スカーレット (第122回・2020/2/25) 感想 ※追記あり

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト)
第21週『スペシャル・サニーデイ』の
『第122回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
両親が不在の間、信作(林遣都)と百合子(福田麻由子)がカフェの店番をすることに。信作はコーヒーの淹れ方も知らず、前途多難な予感。そこに最初の客・敏春(本田大輔)がやってくる。出張帰りだという敏春はかつて信作が計画した「お見合い大作戦」の話を持ち出し、話題は信作の恋愛遍歴に。信作はいい顔をしないが、百合子はお構いなしで話を続け、二人の間に険悪な空気が流れる。すると敏春が場を和ませようと照子の話を…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
もしも、これが「働き方改革」の一環なら…
まず、最初に書くのはあくまでも私の想像。それは、「なぜ、本編中に “主役不在のほぼスピンオフドラマ” を1週間も放送するのか?」ってことについての、私の推測。その謎解きの鍵が、今週の演出担当が、これまで5人担当して来た演出家とは違う、本作初担当の野田雄介氏に交代したこと。
となると、現在のNHKが推進している「働き方改革」の一環として、メインのスタッフだけでなく、出ずっぱりの戸田恵梨香さんにも休養を取らせる意味があったのかも知れないってこと。いや、制作費を抑えるべく、戸田恵梨香さんの出番を減らす目的もあるかも知れない…
「カフェ・サニー」を舞台にした"ワンシチュエーション・ドラマ"で2,3週間でも…
だったら、思い切って1週間の休養なんて中途半端なことはせずに、2週間でも3週間でもやったら良いと思う。その代わり、「15分間×12回」の2週間分の撮影の労力を6回分の半分にして、「15分間×6回」は過去の回想シーンをふんだんに盛り込んでも良かったと思う。
だって、ちょうど喜美子(戸田恵梨香)は新たな作陶に挑戦しようとしている真っ最中のはずだし、ここ最近の舞台はずっと「かわはら工房」ばかりだったのだから…
この「ほぼスピンオフ」は「カフェ・サニー」のワンシチュエーション・ドラマにして、1日に1回は喜美子が作陶の息抜きに「カフェ・サニー」にやって来て、そこに信作(林遣都)と百合子(福田麻由子)、 丸熊陶業の照子(大島優子)と敏春(本田大輔)の2組の夫婦が、喜美子を “応援” しながら、「昔はあんなこともあった…」と思い出し笑いをして、喜美子は工房に帰って行く…で良かったと思う。
1日1回喜美子がカフェに来て、家族や友人らに励まさせれば…
こんな設定↑にすれば、スピンオフなんて言われなくて済むし、以前に大阪でちや子(水野美紀)ら荒木荘時代の住人たちが喜美子を励ましたり、新キャラの小池アンリ(烏丸せつこ)を作って励ましたりするより、ずっと自然な形で喜美子をレギュラーキャラたちが見守り励まし応援するホームドラマになったのでは?
あとがき
やはり、本編が進行中なのに、主人公の喜美子が2日連続で登場しないのは不自然過ぎますね。そもそも、喜美子関連がネタ切れなら、『スカーレット』は年を跨ぐのは分かっているのですから、年末年始を挟んで前後2週間をこの形態にしたら、休養と引き伸ばしとネタ切れ隠しの3つを同時にやれたと思います。
そして、前回の感想のあとがきで、「ラスト1か月前の1週間に「ほぼスピンオフ」なら、お手並み拝見といきましょう!」と書きましたが、2日目を見る限り、本編の方が “まだ” 面白いですね。やはり、あくまでも「スピンオフ」や「スペシャル」のレベル。だったら、違うことをやる労力を本編に注いだ方が良かったと思います。
2020年2月25日 11:25 追記
また、脚本家もこれまで本編を担当していた水橋文美江氏ではなく、『あさが来たスピンオフ 割れ鍋にとじ蓋』の脚本を担当し、本作では深野心仙(イッセー尾形)の2番弟子、通称は「2番さん」磯貝忠彦を演じた三谷昌登氏が担当。
従って、脚本はメインライターを休憩させ、演出家は『「マッサン」スピンオフ/前編 すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~』の担当者にして練習台と言っても過言でないと思うが…
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【これまでの感想】
第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89 90
第16週『熱くなる瞬間』
91 92 93 94 95(Vol.1) 95(Vol.2) 96
第17週『涙のち晴れ』
97 98 99 100 101 102
第18週『炎を信じて』
103 104 105 106 107 108
第19週『春は出会いの季節』
109 110 111 112 113 114
第20週『もういちど家族に』
115 116 117 118 119 120
第21週『スペシャル・サニーデイ』
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