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スカーレット (第135回・2020/3/11) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第23週『揺るぎない強さ』の 『第135回』の感想。


 本作は、2020/2/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


武志(伊藤健太郎)の部屋で喜美子(戸田恵梨香)は家庭医学書を発見。白血病のページに付せんがあり、武志が自らの病気に気づいていることを知る。喜美子は平静を装い、武志と話を続ける。人生を陶芸にかけようとしている武志に、喜美子は切ない思いに。同時に母として真摯に向き合う覚悟を固める。武志に余命を尋ねられ、喜美子の中で病と闘う気持ちがこみあげる。入院が一週間後に決まり、何も知らない八郎(松下洸平)が来て…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「割った」のでなく「割ったしもうた」でないの?

主題歌明けに、武志(伊藤健太郎)の部屋で喜美子(戸田恵梨香)が思い出話をする場面で、武志がこんなことを言った。

武志「ああ あの この前割った赤い皿やろ?」

あれは、「割った」のでなく「割ったしもうた」でないのか? 八郎(松下洸平)のことを思って意図的に割ったのでなく、本当は意図的なのだが故意で割ってしまった体(てい)で結果オーライになった…と記憶しているのだが。

こう言う部分が、脚本家複数説を疑いたくなるところ。折角、仕切り直しをしてばかりなのに、脚本家がこの体たらくでは先が思いやられる。

武志が好意的解釈をしたにしても、否定しない喜美子って!?

また、ちょっと引っ掛かったのが、上↑の台詞の直後の武志と喜美子のこの↓やり取りだ。

武 志「お父ちゃんの作品は
    お母ちゃんがおったから出来たんや」
喜美子「ハハ… よう そんなこと言えるな」

なぜ、喜美子は否定しなかったのだろう? 武志の言い分では、母親は父親がいなくても立派な陶芸家になれたけど、父親は母親無しでは陶芸家としてダメだった。で、父親は母親の才能に負けて離婚して信楽から出て行った…と解釈しているようだし、それを喜美子は否定しなかった。え~と、先週までに描かれたのって、そう言うことだっけ?

武志の中で「好意的な解釈」をしているのは無きにしも非ずだが、少なくとも私が見て来た内容とは、かなりいい加減に話がすり替わっている。ここへ来て、敢えて、喜美子を「先に陶芸家として有名だった夫よりも優れた才能の陶芸家」に描く必要なんて無いのでは? だって、「母と息子の闘病記」なのだから。

本作の水曜日と言えば、やっと何か "事" が動く日!

さて。本作の水曜日と言えば、やっと何か “事” が動く日だ。そして、その “事” は喜美子(戸田恵梨香)が武志(伊藤健太郎)に武志の病名を告げると言うことだった。

陶芸に人生を懸けようとしている武志を見て、切ない気持ちになる喜美子が、武志に「白血病や」と病名を告げて、息子と一緒に病気に向き合う覚悟を決めた。そして、余命を聞かれて「3年から5年や」と答えて、将来の目標を変更せざるを得なくなった息子と、本気で病気と闘う気持ちが込み上げ、それを武志に告げる…

これだけ「盛り上がる要素」がてんこ盛りなのに盛り上がらず

これだけ「盛り上がる要素」がてんこ盛りなのに、15分間を見終えても、これと言った感想が浮かんで来なかった。その理由は簡単だ。喜美子にも、武志にも、喜美子と武志の母子にも、感情移入出来ないからだ。

そりゃそうだ。月曜日から言っているように、本作は、ある意味で月曜日から仕切り直して、「信楽焼の女性陶芸家でシングルマザーが骨髄バンクの無い時代に、息子の慢性骨髄性白血病を治療するために、大崎医師と共に奮闘する闘病記の朝ドラ」になったばかり。

合計で45分間も放送していないのに、最初の山場が来てしまったのでは、感情移入なんて無理に決まってる。

"説明"は丁寧にやっても所詮は"説明"で、心には響かない!

これが、例えば、2時間ドラマだったらどうだろう? ドラマが始まって、主人公とその息子がどんな暮らしをして来たのか僅か数分しか描かれていない状態で、「最初のクライマックスですよぉ~」を言われても困るだけ。

本作も前回と今回で必死に台詞で、武志が生まれてからの23年間を説明しているが、これは前回の感想で書いた通り、単なる説明に過ぎない。説明は丁寧にやっても、所詮は説明であって心には響かない。

やはり、ここは20分程度の説明台詞で解説するのではなく、しっかりと放送尺を割いて、喜美子と八郎と武志の3人家族の暮らしを丁寧に描写しておくべきだったと思う。

喜美子と八郎の夫婦を描く時、武志を絡ませなかったのが…

逆に、喜美子と八郎の夫婦については、これでもかと言わんばかりに、交際以前のイチャイチャに始まって離婚話まで延々と描いた。まあ、夫婦を描く必要は絶対にあるが、そこに武志を絡ませなかったのが、本作が「連ドラ」として大失敗したところ。もう、それは取り返しがつかない。だから、感情移入出来なくて当然だと思う。

武志に病名を告げる前に告知の是非で夫婦喧嘩していたら…

そして、なぜだか、終盤の13分過ぎに八郎が登場した。未だに、喜美子が武志の病気のことを八郎に隠しているのが、どうしても “人でなし” に見えるのだが。で、なぜか「葉書」を持って来る。

本来なら、この脚本家は、離婚した夫婦の関係が、結婚していた時より良くなっていると言う設定にしたのだから、武志に病名を告げる前に、これまでのように、また「告知する」、「告知しない」で(元)夫婦喧嘩をしたら良かったのでは?

そうしたら、少なくとも喜美子が “人でなし” に見えることもないし、先週まで描いたことと、連ドラとして “繋がって見えた” と思う。

あとがき

武志が病気のことを知ってから八郎が、「闘病記」に関わるのって妙な感じがしませんか? なんか、八郎の使い方が下手ですよね。

八郎が信楽を出て離婚するタイミングも、喜美子が7回目の穴窯で自然釉を成功させた直後でなく、3年後に喜美子の個展を見に来てもすれ違って郵便のやり取りでした。今回も、年末には検査結果が出ると言っていたのに、まだ八郎は武志の病気のことを知らない。一体、八郎は、いつ知るんでしょう?

恐らく、いつものパターンなら金曜日までは話が動きますから、金曜日には知ると確信していますが、だとすると、今回、八郎が登場した意味が無いような…。でも、演出的には、今週はあまり間違っていないので、明日の作り込みに期待しましょう!

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内容武志(伊藤健太郎)の部屋にやって来た喜美子(戸田恵梨香)は武志が、家庭の医学書を持っていることに気付く。そして武志が、自分の病について調べていることを知る。その後、武志から、陶芸への思いを聞き。。。敬称略今回のエピソードになってから、何度も書いているが。別に、大きく間違っているとは思っていない。シッカリと、丁寧に描いているのは伝わってきますしね。でも“連ドラ”だからこそ、モヤモヤするのである。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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