心の傷を癒すということ (第4話/最終話 [連続4回]・2020/2/8) 感想

NHK総合・土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』(公式)
第4話/最終話『残された光』の感想。
なお、原案とされる書籍、安克昌「新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア」は、既読。
阪神・淡路大震災発生から5年がたち、神戸の街は復興を遂げつつあった。そんな中、新しい病院で理想の医療を目指す和隆(柄本佑)に、がんが見つかる。仕事を中断して治療に専念するか、病を抱えながら患者に向き合い続けるかの選択を迫られる一方で、和隆は2児を育てかつ身重の終子(尾野真千子)と共に有効な治療法を模索。やがて、「心のケア」の本質にたどり着く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
原案:安克昌「新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア」
脚本:桑原亮子(過去作/禁断の実は満月に輝く)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく) 第1,最終話
松岡一史(過去作/まんぷく) 第2話
中泉慧(過去作/まんぷく)) 第3話
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
音楽:世武裕子(過去作/恋仲、好きな人がいること、べっぴんさん)
言葉では語り尽せない "人間愛" に溢れたドラマだった!
リアルタイム視聴したかったから仕事から急いで帰宅してテレビのスイッチを入れた。そして、あっと言う間の50分間が終わった。あっと言う間ではあったが、濃厚だった。平坦で安易な言葉では語り尽せない “人間愛” に溢れたドラマだった。
令和時代での終子の気持ちの"欠片"ではあるが強く共感した
特に、実母を昨年11月に突然亡くした私には、令和時代での終子(尾野真千子)の気持ちの “欠片” ではあるが、強く共感出来たし、和隆(柄本佑)のこの世に遺した “思いの深さ” に涙しかなかった…
あとがき
昨年、こんな投稿をしました。『不思議な”親の死”の偶然と、サザン「愛はスローにちょっとずつ」の四方山話』です。何と、4人の所属会社は別々なのに、偶然に親を亡くしたばかりの人がいて、互いの気持ちを語り合いながら寄り添う…と言う経験をしました。正に、安先生が言っていた「ひとりぼっちにしないこと」が、「心の傷を癒すこと」だと思います。
演者の皆さんはもちろん、巧みな構成の脚本家、長い時間を描きつつも緩い時間の流れを創出した演出家など、本作そのものが “心の傷を癒すドラマ” になったと思います。
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新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/13808/
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