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スカーレット (第149回・2020/3/27) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第25週/最終週『炎は消えない』の 『第149回』の感想。


 本作は、2020/2/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


信作(林遣都)が企画した信楽のみんなの陶芸展が開催。喜美子(戸田恵梨香)と武志(伊藤健太郎)はそれぞれ作品を出品。八郎(松下洸平)も来て、家族で見に行くことに。会場には知らせを受けた草間(佐藤隆太)やちや子(水野美紀)の姿。ジョージ富士川(西川貴教)もやってくる。武志はジョージのワークショップに参加。喜美子は見守りながら、武志と過ごす日常をかみしめる。そして喜美子は武志や仲間を連れてびわ湖へ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まえがき

もう、残り2回ですから、ここまで観て来た “ご縁” が、なにかしらあると思うから、最終回まで、これまで以上に書きたいことを書こうと思います。

アバンでの喜美子の味見が一度で決まったのが残念過ぎる!

さて、今回のアバンタイトル。以前も少し触れたが、冒頭で明るい劇伴に合わせて、台所のガス炊飯器から湯気が立ち上がるカットから、パンアップすると奥に料理をする喜美子(戸田恵梨香)。味噌汁だか何だかを作っていて、味見をする動作がある。

これ、演技指導で一度目の味見をしたら喜美子に首を傾げさせて、二度目の味見で納得する…みたいに出来なかったのだろうか? それを映像化して見せてくれたら、私なら「おっ! ついに喜美子も味覚障害の息子のために味を変えて料理を作っているのかな?」と思ったと思う。

でも、あの軽快な曲で、更にたった一度で味見が決まってしまうと、「やっぱり喜美子は変わってないのか」とガクンと来る。

アバンの一番最後の劇伴の終わり方は、私は大嫌い!

そして、アバンタイトルの一番最後の劇伴の終わり方も、ハッキリ言って大嫌い。楽曲を途中で切ってエコーをかけて、まるで今まで元気だった人が交通事故に遭ったような時の演出手法。

冒頭で明るく「『みんなの陶芸展」の初日です」とナレーションに言わせたのなら、ここは普通に感じの良い所で(まあ、ここが選曲なり音楽編集のセンスの問題なのだが)、NHKお得意の0.5秒程度の超短いフェードアウトできっちりと曲を終えてから、主題歌に行くべき。

そうしないから、アバンのあとに何か起こるような不吉な感じを漂わせるし、そのことによって、「人の命」を軽率に扱っているようには更に見えるし、あと2回しか聴かないし、観ないオープニングタイトルにも素直に入り込めない意味で傷がつく。本当、本作のメインディレクターである中島由貴氏はセンスが悪いと思う。

陶芸展で草間が登場する際の劇伴とカメラも下手過ぎる!

主題歌明けの劇伴の使い方も、ホント下手。「みんなの陶芸展」の会場内部で、既に草間(佐藤隆太)の背中が見えて、顔まで見えてから、また明るい劇伴が入って来た。

まるで、天使が舞い降りるような明るい劇伴だが、そもそも草間が天使のはずはないし、万が一「奇跡のドナー」なら、もっともっと強調して描くべきだから、ここは素直に、上手(画面右)からフレームインした草間の背中が一瞬でも移り込んだ瞬間から劇伴をスタートすべき。

そうすれば、その後に続くちや子(水野美紀)を迎える曲にはなったと思うが、的確な選曲はあれではないと思う。

草間とちや子の再会劇は、これぞ、"無意味"な引き伸ばし!

そして、「これぞ、無意味な引き伸ばし!」と言うしかない、草間とちや子の再会劇。この演出では、「いつ、草間とちや子が相手に気付くの?」の方に気が行ってしまって、肝心の陶芸作品に身が入らない。まあ、別に作品を見たい訳では無いが、ここでの演出は視聴者を会場に来た観客目線にして、まずは作品を見せることをすべきだと思う。

だって、本作は陶芸家のドラマなのだから。ちや子の背中越しにハンディカメラで思わせぶりなカットを撮るなんて全く意味の無いと思う。

照子が出て来るタイミングも、照子と草間のやり取りも残念

それに、「え~ びっくりした」、「そうですね こんな所で…」と言う草間とちや子を演じる佐藤隆太さんと水野美紀さんが、二人の立ち位置の距離感の不自然さと台詞の陳腐さのせいと、照子(大島優子)をセットの袖から送り出すタイミングの悪さで、明らかに照子が来るまでの “間” を埋めるのに困っているのが分かってしまった。

こんな回りくどいやり方をせずに、最初から照子を会場に置いておいて、あの天真爛漫な明るさで、あちこちの来訪者に説明のお節介をしている場面から始まって(これが、前述の視聴者へ作品を見せることになる)、そこへ偶然に草間とちや子がやって来てワイワイ…で良かったと思う。

それに「照ちゃん」のくだり、へらへらしている感じの照子が、突然「熊流柔道、礼!」とか言って、深々と草間に一礼して「もう、いいですよ」で、夫紹介の方が私は楽しかったと思う。

最後まで、武志が病人に見えないのは、どうかと思う…

さて。家に居る時は髪の毛がふさふさで、外出する時は帽子を被って…って、これ「病気アピール」なの? がん治療患者役が抗がん剤の副作用で全員髪の毛が抜ける演出(メイクか?)をする必要は無いと思うが、この帽子を被るのと被らないの使い分けを、演出家がどの基準で選択しているのか全く分からない。

そもそも、武志を演じている伊藤健太郎が大学生時代から見た目が全然変わっていないのだから、個々は所属事務所からの縛りがあるのか、演技力の問題なのかは別にして、制作統括と演出家が知恵を出して、きちんと病人に見えるようにするべきだったと思う。

ジョージ富士川のワークショップの照明演出は良かった!

