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連続テレビ小説「エール」 (第20回・2020/4/24) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第4週『君はるか』の 『第20回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


祖父の源蔵(森山周一郎)が亡くなり、裕一(窪田正孝)を銀行の跡取りにするために、もしもの事を考えて養子縁組を急いでいる茂兵衛(風間杜夫)だったが、母・八重(三田和代)からの入れ知恵で、一転して裕一の挑戦を認めるという申し出をする。裕一は音(二階堂ふみ)にせっせと手紙を書いて送るが、妹の梅(森七菜)や御手洗先生(古川雄大)に、自分と世界に旅立つ裕一は大きな差があるという現実を指摘された音は…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

留学決定の本当の理由はアバンでも「お預け作戦」遂行中

なるほど。前回のラストシーンと同じ映像からの今回のアバンタイトルだが、茂兵衛(風間杜夫)が茂兵衛(風間杜夫)の留学に “5年間の猶予” を与えるところまで描いて、理由は描かずにそのまま主題歌へ。一番、知りたいのは茂兵衛が「どうして心変わりをしたか?」なのに、そこはお預けって作戦。

「お預け作戦」には前回のラストと今回のアバンに巧みな仕掛けが!

で、前回の感想で、何らかのどんでん返しを出来る登場人物は、まさ(菊池桃子)と茂兵衛の母・八重(三田和代)しかいないと勝手に想像したのだが、この「お預け作戦」には、巧みな演出、編集が隠れていた。

前回のラストでは、川俣の音の家のシーンの直後に、「喜多一」の暖簾のカットに三郎(唐沢寿明)の「ええ~っ!?」と言う絶叫が被さって、そのあとに三郎の驚いた表情のアップで終わっていた。しかし今回のアバンでは、前回の「ええ~っ!?」の直前が描かれ、そこから始まった。録画があれば是非とも比較し欲しい。

まさが何処かから聞いた情報を三郎(唐沢寿明)に耳打ちしている場面が追加されたのだ。更に、三郎の絶叫のあとに、茂兵衛が三郎に愛機に来たシーンが直結して、茂兵衛は何となく本意ではなく “言わされている感” を出して、“5年間の猶予” を与えると言っている。

この辺の、「次回を見たくなる」工夫が前回のラストと今回のアバンにあったってこと。別に気付く必要はないが、気付けばもっとドラマが楽しくなる…と言うわけだ。

裕一が"真っ先に相談するのは鉄男"と決めた方が良いと思う

いよいよ主題歌明けでタネ明かし…となると思いきや、まだ引っ張る。夜の居酒屋で裕一(窪田正孝)が5年間の留学を認められたのを鉄男(中村蒼)に報告して、喜びの酒を酌み交わすシーンだ。先日も書いた通り、やはり、裕一が最初に相談や報告すべきは鉄男が良いと思う。

本作って、意外と裕一の周囲の登場人物、それも裕一の応援団が多いから、「まずは鉄男」とした方が良いような気がする。

まあ、前回のように、唐突に藤堂先生(森山直太朗)を登場させて、裕一が相談して世間に秘密が伝搬して行く…と言う面白さもあるが、ここはもっと「親友・幼馴染・応援団」である鉄男と、同僚や過去からの「応援団」は分けた方が、メリハリがついて良いような気がするのだが。

居酒屋シーンに登場した「イカニンジン」は、福島県の郷土料理だった!

ところで、この居酒屋のシーンで、店主が裕一たちに「イカニンジン」と言う料理を出すシーンがあった。私は勉強不足で「イカニンジン」なる料理を食べたことがなかった。そこで調べてみると『サッポロビールの乾杯をもっとおいしく』のページにこうあった。

福島県の郷土料理で、とくに年末年始に食べられることが多いといういかにんじん。漬け込むことでするめいかのうまみが出て、昆布やかつおのだしとも違った、風味のある味わいと歯ごたえがあとをひきます。酒のつまみはもちろん、ご飯のお供にもぴったりです。

裕一は福島に思いをはせて郷土料理を注文したってことだ。何の解説もなかったが、なかなか良いアイデアだと思う。それに、「ビールに合う」と言うことだから、今度作ってみようと思う。

悪役登場も楽しいし、裕一が運を集める魅力も良いと思う…

2分過ぎ、やっと八重が登場。前述の通り、基本的に裕一の周囲には応援団が多い。しかし、先日に登場した志津(堀田真由)のような幼馴染なのに悪役や、ハーモニカ倶楽部の会長で最初は悪役化と思いきや力強い応援団だった館林(川口覚)など、ちょこちょこと悪役が登場する。

そして、正に裕一が留学できるようになった理由が、「八重の入れ知恵」と言うオチ。なるほど! これは理由として頷ける。でも、考え方を変えれば、悪役の入れ知恵さえも、自分の人生の力に変えてしまうパワーのようなものが裕一に備わっているとも受け取れる。

貪欲にガツガツするわけでは無いが、自然と応援団によって “運” が裕一に集まって来るみたいなのは、主人公の魅力の一つとして、なかなか良いと思う。音(二階堂ふみ)との対比としても…

豊橋と川俣の移動、手紙のやり取りでの2人の表現は上手い!

