連続テレビ小説「エール」 (第4週/土曜日版・2020/4/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第4週『君はるか』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
将来の目標が見えない日々を送っている裕一(窪田正孝)。ある日、鉄男(中村蒼)が訪ねてきて「国際作曲コンクール」の話をする。一方、豊橋の関内家では音(二階堂ふみ)が幼少の頃に出会った双浦環(柴咲コウ)のような歌手になることを夢見て、御手洗清太郎先生(古川雄大)から声楽のレッスンを受けていた。音の姉の吟(松井玲奈)は、お見合いを重ね、妹の梅(森 七菜)は作家を目指していた。そんな関内家にある知らせが届くが…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
支店長の「1年だな」の直後の風鈴の1カットが良かった
ホント、編集が上手いなぁと思う。例えば、川俣銀行支店長の落合(相島一之)が「1年だな」と言った直後の風鈴のカット。本放送の時は全く気付かなかったが、あの風鈴の1カットで、本放送では1年も経過したように見えなったのが見えて来るのだから。
鉄男は"裕一を救うきっかけを作る人"と役割を明瞭にした!
また、本編では唐突に登場した鉄男(中村蒼)だが、土曜日版では「友を救うきっかけを作ったのは やはり この人」と、劇中での主人公に対する鉄男の “役割” を見事にナビゲート。
「やはり この人」としたのが上手い。先日の感想に書いたように、本作には主人公・裕一(窪田正孝)の応援団が多い。その中でも、しっかりと鉄男には役割があると言うのを示したのは良いこと。これが頭の隅っこにあることで、来週から「鉄男は裕一を救うきっかけを作る人」として見ることが出来る…と言うわけだ。
御手洗先生からお見合い、お月見まではメリハリがあって…
音(二階堂ふみ)の “ミュージック・ティーチャー” こと御手洗(古川雄大)の初登場シーンは多めに残して、明るめの劇伴を見合いのシーンの途中まで引っ張って、これまた濃厚なキャラ・夏彦(坂口涼太郎)が登場。
音が怒って、祐一は作曲に苦しんで…までは、コミカルな部分を強調して、お月見のシーンからトーンを下げて、メリハリ付けてドラマチックに。
藤堂には"裕一が頼れるひと"との役割を与え。鉄男と差別化!
そして、本放送の時の感想にも書いた、唐突に登場する藤堂先生(森山直太朗)に何らかの “役割” を与えないと、客寄せにしか見えない…と言う件にも、土曜日版のナビゲーターは「養子か留学か 裕一が こんな時に頼れるのは あの人だけ」と、きっちり “役割” を与えた。
これで、鉄男は「裕一 “を” 救うきっかけを作る人」で、藤堂は「裕一 “が” 頼れる人」と、明確に差別化出来る。なんか、この部分に関しては、土曜日版の方がクオリティーが高いような…
八重の"入れ知恵"への解釈も明瞭になった
また、八重(三田和代)の “入れ知恵” と言うのが本放送では不明瞭だったのに、ナビゲーターは「留学は絶対に失敗するから許可しようと決めちゃいました」と、悪意とは言わないが、正に裕一を本気で養子にさせようと企んだ “入れ知恵” と言う「多くの場合、悪いことに言う」のもハッキリとさせた。
土曜日版は2人のキャラの違いが強調され別作品を見ている気分
土曜日版って、本放送時のあった微妙な演出の上手さや、台詞の言い回しの良さなどは、正直省略されてしまっている。しかし、編集とナビゲーターの誘導と解説が巧みに出来ているから、本放送よりも裕一と音のキャラクターの違いが、より明瞭になっているし、展開の不自然さがかなり払拭されている。
バナナマン日村勇紀さんのナレーションに好みはあると思うが、本放送とは別のドラマを見ているような雰囲気を味わえる。これはこれで面白い試みだと思う。
あとがき
来週、志村けんさんが出演されますね。収録済みのシーンはそのまま放送して、未収録分は代役を立てずに、「ナレーションで登場させる形」に脚本を変更することが検討されているそうです。志村けんさんのお元気な姿、見たいですが、複雑な気持ちです…
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