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スカーレット (第105回・2020/2/5) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第18週『炎を信じて』の 『第105回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


2週間の窯焚(た)きを心配する八郎(松下洸平)に喜美子(戸田恵梨香)は感謝と挑戦する決意を告げる。家族の協力も取り付け7回目の窯焚きが始まる。信作(林遣都)や百合子(福田麻由子)が交代で薪入れを手伝い、照子(大島優子)も差し入れにやってくる。迎えた最終日。薪入れの番をする喜美子はたまった疲れを隠せない。そんな中、穴窯の壁が崩れて炎が噴き出す。慌てて火を消そうとするマツ(富田靖子)を喜美子は止めて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

『信楽初の女性陶芸家の朝ドラ』の始まりを告げる台詞!?

さて、本作は、月と火は適当で、水曜日から金曜日が本番で、土曜日は次週への橋渡し…と言う構成が多い。だから、この水曜日で大きく動くはず…と、いつも書いている。その通りに、今回はアバンタイトルからすっ飛ばして来たって感じ。

前回から続きで、八郎(松下洸平)が「ずっと 男と女やった…」と言ったのを受けて、喜美子(戸田恵梨香)が八郎にこんなこと↓を言った。

喜美子「うちは… ハチさんに出会うて…
    陶芸を教えてもろて…
    やりたいこと見つけて 見つけられて
    ほんまに幸せです
    幸せやから 作品を作りたいねん
    作りたいんです
    うちは 陶芸家になります」

これって、前段の6行と最後の1行の組合せが最悪の台詞だと思う。最後の1行である「うちは 陶芸家になります」は、今さら感はあるが、やっと『信楽初の女性陶芸家の朝ドラ』の始まりを告げる台詞として、間違ってはいない。言うのも悪くない。

今さら「作りたいんです」と言われても過程を見てないから

ただ、その前段の6行の中で最も意味不明なのは「幸せやから 作品を作りたいねん。作りたいんです」と言う部分。これ、どう好意的に解釈しても、夫である “八郎の存在” が既に “喜美子の幸せ” の中に入っていないことを示している。だって、別居状態を “幸せ” と位置付けているのだから。

それに、「作りたいんです」と言う気持ちが全然分からない。そもそも、食器の大量生産で生計を立てていて、それで満足していた喜美子が、どうして穴窯、薪焚き、欠片の色に拘ったのか… その過程が殆ど描かれていない状態で、「作りたい」と言われても、このあとを、どうにか『信楽初の女性陶芸家の朝ドラ』にしたい作り手の強引さ鹿感じられない。

これが、「うちは 陶芸家になりたいから ハチさんも 武志も 家族も捨てます」と言って、喜美子が川原家から出て行くなら納得しやすいのだが…

"家族を犠牲にしてもやり遂げたい"我の強さしか伝わらない

第1回の冒頭で描かれた、喜美子の窯焚きのシーンを、まさかこんな気持ちで観るとは、4か月前には想像もしていなかった。結婚、出産、育児、陶芸…を教えてくれた八郎に感謝をしてはいるものの、家族らの生計を無視して、ただ「うちは 陶芸家になります」と言う漠然として感情だけで、博打を打つヒロインにしか見えない。

作り手は、喜美子が八郎から自立して、自分の家族や幼馴染とその家族の協力を得て、ヒロインが夢の第一歩を叶える感動シーンにしたかったのだろう。しかし、喜美子がここまで情熱を注ぐ過程が描かれていないから、やはり “家族らを犠牲にしてもやり遂げたい” と言う自我の強さしか伝わらない。

家族を犠牲にするのが父親譲りなら、そう描くべきだし…

確かに、「家族らを犠牲にしても」の部分は、亡き父・常治(北村一輝)を受け継いでいるとも言えるが、それならそれで、喜美子が今も常治を意識しているように、家族らが喜美子に常治を重ねて見て、喜美子に反対しないと辻褄が合わない。

だって、母・マツ(富田靖子)は喜美子を止める役目を果たせないのは、常治との関係から当然だから。その辺の、「家族のドラマ」の部分を強調しても良かったかも知れない…

この程度の成功なら夫婦と家族らで協力して良かったような

そして、10分過ぎに、夢が叶った。ここも、ドラマとしては視聴者を絶対に感動させなくてはいけないシーンなのに、今一つ盛り上がらない。まあ、成功するのが分かっているのもあるが、やはり喜美子に共感出来ないのが大きな原因だろう。あれだけ皆が協力しているのに、八郎が協力していないのも不自然過ぎたし。

だから、何の感動も余韻もない。脚本と演出も、ナレーションと喜美子のモノローグで、これでもか!と言わんばかりに、実に淡々と処理していく。ちや子(水野美紀)が書いたであろう記事のカットすら無しで。

これなら、だらだらと6回も窯焚きに失敗せずに、八郎と手に手を取って、あれこれ研究して、日めくりカレンダーのように、6回の失敗を描いて、この7回目の成功を夫婦と家族と知り合いたちと共有した方が良かったと思う。

ここまで雑な脚本と適当な演出の朝ドラは、近年で稀かも…

で、『第102回・2020/2/1』で推測した通り、時は昭和53年(1978)へワープ。と言うか、やっと1回の窯焚きが成功した時点から、9年間もすっ飛ばして、 「喜美子も有名な女性陶芸家になっている状態」へ。もはや、どうでも良いですが、ここまで雑な脚本と適当な演出の朝ドラは、近年で稀かも知れない…

あとがき

番組終了時の『自信作できました!』のコーナーの、陶芸を始めて5年目の岐阜県の方が作った一輪挿しの方が、その直前の「かわはら工房」の棚に並んでいた「有名な陶芸家の喜美子」が作った作品より良く見えたのは私だけ!? 美術さんと陶芸指導のお二人も、もうやる気が失せましたか…

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
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第4週『一人前になるまでは』
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第5週『ときめきは甘く苦く』
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第7週『弟子にしてください!』
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第17週『涙のち晴れ』
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第18週『炎を信じて』
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