ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

スカーレット (第141回・2020/3/18) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第24週『小さな希望を集めて』の 『第141回』の感想。


 本作は、2020/2/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


武志(伊藤健太郎)のもとを、真奈(松田るか)が訪ねてくる。喜美子(戸田恵梨香)は作陶に夢中の武志に代わって、真奈と話をする。真奈は喜美子に武志への秘めた思いを明かす。そして休憩に入った武志にも真奈は気持ちを伝えて帰って行く。数日後、仕事で出かける喜美子に代わって、八郎(松下洸平)が武志を見守ることに。陶芸に励む武志を八郎が手伝っていると、武志が発熱。八郎は大崎(稲垣吾郎)に連絡するが雨が降り始め…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回のアバンは、重苦しい話の中の"一服の清涼剤"になった

月曜日、火曜日と重苦しい話が続いて来たからか、私が3か月毎の定期検査で数値が良かったからなのか、今回のアバンタイトルの「薬」を使った大野家のコント。「くだらない」、「無駄」と思われる人もいるかも知れないが、こう言う明るい家族のやり取りが、病気や病院で見ている人も多い朝ドラならではの “一服の清涼剤” だと思う。

先々週祖母を亡くした真奈が武志に会いに来る意味と価値…

主題歌明け、夜の川原家の全景カットに、音を立てて雨が降っている。地面はそれほど濡れていないが屋根瓦が濡れているから、ザ~ッと雨の降り始め…と言うことだろう。その雨の音で、外界の音が遮断され、カエルの鳴き声をメトロノーム代わりに寝ている喜美子(戸田恵梨香)。

ふと目が覚めて母屋から出て行くと、玄関前に真奈(松田るか)の姿。雨脚が強くなっている。工房で作陶に入れ込んでいる武志(伊藤健太郎)の邪魔をさせたくないと、喜美子が真奈を母屋に入れて、茶を出す。真奈の祖母が先々週亡くなったと言う。恐らく、「喪中に出歩くな」とか「真奈は邪魔」と言う意見もあるだろう。

しかし、「非常識」や「常識ナシ」と言われても、昨年11月に突然母が亡くなった時、2週間後には義父の米寿祝いにも参加したし、1か月後には予定していた旅行にも行った。だから、それを「喪中に不謹慎」と言うなら、私も真奈も同じだから、全く気にはならない。逆に、喜美子のこの台詞があるから、真奈が来た意味はあると思う。

喜美子「どんな話でも うれしいわ。
    男の子は言うてくれへんからな 聞かせて。
    あの子 ちゃんとバイトしてた?」

そもそも、本作が喜美子が武志の子育てを描いて来なかったのは明々白々の事実だ。それは責められるべきことだ。しかし、無いものは無い。だから、この喜美子の「男の子は言うてくれへん」で補強した。補強したと言ったって、無いものを補強しているのだから安普請ではある。

でも、今は喜美子が余命3~5年と言われた息子に「生きたいように生かせてやりたい」と言う強い母心で、武志と二人三脚で歩んでる真っ最中だから…

真奈にとって武志と喜美子が"かけがえのない人"になるのか

ここで “赤の他人” の真奈が喜美子に話し掛けることによって、喜美子の中の情熱と言うか熱い思いに、少し涼しい風が吹き込んで、張り詰めた空気を解す役目もあったと思う。雨の演出も、そんな役割も兼ねていると思う。

真奈「途中で雨降ってきて… 負けへんでぇて 傘 買うて
   うちは 何と戦ってるんでしょう」

どうやら、真奈は真奈なりに何かと戦っているのだ。そして、ここは脚本が上手く倒置法を使って、その戦っている相手を描き始める。この真奈の台詞↑のあとに、家に帰ると亡くなった祖母の “残り香” があって、「会える時に 会いたい人に会うておこうって」と思って、武志から嫌いだと言われたのに来たと、喜美子に打ち明ける。

これは、本当に良く分かる。わたくし事で申し訳ないが、母が亡くなって1か月もしないうちに行った旅行は、20年ぶりに会う人たちとの食事会だったのだ。20年前は、毎年数回会っていたのに、様々な理由で会えなくなり、会わなくなった。でも、昨年千葉県を襲った台風の大被害を目にして、「会える時に会いたい人に会っておかないと絶対に後悔する」と思ったのだ。だから、喪中であることも、その気持ちも相手方に伝えて、7名で食事会をした。

そんな実体験があるから、ここの真奈の言動に私は違和感を覚えない。むしろ、真奈にとって武志が、喜美子が、“かけがえのない人になりつつある” ことを描き始めたような気さえする…

川原家の傘立てに、真奈が持って来たビニール傘が立て掛けて…

嫌いだと言われた真奈が、武志の作業場に行って良いか喜美子に尋ねると、喜美子は承諾する。玄関から工房に出て行く真奈の直接的なカットは無くて、戸が閉まる音に続いて玄関横に置いてある陶器製の川原家の傘立ての横に、真奈が持って来たビニール傘が立て掛けてある。気が付けば、いつの間にか雨音も消え、雨が止んだと言うことだ。

この辺の立て掛けてあるビニール傘が、更に真奈が “赤の他人” であることを強調している。

カバンを取りに来た真奈と、背中の喜美子のカットが良かった!

