アライブ がん専門医のカルテ (第7話・2020/2/20) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『アライブ がん専門医のカルテ』(公式)
第7話『がん再発の父と引きこもりの息子6030問題』の感想。
心(松下奈緒)は結城(清原翔)と共に、がんの手術から3年後に転移が認められた患者・武井(平田満)と向き合う。入院を拒否し、息子・健太(篠原篤)の話題をはぐらかす武井に、心は何か事情があると考える。一方、薫(木村佳乃)は前の職場へ。後日、結城に自身の余命を問い詰めた武井が診察に現れず、心は武井の自宅に向かう。そんな中、心に須藤(田辺誠一)から連絡が入る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:倉光泰子(過去作/ラヴソング、突然ですが明日結婚します) 第1,2,3,5,6話
神田優(過去作/アリバイ崩し承ります) 第4,7話
演出:髙野舞(過去作/隣の家族は青く見える、セシルのもくろみ、昼顔) 第1,2,6話
石井祐介(過去作/SUITS/スーツ、民衆の敵) 第3,4,7話
水田成英(過去作/小説王、医龍4) 第5話
音楽:眞鍋昭大(過去作/後妻業、ミス・ジコチュー天才天ノ教授の調査ファイル)
主題歌:須田景凪 「はるどなり」(unBORDE / ワーナーミュージック・ジャパン)
脚本家が交代しても、まだ "縦軸" でドラマを切り刻むの?
記事投稿時点(2020/02/21 10:03)で公式サイトにも掲載されていない脚本家・神田優氏が本作を初担当。
いつも同じ感想になってしまい申し訳ないが、この第6話は今まで以上に「心(松下奈緒)の夫の死と、薫(木村佳乃)の関係」と言う所謂 “縦軸” を盛り込んだ上に、がんの手術から3年後に転移が認められた患者・武井(平田満)の事例を切り刻んで描いてしまったお陰で、両方の良さが薄まってしまったのが残念。
「医療ドラマ」を前半、「謎解きドラマ」を後半にまとめたら?
これ、もっと単純な構成、例えば1時間の前半を、がん患者に向き合う医師たちの「医療ドラマ」にして、後半を「謎解きドラマ」にするだけで、だいぶ違うと思う。
北大路欣也さんと平田満さんの演技に魅了された!
特に、「謎解きドラマ」のついては、かなり核心に迫って来て面白味が増しているし、北大路欣也さんの演技の素晴らしさもあるし、脚本家と言う設定も巧みに活かされており「ホームドラマ」の面白さも加わっている。
また、「医療ドラマ」についても、重くて、暗くて、辛い内容ではあるが、単純に患者の苦悩と患者に向き合う医師たちを描くのでなく、患者親子の現実と未来と絆を丁寧に描いた。平田満さんの演技も素晴らしかった。ちょっとした工夫でドラマの仕上がりは変わると思う。
あとがき
特に今回は、前半と後半に分けて、縦軸と一話完結の部分を描いた方が分かり易かったでしょうね。「医療ドラマ」の部分の重さや辛さは本作らしさだと理解しているので、そこを阻害するような構成を避けるだけで良いと思うのですが…
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
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