でも、良かったシーンもある。ジョージ富士川(西川貴教)が「みんなの陶芸展」にやって来て、ワークショップを開催するシーンだ。多少の狭苦しさはあったが…

スタジオセット撮影だと思うが、照明の使い方、特にハイライト(最も明るい部分)の太陽光の感じや影の濃さの付け方も、床であるコンクリートの欠け具合など含めて、ほぼ完璧に屋外を再現したと思う。

もちろん、屋外ロケの可能性も完全否定できないが、だとしたら、あれだけの子役を使って短時間に撮影するのは大変だったと思う。

だって、最初のジョージ富士川の文字だけがある紙が貼ってある壁に当たる下手(画面左)斜め上から落ちる柱の太い影が、ラストの喜美子が紙の前に立つカットまで位置が変わっていないから、相当短時間に撮影しないと無理。だって、あの影の角度では30分も過ぎたら確実に確度が緩むはずだから。

なぜ、琵琶湖ロケに八郎が居なかったのか???

そして、遂に14分過ぎに、久し振りの屋外ロケ。やはり、ド~ンと引いた画にしか表現できない “自然の力” が見えて来る。

ただ、先日に「琵琶湖へのドライブが叶わなかった」と言うくだりがあったのだから、あの場に居た「10名」が、2台の車に乗って来たなら、車か降りるカットがあったら、電車で来たならそれ風のカットがあったら良かったと思う。うがって見方をすれば、如何にも「さっき、ロケバスから降りて来ました」に見えちゃうから。

折角、屋外ロケしたなら、もっと効果的に「遂に来た!」、「やっと、来ることが出来た!」を演出して欲しかった。それに、「10名」の中に、「ドナー探し」を喜美子に任されっきりも男子2名がいたのに、八郎がいなかった。大人の事情でロケ日に参加できなかった可能性はあるが、川原家、武志の思い出作りのための琵琶湖シーンにいないのは、やはり不自然だと思う。

もっと川原家と琵琶湖の関係性を強調しておくべきだった…

更に、根本的な疑問として、川原家と琵琶湖の “繋がり” や “縁” が、これまで心に残るような印象的な描写もエピソードも無いから、盛り上がっているのは登場人物たちだけ…と言うお寒い状況。そりゃそうだ。琵琶湖って、番組の冒頭で出て来て、そのシーンが数回回想で使われただけだから。

例えば、琵琶湖大橋が出来た時に喜美子とちや子が一緒に見に行ったり、常治(北村一輝)が亡くなる直前に家族で思い出の地である琵琶湖を訪れて記念写真を撮ったとか、穴釜ギャンブルに成功はしたものの、離婚した辛さを癒すために子役時代の武志と一緒に琵琶湖畔を散策したとか、そう言うシーンやエピソードが全く無いのだから。作り手の自己満足で終わっただけ…だと思う。

あとがき

結局、「人の命」、「人の死」を最後まで “曖昧に” 描いて終わりそうですね。先日の智也(久保田直樹)の死もそうでしたが、やはり、病気を描いたり、死を予感させるような展開を盛り込むならば、最低限の “丁寧な描写” はやって欲しかったです。

本作で言うなら、喜美子が武志の病気に向き合う姿、武志が自分の病気と闘う姿を、もっと真摯に描いて欲しかったです。ラスト1か月がこんな腰砕けな内容になるなら、喜美子が日本一の女性陶芸家になる成功物語で終わってくれた方が良かったです。

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★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/13987/


【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89 90
第16週『熱くなる瞬間』
91 92 93 94 95(Vol.1) 95(Vol.2) 96
第17週『涙のち晴れ』
97 98 99 100 101 102
第18週『炎を信じて』
103 104 105 106 107 108
第19週『春は出会いの季節』
109 110 111 112 113 114
第20週『もういちど家族に』
115 116 117 118 119 120
第21週『スペシャル・サニーデイ』
121 122 123 124 125 126
第22週『いとおしい時間』
127 128 129 130 131 132
第23週『揺るぎない強さ』
133 134 135 136 137 138
第24週『小さな希望を集めて』
139 140 141 142 143 144
第25週/最終週『炎は消えない』
145 146 147 148

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特別な日>『スカーレット』第149話

​​​​​​​琵琶湖に辿り着いたところから始まったドラマだから 最後も琵琶湖で締めるみたいだな まあ、後日談みたいなのも付けるのだろうと思うけど …ひじゅにですが何か? 「いつもと変らない一日は特別な一日」by武志 ↑まさに今、リアル世界の状況に響く言葉… 『みんなの陶芸展』開催― そして、琵琶湖行き― ドラマだけどドラマチックではない。 寧ろ淡々と描かれている。 ...

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連続テレビ小説『スカーレット』第149回

内容喜美子(戸田恵梨香)武志(伊藤健太郎)も出品した陶芸展が、開催される日がやって来た。八郎(松下洸平)真奈(松田るか)と向かったところ、草間(佐藤隆太)ちや子(水野美紀)ジョージ富士川(西川貴教)の姿も。。。敬称略恐ろしいほど、盛り上がりに欠けている状態だね。くされ縁なので、仕方なく見ているけど。半年もやって来ての“コレ”って、逆に、凄いと思うよ(笑)ほんと、俳優さんたちが、不憫である。

【スカーレット】第149回(第25週 木曜日) 感想

…会場には知らせを受けた草間(佐藤隆太)やちや子(水野美紀)の姿。ジョージ富士川(西川貴教)もやってくる。武志はジョージのワークショップに参加。喜美子は…

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