「野ブタ。をプロデュース」特別編 (第1話・2020/4/11) 感想

日本テレビ・「野ブタ。をプロデュース」特別編(公式)
PRODUCE 1『いじめられっこ転校生を人気者に』の感想。
なお、原作の「野ブタ。をプロデュース」白岩 玄(河出書房新社)は未読で、ドラマも未見。
※ 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視させて頂きます。
高校2年生桐谷修二(亀梨和也)は人気者として君臨する。修二が唯一苦手な同じクラスの草野 彰(山下智久)。しかし彰は、修二のことを「親友」と思い込み、修二になにかと絡んでくる。そんな学校にやってきた冴えない転校生小谷信子(堀北真希)。なぜか修二と彰はいじめられっ子の信子のプロデュースをかって出ることに!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:「野ブタ。をプロデュース」白岩 玄(河出書房新社)
脚本:木皿泉(過去作/すいか、富士ファミリーシリーズ、パンセ)
演出:岩本仁志(過去作/マジすか学園4、時をかける少女2016、崖っぷちホテル!) 第1話
佐久間紀佳(過去作/Missデビル、あなたの番です、トップナイフ/)
北川敬一(過去作/あり得ない!、ろくでなしBLUES)
音楽:池頼広(過去作/相棒シリーズ
主題歌:修二と彰「青春アミーゴ」(ジャニーズ・エンタテイメント))
実は、2000~08年は多忙で、殆どテレビドラマを観ていなかった
2005年10~12月まで放送され、今は引退された堀北真希さんの出世作であり、ドラマとしても大人気があったが、話題になったのは本作の登場人物である「修二と彰」がユニットとしてCDデビューし大ヒットした、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』の特別編。
実は、2000~2008年は、仕事が多忙でテレビドラマと言うのを殆ど見た記憶がない。また、放送当時は当blogの開設前だったため、初見のつもりで感想を書いてみようと思う。
「前後編」でなく、単純に「第1話」の再編集版のようだ
さて、今回の『特別編』は今回と次週が、各「第1話」、「第2話」となっており、4/12から放送開始予定だった春の新ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』の番宣コーナーもあり、当時とはCM放送時間も異なるし、映像を見た感じでは、全10話を前後編に分けた前編とも思えなかったから、現在の放送枠に収まるように「第1話」を単純に短縮編集したものと思われる。
もっと、軽いタッチの青春群像劇のドラマだと思っていた…
そして、本編の感想。勝手に『野ブタ。をプロデュース』とのタイトルと配役から、いじめられっ子の堀北真希さんを、校内で人気者の亀梨和也さんと山下智久さんがプロデュースして人気者にのし上げる…そんな程度の(失礼)ドラマだと勝手に想像していた。しかし、実際に観た感想は全く違った。
流石の木皿泉脚本! 深いメッセージ性のある青春ドラマだ!
まあ、脚本家が『すいか』や『富士ファミリーシリーズ」を手掛けた木皿泉氏であるから、単純な学園ドラマは作らないとは思っていたが…
想像以上にストーリー(とは言っても、まだ第1話しか観ていないが)の中に深く大きく…
●世の中は “大きな力” によって支配されている
●やる気になれば、誰でも相手に “影響力を与える存在” になれる
●人間は、自分が “変わる気” になれば、如何様にも変化できる
などの、深いメッセージが詰め込まれていた。これには、正直驚いた。
哲学的で普遍的な教訓を含む、新鮮「若者主導型お説教ドラマ」
更に、本作の脚本が優れているのは、上記のような、とても哲学的あり、人間にとって普遍的な教訓を、当時の主たる視聴者層である、10歳代の若者に分かり易く、真剣に、遠回りせず、媚びずに、直球勝負で、主人公・修二(亀梨和也)の台詞に盛り込んでいることだ。
教師や親である登場人物たちの “上から目線の台詞” にせず、10代の若者の等身大の修二が自ら、感じ、考え、行動することで、修二自身はもちろんのこと、彰(山下智久)も信子(堀北真希)の高校生活が変化して行くと言う、良い意味で「若者主導型のお説教ドラマ」と言うのは、かなり斬新だと思う。
あとがき
キャストもスタッフも全員が、全力で「新しくて楽しいドラマを創ろう!」と言う気合が伝わって来る作品ですね。やはり、大人たちが若者に伝えたい普遍的な教訓は、どんな時代にも通じるのだなと思いました。
まだ、第1話しか見ておりませんが、きっと今の10代の若者たちにも、本作に内包するメッセージは伝わると思います。出来れば、最終回まで放送して欲しい作品です。
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