そして、この、あくまでも真奈は川原家にとって、まだ “お客さん” であると言う強調表現が、武志が自分の病気を理由に真奈を寄せ付けない素振りをするくだりと、それに反発する真奈との言い争いの “悲しさ” や “切なさ” が伝わるし、この言い争いが喜美子の耳にも聞こえて来ることで、武志に「いい作品を作る」こと以外の “生きがい” のようなものを感じる喜美子が、真奈が忘れ物のカバンを取りに来た時の喜美子の背中に見えた。

そして、気の強さや自己中心的な物言いは、喜美子と真奈には類似点がある。だから、二人を対比させる意味で、その後、長めの喜美子の表情のカットがあるが、私は丸まった喜美子の背中に軍配を上げる。

「気ぃつけてな」は良しとして、あとは、あの、下手(画面左)にガス炊飯器があって、上手(画面右)の奥に喜美子の背中が映る「引きの画」のままビニール傘を忘れて出て行くカットの真奈と、背中で見送る喜美子を対比させたら、人間関係の複雑さも描けただろうし。

で、引きの画から一度暗転して、翌朝の青空の情景カットの方が良かったと思う。この辺は、作り込みの甘さが見えてしまうが、会話劇としては良く出来ていると思う。

武志の閃きで再び「陶芸家一家のホームドラマ」になる可能性が…

数日後、展示会の仕事で出掛ける喜美子に代わって、八郎(松下洸平)が武志を見守ることに。ここでの八郎と武志の陶芸作品にまつわるエピソードは、意外と今後の展開にジワジワと何かをもたらすような気がした。

「武志独自のひらめき」で、更に個性的な作品を作ること、父を超える作品を作れと励ます八郎。この辺の八郎と武志の陶芸家同士の共感する部分は、喜美子と武志より描かれて来たから、そこそこ見応えがある。

そして、これがきっかけとなって、武志が作る大皿が、武志の命とリンクして描かれて行けば、陶芸家一家のホームドラマに何とかなって行くと思うし、もはやその路線しか納得いく結末は難しいとも思う。

透明のビニール傘に、雨が溜まって行くのをじっと見る武志…

終盤で、武志が熱発して、八郎がは大崎医師(稲垣吾郎)に電話をかけて、看病の指示を受けて薬を飲もうとすると、「雨」が降って来る。序盤での雨とは違った、かなり強い降りの雨だ。朝方に喜美子が、物干し竿に逆さまに干した真奈が忘れて行った透明のビニール傘に、雨がどんどん溜まって行く。その様子をじっと見る武志。

なるほど、これが11分頃に武志が言っていた「皿ん中に水たまりがあるイメージ」を更に飛躍させた作品に繋がって行くのだろうか。何かを “閃いた” ような武志が、次回で何をするのか楽しみだ。

あとがき

遂に、超が付く程、久し振りに次回が楽しみになって来ました。これ、どうやら喜美子は骨髄バンク設立に動き出して…と言う展開と、このゆっくりとしたテンポでは、最後の最期まで保留するような感じですね。

だとしたら、本当に今回を含めて残りの10回は、「陶芸家一家のホームドラマ」になる可能性がありますよ。ちょっとだけですが、期待が膨らみます。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきー お薦めするの商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 スカーレット 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray]
火火 [DVD]
連続テレビ小説「スカーレット」オリジナル・サウンドトラック


★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/13951/


【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89 90
第16週『熱くなる瞬間』
91 92 93 94 95(Vol.1) 95(Vol.2) 96
第17週『涙のち晴れ』
97 98 99 100 101 102
第18週『炎を信じて』
103 104 105 106 107 108
第19週『春は出会いの季節』
109 110 111 112 113 114
第20週『もういちど家族に』
115 116 117 118 119 120
第21週『スペシャル・サニーデイ』
121 122 123 124 125 126
第22週『いとおしい時間』
127 128 129 130 131 132
第23週『揺るぎない強さ』
133 134 135 136 137 138
第24週『小さな希望を集めて』
139 140

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

傘と雨>『スカーレット』第141話

​アバンの大野家の姿は 気持ち的にはよく分かる 「元気でいてくれたら、それだけでええ」by百合子 でも、これは 武志のことがあるから余計に強く思えるわけで… 喜美子の前では言えないよね(^^;) このシーンだけを観るなら 共感もするし ​家族の仲の良さや優しさを微笑ましくも思うところだけど​ 喜美子のことを思うと、とても残酷に感じる 勿論、大野家が悪いわけではない 誰もが同じ様に...

傘と雨>『スカーレット』第141話

​アバンの大野家の姿は気持ち的にはよく分かる「元気でいてくれたら、それだけでええ」by百合子でも、これは武志のことがあるから余計に強く思えるわけで…喜美子の前では言えない...

連続テレビ小説『スカーレット』第141回

内容武志(伊藤健太郎)を訪ね、真奈(松田るか)が川原家にやってくる。喜美子(戸田恵梨香)は、作陶に没頭する武志の代わりに。。。。敬称略今回だって、別に、悪くは無い今作《スカーレット》でもね、予想がついたり、無駄が多かったり。。。と。“朝ドラ”としては、この程度で十分だろうけど。やはり、“次”への期待感。。。。“次が見たい”とは感じ難い。半年クールで、週6の放送だから、難易度が高いのも分かるん...

【スカーレット】第141回(第24週 水曜日) 感想

…そして休憩に入った武志にも真奈は気持ちを伝えて帰って行く。数日後、仕事で出かける喜美子に代わって、八郎(松下洸平)が武志を見守ることに。陶芸に励む武志を…
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: