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スカーレット (第146回・2020/3/24) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第25週/最終週『炎は消えない』の 『第146回』の感想。


 本作は、2020/2/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


完成した武志(伊藤健太郎)の大皿が小さな音を立てていることに気づいた喜美子(戸田恵梨香)。本焼きした陶器を細かなひびが彩るときの現象だが、武志は“生きている”皿に勇気をもらう。しかし日に日に武志の食欲が落ちて、案じる喜美子。ある日、市役所の若手が訪ねてきて、信楽の作品を集めた陶芸展に喜美子の陶芸教室から出品してほしいと頼まれる。喜美子は快諾し、作品を仕上げた直後の武志にも知らせる。武志は考えた末…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今までの陶芸シーンより、描写が丁寧なのは認めるが…

なんか、今さら陶芸家の母と子のような描写を盛り込まれても…と思ってしまう。ただ、描写としては、今までの陶芸シーンより丁寧なのは認めるが。でも、やはり、ちょっと気になってしまった。

それは、アバンタイトルで、夜、完成した武志(伊藤健太郎)の大皿が小さな音を立てていることに気づいた喜美子(戸田恵梨香)が、武志を工房に連れて来て、本焼きした陶器に貫入と言う細かなヒビ模様が入る時にする、微かな音について話す二人の会話だ。

武 志「こういう皿の形状やからか」
喜美子「そやろな」
武 志「釉薬の塗り方もあるんやろうか…」
喜美子「あるやろな」
武 志「焼き上がって完成したと思うてたのに…
    終わってなかったんや… 生きてるんやな…」
喜美子「そや 生きてるで」

誰が見ても、武志が “生きている”皿” から勇気を貰った…と分かる、丁寧な描写だ。しかし、私が解せないのは、喜美子がこの「貫入と言うヒビが入る時に僅かな音がする」ことを “知っているのか? 知らないのか?” ってこと。

穴釜ギャンブル後に喜美子がヒビ割れ音に驚く印象的なシーンが…

だって、上のやり取りの喜美子の3つの台詞のうち、最初の2つは「知らない」感じで、3つ目は「知ってる」感じ。確かに、好意的に解釈すれば、「どう言う形状で、どうやって釉薬を塗ったら、音がする」と言う明確な知識や経験がない…とも受け取れる。

でも、ここは、陶芸の師匠と弟子の関係でもあるのだから、最初から「そうや」、「あるな」と決め付けた風の台詞の方がスッキリしたと思う。

まあ、本当は、もっともっと以前に、例えば「穴釜ギャンブル」に成功した直後とか、この「ヒビ割れの音」を喜美子が驚いたような印象的なシーンがあれば、もっと “母と息子の絆” が深まって見えたと思うことは言うまでもないが…

喜美子の作品は、治療費等捻出で全て売りに出したのでは!?

さて、主題歌明けに不思議なシーンがあった。工房にいる喜美子と武志。ヒビ割れの音がしなくなった皿を、工房の棚に置くシーンだ、確かに、武志の大皿を置いた棚の上段には武志が焼いたような陶器が置いてあって、下段には何もない。

これによって、今回成功した皿以外は、小ぶりの皿ばかり作っていたことが分かり、台詞が無くてもそれが分かる丁寧な描写だと思う。しかし、「武志の棚」より入り口近くある「喜美子の棚」には、これまで作った個性的な喜美子の作品が飾ってあった。

確か、丁度1週間前の火曜日に放送された「第140回(2020/3/17)」で、喜美子の後援会会長でもある美術商・住田秀樹(田中美央)が工房を訪れて、過去の高値で売れそうな作品と新作を売って、治療費や検査費用を捻出したはず。なのに、今回はある。

この直前のシーンでも、「カフェ・サニー」の忠信(マギー)が、喜美子のことを「川原喜美子先生」と言っていた。なのに、先生の作品は売れ残ったってこと? 安いのは売れたけど、一点物の高価な作品は売れなかったってこと? だって、高価な作品が売れなければだめじゃないの?

超個性的な一点物を量産しているとの矛盾を容認しろって!?

