スカーレット (第99回・2020/1/29) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト)
第17週『涙のち晴れ』の
『第99回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
二回目の窯焚(た)きも失敗。喜美子(戸田恵梨香)は諦めずに三回目に向けて改善点を考えるが、八郎(松下洸平)は経済的な負担を理由に穴窯を中断するよう告げる。だが喜美子は穴窯への思いを断ち切れない。二人のやりとりを知らないマツ(富田靖子)が窯焚きの費用を捻出するため内職を始めたり、信作(林遣都)が手伝いを買って出たりと、周囲は喜美子を応援する。そんな中、百合子(福田麻由子)はついに信作(林遣都)と…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
お知らせ
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喜美子の情熱が、"無鉄砲な自分勝手"にしか見えない!
穴窯の窯焚きは、1度に大量の薪を使うため大量の資金が掛かる。そんな穴窯での窯焚きを二度失敗したために、経済的な負担を考えて前回で一時的に中断するよう提案した八郎(松下洸平)に対して、思いを断ち切れない喜美子(戸田恵梨香)が、4分頃にこんなことを言った。
喜美子「お金がないことに 気持ちが負けたらあかん。
昔 フカ先生が言うてた。
やりたい気持ちに変わりはないねん。
ハチさんの言うことやから
納得はしてないけど… 受け入れました」
ここの喜美子の「やりたい気持ち」の描写が雑過ぎるのだ。穴窯での窯焚きが始まってから、確かに「信楽初の女性陶芸家の朝ドラ」風にはなってはいるが、本作で描くべき “喜美子の陶芸への情熱” の描写が、ただの “準備不足による無鉄砲な自分勝手” にしか見えていない。
だから、「納得はしてないけど… 受け入れました」と言われると、あれ? その程度の情熱だったの? と、こちらがトーンダウンしてしまった。
百合子と信作の「なかなかできない」のお粗末な終わり方…
5分過ぎに、百合子(福田麻由子)と信作(林遣都)が登場し、第89回(2020/1/17)で、「これが 後々 語り継がれる『信作 結婚のご挨拶が なかなかできない』の始まりでした」と言うナレーションが入ったくだりに、突然の終止符が打たれた。決して見ていて面白くないし、引っ張る理由も見当たらないが、本編が面白くないから、本編がいい感じで一区切りしたところで、パーッとやってくれるとちょっぴり期待していただけに、本編が超停滞中にこそっと終了とは残念。
この程度なら、事前に「後々 語り継がれる」なんて大袈裟なタイトルを付けずに、サクッと済ませた方が良かったと思う。
結局、今回の12分間は "時間が停止" しちゃった…
10分過ぎ。川原家の縁側で、喜美子と八郎が “みかん” を食べている。八郎が喜美子の “みかん” の食べ方が自分と違うことに気付いて、10年間の結婚生活で互いを良く見ていなかったことが描かれた。
このまま、10年連れ添った夫婦でも知らないことがあると言うのを知った喜美子と八郎が、再び寄り添って行く…としておけば良いのに、なぜか、ここで再び、穴窯をやるのやらないのの激論が始まっちゃった。
まあ、そうなるのは分かっていたことだが、前述の通り、喜美子は「納得はしてないけど… 受け入れました」と言ったのに、また、こんなことを言い出した。
喜美子「何で うちの気持ち分かってくれへんの!?」
これ、喜美子の “やりたい気持ち” は変わらないってことだ。この台詞が12分頃だから、結局、12分間停止しているってこと。
八郎を否定する喜美子に共感出来るように描くべきだった…
その上、喜美子は八郎にこんなことまで言った。
喜美子「ハチさんに足りひんのは信じる力や」
喜美子が八郎を “否定” した。自分の妻を信じることも、妻が陶芸家として成功するであろうことも、喜美子にとっては “全否定” されたと思ったのだろうか?
う~ん、今となっては勿体ないと言うレベルを超えているが、やはり、イチャイチャやコント風会話劇をだらだらとやらずに、「信楽焼の欠片」の色に魅せられて、電気釜の故障をきっかけに穴窯に専念し、狂気の表情でろくろに立ち向かい、昔の色の再現に打ち込む喜美子を描くだけで良かったのだ。
それをやらずに今回のような台詞を喜美子に言わせても、やはり、“準備不足による無鉄砲な自分勝手” にしか見えない。上手くやりさえすれば、夫を否定してまで自我を通す喜美子に視聴者(少なくとも私)は、喜美子に共感出来たと思う。残念無念…
あとがき
ついに、八郎が出て行きましたね。まさか、武志を連れて…とは思いませんでした。ただ、ナレーションは「八郎は 本当に出ていきました」でしたから、武志を連れて行ったかは定かでありませんが。まっ、いずれにしても武志は今後出番が控えているので戻って来るとは思いますが。
それにしても、第90回(2020/1/18)の感想で私が推測した通りになりましたね。八郎と三津(黒島結菜)は不貞関係にならずに、三津が自ら身を引いて退場。そして、八郎は陶芸家としての考え方の違いで家を出ました。推測と違うのは、2月中旬だと思っていたのが、1月中だったこと。
でも、「八郎退場」のシーンは無かったので、今週中に荷物を取り来る等のシーンで、完全退場までは時間があると思いますが。おっと、これも私の推測です。
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【これまでの感想】
第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89 90
第16週『熱くなる瞬間』
91 92 93 94 95(Vol.1) 95(Vol.2) 96
第17週『涙のち晴れ』
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