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連続テレビ小説「エール」 (第11回・2020/4/13) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第3週『いばらの道』の 『第11回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


裕一(窪田正孝)は、福島の商業学校の4年生。当時大流行したハーモニカの倶楽部に入って、授業そっちのけで音楽に夢中の毎日を送っていたせいで留年し、2度目の4年生だった。長男でありながら家業のことを気にせず自分の好きなことばかりやる自由な裕一の姿勢に、弟の浩二(佐久本宝)は反発するが…。一方、商売を立て直そうとする三郎(唐沢寿明)に吉野(田口浩正)という京都の業者がもうけ話を持ち掛ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバンでの時代設定の説明は、ナレーションが似合ってると思う…

第2週の4/7(水)から実質的に始まった11歳の音(清水香帆)の物語が「大正12年(1923)」で、「幼少期の音」が終わった第3週の冒頭が、その3年後の大正15年(1926)で始まった連続テレビ小説『エール』の第11回。未だにイマイチ納得のいかない本作のナレーターの演技だが、アバンタイトルでの時代設定の説明みたいな時は実に似合っていると思う。

どう今週を乗り切るか、今後どうなるかを見極める大切な週

そして、「留年した」と言う語りと、授業に専念せずに楽譜を書き、おどおどしながら、どことなく飄々とした感じの福島の商業学校の4年生の裕一(窪田正孝)は、ちゃんと子役が演じた裕一(石田星空)のイメージと繋がった。

この辺りは、クレジットタイトルにもあったように、第3週の演出担当が、祐一の幼少期(第1週)の吉田照幸氏と同じであることが活かされている。また、今週までが当初の脚本担当であった(第3週で降板するが、現在は「原作」とクレジットされている) 林宏司氏の脚本だから、今週をどう乗り切るか、来週からどうなるか、を見極める大切な週になると思う。

4分過ぎの、「ハーモニカ倶楽部の演奏会」の館林と祐一のやり取り

今回は、全体的に、大正15年の裕一と、彼を取り巻く環境の説明に終始した15分だったように思う。その中でも、恐らく今週のストーリーの主軸となるであろう「ハーモニカ倶楽部の演奏会」のくだりについて、興味深いやり取りがあった。

まず、4分頃の、ハーモニカ倶楽部の演奏会のオリジナル曲の作曲について、 裕一が憧れている倶楽部の会長・館林信雄(川口覚)から、意味深な提案を受けるやり取りだ。

館林「次の公演では 独自作を1曲 演目に入れようと決めた。
   君は 作曲が得意だと聞いた。やる気はあるか?」
裕一「あっ… はい! ただ… ぼ… 僕なんかが…」
館林「君だけじゃない。皆に募集する」
裕一「か… 会長は?」
館林「もちろん 書く。曲目は 全員の投票で決める」

館林は、倶楽部のメンバー全員のいる前で、館林本人を含めて倶楽部全員が作曲する権利があるのに、敢えて裕一を特別視、特別扱いをして「君は 作曲が得意だと聞いた。やる気はあるか?」と言う。

舘林が裕一に「個人的な事情」を話したのは、凄く大切なシーン!

しかし、7分過ぎには、また館林は裕一を特別扱いして音楽室に連れ出して、 実家が料亭で、後継者予定の兄が大病で、次男の自分が後継ぎにならざるを得なくなり、プロの音楽家になる道を断念する…と言う個人的な話をする。

更に、舘林は東京の音楽学校能には自分より才能の持ち主がたくさんいることを知り、自身の音楽の才能には既に見切りをつけていて、部員を鼓舞するために偉そうな態度をとっていたと打ち明ける。驚きと不安に満ちた裕一に舘林がこう言って↓、このシーンは一旦閉じる。だが、ここ、凄く大切なシーンだと思う。

舘林「君は本気で音楽家になるつもりだったの?」

きっと、祐一から憧れられていると自覚している舘林が、4分過ぎには「裕一の音楽的才能」を認めるのを描いて、7分過ぎには裕一の才能をおぼろげかも知れないが認めている舘林が、自身の音楽的才能の限界を知った苦悩を、敢えて呼び出した裕一に話すことで、祐一自身が自分の才能、得意で好きなことで生活していく自信がちょっと揺らぐのを描いた。

順風満帆で有名作曲家になるとは思わないが、単純に裕一が「自分の曲が認められない」と苦悩する以前に、後頭部を鈍器で殴られたような描写を入れたのは、月曜日の “ツカミ” としては上手いと思う。

挫折した舘林が裕一に"エール"でなく"皮肉交じりな毒吐き"を!

また、7分過ぎのシーンの続きの10分過ぎのくだりも重要なシーンだと思う。7分過ぎのシーンとは違って、家で作曲に没頭する裕一の回想シーンとして描かれた、この舘林の台詞が印象的だった。

舘林「演奏できるのはハモニカと卓上ピアノだけの君が
   どうして音楽家になれるの?
   ハハッ 君 モーツァルトのつもり?
   確か 6歳で宮殿で演奏し 8歳で交響曲を書いた。
   君は どうだ?
   ハッ! 夢は いくらでも持ちたまえ。    ただ 人間 身の程を知ることも大切だよ」

自身の挫折を味わい、実家の事情も相まって夢を諦めざるを得なくなった舘林が、祐一に贈る言葉が “エール” でなく、嫉妬を含んだ “皮肉交じりな毒吐き” になると言うのが、意外とリアルで良かった。

そして、12分過ぎに描かれた、父・三郎(唐沢寿明)から裕一が夢を励まされるアットホームなシーンとのギャップとメリハリが、実に朝ドラらしくて良かった。

あとがき

さて、先週が相当シリアスな展開の1週間だったのに対して、いよいよ裕一が夢を掴むまでの遠い道のりのスタート地点が描かれた。そんな月曜日だったでしょうか。大きく物語は動きませんでしたが、ここは15分をきっちり使って状況説明をしたと評価したいです。

そして、今朝に感じたのは、新型コロナウイルス感染拡大で息苦しい今、破天荒で明るくはしゃぐ主人公の朝ドラで無いことと、淡々と落ち着いたトーンの津田健次郎さんのナレーションも悪くないなと思ってきました。今週の裕一の夢への第一歩に “エール” をおくりたいです!

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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』

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