八重と茂兵衛のシーンのあとに、一瞬だけ短いシーン(カット)だが居酒屋で留学決定を満喫して酒を飲む祐一がインサートされていた。そして、そこへ裕一のモノローグが被さり始めて、映像は裕一が手紙を認めるシーン、音が手紙を読むシーンと、3つのシーンを手紙の内容が跨ぐ。

このあたりの、豊橋と川俣の場所の移動のやり方や、手紙のやり取りで裕一と音の “思い” や “キャラの違い” の表現は上手いと思う。

小道具で、裕一と音の心情描写をするのはドラマとして正解

裕一と音の “キャラの違い” の魅せ方として、上手いと思うのは。例えば、裕一はペンと五線譜くらいしか道具を使って表現しない。だから、今回の居酒屋での日本酒のお猪口なんてのが新鮮に映る。

一方の音は、今回で言えば、馬具を作る道具と砥石を使って、静かに研ぐ行為で冷静さを、お琴を弾く行為、音が乱れることで心の乱れを描いた。こう言う映像的な描写(ナレーションで補強するのでない)が増えると、ドラマとしてもっと面白くなると思う。

「文通が終わった」のを程良いコミカルな切り替えで描いた

さあ、7分過ぎから「川俣銀行カルテット」のコント風が始まった。私は、このコント風は好きだが、世間の評判はあまりよろしくないようだ。まあ、背間の評価はどうでも良くて、とにかく、意外と短い尺で「文通が終わった」ことによる、裕一と音の心情の変化を描くには、程良いコミカルな切り替えだったと思う。

光子が、音宛ての手紙を音の許可なく開封して読んだのは…

さて、明らかに封筒の表に書いてあった宛先が「関内 音 様」となっていたのに、いくら母親で娘を心配しているからと言って、音に許可も取らずに封を切って中身を読んでしまうのはどうかと思うが。まあ、今の時代なら有り得ないが、まあこの当時はそんなこともあったかも知れない…と、好意的に解釈しておこう。

そして、差出人が「古山裕子」だけで、住所も書かれていなかったから、光子(薬師丸ひろ子)が “何かを察知して” と解釈しても良いと思う。と言うか、そう解釈した。

いつか、「浩二の怒りの根っこ」を描いてくれると信じたい!

前回の感想で、 三郎とまさの裕一と浩二(佐久本宝)、二人の息子への思い、思い入れの若干の違いが出てしまっているのが気になると書いた。そして、11分頃に「浩二の怒り」だけは描かれた。これは良いこと。

でも、やっぱり本来描くべきは「浩二の怒りの根っこ」であり、それは恐らく劇中の時代なりの、長男と次男では親の期待値が違うことによる、それなり “差別” を受けたことだと想像している。「浩二の怒り」に苦悩する三郎を描くだけでは不足だ。

今となっては、映像で幼少期の差別を描くのは難しいだろうから、ナレーションで補強したら良いと思う。そして、いつかそれが成されるのを期待したい。

藤堂先生の出番の作り方に、もっともっと工夫がほしい…

で、やはり唐突に12分過ぎに藤堂先生が登場した。まあ、森山直太朗さんを画面に出したいと言う大人の事情もあるだろう。ただ、流石に昌子(堀内敬子)の見合い相手として裕一が藤堂先生を推すのは、ちとやり過ぎのような。

だって、あの見合いのシーンって、銀行支店長の落合(相島一之)が裕一に音からの手紙を渡すだけだから、そんなの銀行内で十分に出来る。ここ、せめて裕一が藤堂先生に留学が決まった「報告会」の設定にして、そこへドタバタコント風に「川俣銀行カルテット」が押し寄せて来る方が、藤堂の必然性も出るし。

でもね、ここを「報告会」にしちゃうと、先日の「入選」を真っ先に報告したのが藤堂なのに、「留学決定」の報告は一番先じゃないの? と言う違和感、ご都合主義が漂っちゃう。だから、前述の通りに、祐一が最初に報告するのは鉄男を決めるだけで矛盾が生じないってことなのだ。

手紙を読む裕一から涙を零して手紙を書く音への流れは秀逸

ただ、川俣のレストランから豊橋の音の実家へのシーンの繋ぎの滑らかさは褒めるべき。

最初は、レストランで裕一が手紙を読みカットに、音の手紙の朗読のモノローグだけが先行して、音の実家のシーンに切り替わる “ほんの僅か” だけ劇伴を食って(シーンの切り替えのタイミングに合わせるのでなく、劇伴が先行する…の意味)流れることで…

本来は、場所が違うだけでなく、時間軸も違っていること(手紙を読んでいる裕一と、手紙を書いている音)をスムーズに繋げた。涙を零しながら手紙を綴る音の心情描写はお見事と言いたい。

あとがき

「文通」だけで、ここまで音に依存する裕一の個性的な部分や、やるとなったらやると言う情熱的なモノを、終盤で描いて、きちんと次回、いや次週に上手く繋げたと思います。やはり、走り出した裕一のアップの直後に予告編が見たかったです。

さて、今週も時間軸も場所も行ったり来たりの濃縮された「週5放送」を、土曜日版がどのようにまとめるのかも気になります。

また、前回の感想に、この感想の投稿時点で Web拍手を「70回」も頂きました。非公開コメントも頂戴しております。本当にありがとうございます。

この『エール」ですが、楽曲に喩えれば、今はまだイントロダクション(音楽などで、初めに演奏される短い序奏部)の4小節くらいではないでしょうか? 最初の第1小節目は奇抜に始まりましたが、まだ4小節では曲のイメージが湧かないのは当然だと思います。

少なくともイントロの途中で脚本家が交代していますから、8小節くらい、またはAメロのあたま位までは聴かないと。と言う訳で、新型コロナの影響で今後の放送がどうなるか分かりませんが、まだまだ5月いっぱいは見守り期間だと思います。一緒に本作のキャストやスタッフにエールを送りましょう。

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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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