だから、あの頃に描いたのだ。無駄キャラで終わった小池アンリ(烏丸せつこ)を再登場させて、庶民が買えない高価な作品を色を付けて高額で買ってくれるシーンを入れろって。それこそ、どこか大きな町で、今で言うチャリティーイベントみたいな形で、照子(大島優子)と信作(林遣都)が手を貸しても良かったと思う。

それとも、「超個性的な一点物の高価な作品はすぐに売れるから、一点物を量産している」とまで、好意的に解釈しろと言うのか!? 描かれない、または省略された設定や状況を広域手に脳内補完させるのは我慢できるが、売れたはずのものがテレビの中でちゃんと見えてしまっては、脳内補完のしようがない。

演出、美術、記録の仕事が雑過ぎるってことだ。因みに、13分過ぎに「超個性的な一点物の高価な作品風」がずら~っと並ぶシーンもあるから、余計に意味不明だ。

喜美子の料理が、人に元気や癒しを与える設定は捨てたの?

7分過ぎに、また強引な解釈を押し付ける喜美子の台詞があって、気になって気になって。それは、喜美子が昼食を手作りして武志に食べさせようと武志の部屋に行くと、武志は食欲はそれなりにあるが、味覚障害があるから食べたくない…みたいなことを言う。食事を摂らない武志に対して、喜美子はこんな台詞を言う。

喜美子「あんたが生きていくことしか考えてへんねん。
    生きていくために 食べて下さい」

なぜ、脚本家は喜美子に不相応な台詞を書けるのか! だって、前回で、武志にとって大事な作品完成の祝いの食事のシーンで、武志の味覚障害を知っているのに、何の配慮もさせずに八郎(松下洸平)に卵焼きを作らせ、自分は出前の特上うな重を買って差し出しただけだったのに。

「食べること」が「生きること」であるなら、大崎医師(稲垣吾郎)から息子の味覚障害を聞いた直後から、余命3~5年の息子に「おふくろの味」を覚えておいて欲しい…と願い、努力するのが「これまでの喜美子」なんじゃないの!?

喜美子が作った「海苔を巻いた俵おにぎり」や「おはぎ」や「お茶漬け」が、食べた人に元気や勇気や癒しを与える “力” があった設定じゃないのか。

食べられるものを聞くのでなく、喜美子が考えて作るべき!

そして、本作は、三姉妹が縁側でスイカを食べるシーンの直後の夕食でスイカの皮を使った漬物や、常治(北村一輝)がちゃぶ台をひっくり返す度にこぼれるご飯や味噌汁、「カフェ・サニー」の珈琲やパンケーキで時代や店の変化を演出して来たのは、もう無いのか。

なになら食べられるのかを武志に問うのでなく、自ら工夫して武志に食べてもらって、生きて貰うと言う言動を描かずに、こんな表面的な台詞を言わせても、な~にも伝わらない…

あとがき

「こうなることが、脚本を書きだす前から分かっていたら…」と、毎回書いているように思いますが。

武志が味覚障害になるのが最初から分かっており、喜美子に “あんな台詞” を言わせる設定なら、せめて武志が小さい頃から「これを食べさせたら機嫌が直る」みないな “魔法のおふくろの味” を1つ作っておいたら良かったですね。まっ、肝心の子育てがほぼ描かれていないので、無いものねだりになりますが。

それにしても、ここまで最終回に期待が持てない朝ドラは珍しいですね。

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89 90
第16週『熱くなる瞬間』
91 92 93 94 95(Vol.1) 95(Vol.2) 96
第17週『涙のち晴れ』
97 98 99 100 101 102
第18週『炎を信じて』
103 104 105 106 107 108
第19週『春は出会いの季節』
109 110 111 112 113 114
第20週『もういちど家族に』
115 116 117 118 119 120
第21週『スペシャル・サニーデイ』
121 122 123 124 125 126
第22週『いとおしい時間』
127 128 129 130 131 132
第23週『揺るぎない強さ』
133 134 135 136 137 138
第24週『小さな希望を集めて』
139 140 141 142 143 144
第25週/最終週『炎は消えない』
145

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コメント

No title

作品売りに出したあと
窯やってますやん
あのくらいの作品あってもおかしくないと思いますが

Re: No title

あれだけの作品を創り出したシーンはありませんよね。
武志と陶芸家として向き合うなら、
喜美子が陶芸に向き合っていないと…

都合良く解釈するのは、そちらの勝手ですが…
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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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