美食探偵 明智五郎 (第2話・2020/4/19) 感想

日本テレビ系・日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』(公式)
第2話『愛してる……だから殺す。女ってそういうものでしょ?』の感想。
なお、原作の東村アキコ「美食探偵 明智五郎」(漫画)は未読。
苺(小芝風花)は明智(中村倫也)と、ホテルで男女が毒殺された事件を調べる羽目に。警視庁捜査一課の上遠野(北村有起哉)は捜査情報を伏せるが、明智に心酔する部下・高橋(佐藤寛太)は被害者の胃の内容物を報告。明智は内容物のリンゴと毒殺を選んだ理由が気に掛かる。その頃、マリアこと夫殺しの主婦(小池栄子)はバーで茜(志田未来)に「あなたは悪くない」と告げていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
事件は面白いから、第1話と2話を合体させて1話にしたら…
う~ん。なぜ、第1話をドラマの人物設定と舞台設定だけで終わらせたのだろ? 第2話が、この程度の内容ならば、第1話と第2話を合体させて、 マリア(小池栄子)は別枠扱いにしたら、スッキリした連ドラの “ツカミ” として成功したのに…と思う。事件自体はそれなりに面白いだけに残念でならない。
ドラマに入り込めない理由は、全話の構成の下手さだけでない
それにしても、一向にドラマの中に入り込めない。東村アキコ氏の原作も原作の実写版ドラマも、主要な出演者も、江戸川乱歩やアーサー・コナン・ドイル風な雰囲気も好きなのに、もう一度書くが、一向にドラマの世界観に入り込めない。どうも前述した連ドラの全話の構成の下手さだけが理由でないような気がする。
主要な4人の登場人物の"キャラのバランス"がよろしくない
だとすると、本当の理由は何なのか? 恐らく、主要な4人の登場人物のキャラのバランスがよろしくないのだ。簡単に言ってしまえば、視聴者にとっての水先案内人である “ストーリーテラー” が不在だからだと思う。
食への拘りが異常な「明智VSマリア」が"メイン"で良かったのでは?
これ、単純に、食に執着する 明智(中村倫也)とマリアの対峙構造にして、最後は明智の “異常な食への拘り” で勝利する物語にしたら良かったと思う。
そして、苺(小芝風花)と上遠野(村有起哉)は、苺は少し食に詳しいが明智の足元にも及ばず興味本位で明智の捜査を手伝う賑やかな女の子で、上遠野は食に無頓着の昭和感丸出しの刑事。で、食への拘りが一番強い明智に食への拘りが無い上遠野がツッコミ役で良かったような…
主要4人が全員"普通じゃない" から私が置いてけぼりになる
きっと、中村倫也さんの様々な魅力を引き出しつつ、小芝風花さんのコメディエンヌの才能を活かして、コミカルさを強調した不思議な推理ドラマにしたかったのだろうが、全体的に主要な4人が全員 “普通じゃない人” になってしまったから、普通の視聴者目線が劇中におらず、結果的に置いてけぼり感を生んでしまったのだと思う。
あとがき
役割としての大小はあっても、主要な4人全員が「ツッコミ」役なんですよ。「ボケ」役がいれば、その登場人物に私が感情移入できるから、明智とマリアの異常さを楽しめるのに。まあ、あくまでも、私の感覚なので全ての視聴者には当てはまらないと思います。
と言うわけで、このご時世で新しい連ドラが放送されるのは嬉しかったのですが、今回で感想を書くのは止めます。中村倫也さんと小芝風花さんの共演を楽しみしていただけに残念です。
管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
美食探偵 明智五郎 1-5巻 新品セット
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/14080/
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事