連続テレビ小説「エール」 (第17回・2020/4/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第4週『君はるか』の
『第16回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
幼なじみの鉄男(中村蒼)が教えてくれた「国際作曲コンクール」。銀行仲間の励ましもあり、裕一(窪田正孝)はコンクールに向けて交響曲の作曲に挑戦してみることにするが、音楽から離れていた2年のブランクは予想していたよりも長く、まったく曲を書けずに苦悩する日々が続いていた。一方、豊橋ではのちに裕一の運命の人になる音(二階堂ふみ)が、姉の吟(松井玲奈)からお願いされて、お見合いの席にのぞんでいた…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回のラストで裕一の作曲作業の続きを描かなかったのが…
前回のラストで、のちに裕一の運命の人になることが分かっている音(二階堂ふみ)が、姉の吟(松井玲奈)の半ば強引な願いで、お見合いの席に望むシーンがあり、今回のアバンタイトルもその続き。
折角、前回のラスト直前まで鉄男(中村蒼)が教えてくれた 国際作曲投稿募集」に銀行仲間の励ましもって、裕一(窪田正孝)がやる気になったのに、なぜ続きを見せないのか解せなかった。
音と裕一を交互に描いて"違い"を見せておくのは良いと思う
しかし、1つの理由が、音の見合い相手・野島夏彦(坂口涼太郎)の胸ぐらを掴んで言った、この台詞に見えた。
音「私は 男の後ろを歩くつもりはないから。
結婚したとしても 私は一緒に歩きたい!
一緒に歩いて お互い支えあって 生きていく。
それが私の心情。以上!」
大人になった音が登場して間もない時点で、音の “結婚観” をここまでしっかりと描くのは悪くない。なぜなら、一方の裕一はまだまだ “結婚観” を語るような時点になっていないから、こうして、音と裕一を交互に描いて違いを見せておくのは良いと思う。
見合いシーンに、王道の朝ドラに舵を切り始めた瞬間を見た様な
また、音の見合いが終わって、夏彦の兄・晴彦(長田成哉)が関内家に戻って来てからのやり取りの “間” は、正に朝ドラらしい “間” であり、吟のズッコケ風景だった。もちろん、音が音の母・母・光子(薬師丸ひろ子)と似ている…と言う回想シーンの入れ方も。この雰囲気は、少なくとも第1,2週には無かった。
これは、最近の 「川俣銀行カルテット」のコント風のやり取りが生み出す雰囲気とは明らかに違う、王道の朝ドラチックさだ。いよいよ、原始時代から始まった本作が、王道の朝ドラ路線に舵を切り始めた瞬間を目の当たりにしたのかも知れない(大袈裟か…)
裕一の作曲は"誰かの一言"で音楽の神様が降臨するパターンか?
5分過ぎには、舞台は銀行に切り替わって、「川俣銀行カルテット」のコント風による裕一を応援する図。そこへ、鉄男(中村蒼)も加わって、交響曲の題材の会議。ここでも、先程の「音セクション」、う~ん「音パート」の方が分かり易いだろうか。「音パート」と「裕一パート」を順番に並べた効果があった。
音の時は、「運命は偶然よりも必然である」と言う有名な芥川龍之介の言葉を妹が発しても音を含めた家族が無反応だったのに対して、裕一は鉄男の『竹取物語』から引用した「いまはとて 天の羽衣着る折ぞ 君をあはれと おもひしりぬる」に即反応して、音楽の神様が舞い降りて来た。
ハーモニカ倶楽部の定期演奏会の作曲の際も、裕一の幼馴染・史郎(大津尋葵)の言葉で閃いた経緯があったから、どうやら応援団が登場して誰かの言葉で楽曲を閃く…と言うのがパターンなのかもしれない。となると、今後の作曲シーンの発端部分は、「今度は誰が?」と面白くなりそうだ。
ナレーションが、かなり少なくなって最適化されて来た
で、10分には、「1か月後 初めての交響曲『竹取物語』が完成しました」のナレーション処理で時間経過。まあ、祐一が楽器を使わずに楽譜を書くから、1か月間の作曲作業を映像化しようにも困難だろうし、今週から比較的ナレーションが少なめになっているため、このナレーションは適切だったと思う。
毎度、「一方の○○は…」と場面を切り替えるのは得策でない
そして、11分の直前には、再び豊橋。13分には、再び川俣で「入賞」の知らせ…で終了。今回は、「裕一パート」と「音パート」をかなり切り返して来た。これは、本作が「W主人公」だからこうならざるを得ないのは分かる。ただ、毎度のように「一方の音は…」、「一方の裕一は…」と続けるのは、流石に得策とは思えない。
今週、祐一と音に何らかの"繋がり"が描かれるまで見守るか
まあ、祐一と音が結婚するまでの間だけのことだろうが、それでも、あまり全体の流れを切り刻まない方が良いと思う。今はギリギリって感じ。
ただ、先週が『いばらの道』で、今週が『君はるか』だから、結婚までは進まないにしても、祐一と音に何らかの “繋がり” が描かれるのは今週中に違いない。そこまで、上手く切り刻んで、2人を魅せて欲しい…
あとがき
トラックバックさせて頂いている3人のブロガーさんの感想以外、掲示板等も見ないようにしているので、本作の世間の評判が見えて来ません。ネットニュースでも、話題は視聴率の話ばかりで。また、Web拍手はたくさん頂きますが、コメントとなると少なめです。
やはり、皆さん前作のトラウマに影響されて、「まだまだ様子見」と言う感じなんでしょうかね。
管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説「エール」オリジナル・サウンドトラック
NHK連続テレビ小説 エール 上
古関裕而 応援歌の神様 激動の昭和を音楽で勇気づけた男 (PHP文庫)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/14084/
【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 土
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 土
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 土
第4週『君はるか』
16
- 関連記事
-
- 素敵な選TAXI[再放送] (第2話・2020/4/21) 感想 (2020/04/22)
- 128作品突破の最終直前発表!【教えて!】今、再放送で観たい連ドラは? (2020/04/21)
- 連続テレビ小説「エール」 (第17回・2020/4/21) 感想 (2020/04/21)
- 行列の女神~らーめん才遊記~ (第1話・2020/4/20) 感想 (2020/04/21)
- SUITS/スーツ2 (第2話/15分拡大・2020/4/20) 感想 (2020/04/21)