連続テレビ小説「エール」 (第18回・2020/4/22) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第4週『君はるか』の
『第18回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
豊橋の音(二階堂ふみ)は、声楽の先生・御手洗清太郎(古川雄大)から、のちに自分の人生を変えることになる新聞に掲載されたビッグニュースを教えてもらって感激する。さかのぼること1か月前、裕一(窪田正孝)のもとに海外から手紙が届く。そんな折、裕一の祖父の源蔵(森山周一郎)が急死する。裕一が一人前になったら権藤家に養子に入る約束だったが、茂兵衛(風間杜夫)はもしものことを考えて、養子縁組を急ごうとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
進路を藤堂先生に最初に相談するのは間違っていないが…
第1話の6分過ぎに、中高年になった鉄男(中村蒼)が「藤堂家之墓」を墓参りしているシーンがあったし、 裕一の小学生時代の担任であり、音楽的才能をいち早く見抜いた人間だから、裕一(窪田正孝)が留学、進路について藤堂先生(森山直太朗)に相談するのは間違っているとは思わない。
藤堂では描写不足! 本来は父に最初に相談すべき
しかしだ。ハーモニカ倶楽部の時もそうだったが、藤堂先生があまりにも唐突に登場し過ぎやしないかって。普通に考えれば、最初に、このビッグチャンスを持って来た鉄男(中村蒼)に相談して、その鉄男が「父親の三郎(唐沢寿明)に聞くべき!」とアドバイスするのが順当なのではないだろうか?
だって、祐一は実家の家業を立て直すために養子になったのだから、英国留学したら資金援助がどうなるかなんて、藤堂先生には分かるはずもないのだから。くれぐれも内密だから藤堂先生に相談した…と、好意的に解釈しておこう。出来れば、もっと裕一と藤堂先生が密に連絡を取り合っているような映像なり、そう、ナレーションを入れるべきだと思う。
藤堂から一気に音へ秘密が伝搬して行く展開は面白かった!
ただ、藤堂先生が秘密を隠せずに、祐一の入選を鉄男に喋ってしまい、それが新聞記事になって、音(二階堂ふみ)の歌の先生・御手洗(古川雄大)から音に伝播していく展開は面白かった。
運命は信じられないような"連鎖"である日突然やって来る…
更に、ここで音の小学生時代の学芸会での演劇『竹取物語』と、祐一のオリジナル曲のタイトルが偶然も同じと言う展開については、第16回(4/20)の感想にも書いたが、僅か1分足らずの放送尺で、情報が「藤堂 → 鉄男 → 御手洗 → 音 」と進んでしまうのは「早過ぎる!」、「ご都合主義!」と言う視聴者もいるとは思うが、私は全く逆の考え。
だって私は、「運命は信じられないような “連鎖” である日突然やって来る」 と思うから。それに、唯一が作曲家として成功することも、祐一と音が結婚することは分かっていることだから、ここをネチネチと遠回りするのは、むしろ時間の無駄遣い。そう、だって「週5放送」なのだから。
ファンレターを送るまでの描写が、もう少し欲しかった…
で、1度目に観た時にちょっと私の判断が分かれたのが、祐一の入選の事実をしって音が裕一にファンレターを送るくだり。まだ、楽曲も聴いていないのに、「竹取物語」と言う共通項と、同世代の青年が大きな夢を叶えようとしていることへの憧れで、「あなたの魂を 私は歌で伝える」とまで宣言させたことへの評価だ。
個人的には、もう少し報道が過熱している様子や、祐一が世間で話題になっていることを映像やナレーションで補強してくれたら満足だった。
新聞記事から想像を膨らませ手紙を書くのは良かったと思う
しかし、録画を見直して考えが決まった。
インターネットはおろか、テレビもない情報過少の時代の新聞記事の重大さは今では計り知れない。そんな時代に同世代の青年の音楽への情熱を記事から感じ取り、想像を膨らませて、居ても立っても居られない気持ちになって、見知らぬ青年にファンレターを送るのは、今となっては “かなりファンタジー” な展開であり、朝ドラらしい表現とも言える。
と言うことで、私はこの展開は良かった…と思うことにする。それに、この音の言動で「音が積極的な女性」であることが、明確に描かれたのも良かったと思う。
三郎が、祐一の入賞と留学を心から嬉しく労うのが良かった
11分過ぎからの、裕一と三郎が、初めて酒を酌み交わすシーンは良かった。残酷にも息子の音楽への夢を諦めさせた父親が、息子の音楽の才能を誰よりも最初に応援し、し続けた三郎が、祐一の入賞と留学を心から嬉しく労うのが見ていて清々しい思いになった。
三郎「失敗ばかりの人生だが 唯一 誇れんのは おめえだ」
こう言う台詞が、父を亡くした私には心に刺さる…
あとがき
今回は、 「川俣銀行カルテット」のコント風のやり取りを抑えめにして、あくまでも裕一と音の立場の違いを、ちょっとコミカルな要素を入れつつ丁寧に描いた15分間でした。この位の、賑やかさとテンポ感が良いかも知れませんね。
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NHK連続テレビ小説 エール 上
古関裕而 応援歌の神様 激動の昭和を音楽で勇気づけた男 (PHP文庫)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/14086/
【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 土
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 土
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 土
第4週『君はるか』
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