない1週間になりそうですね。

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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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