心の傷を癒すということ (第2話 [連続4回]・2020/1/25) 感想

NHK総合・土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』(公式)
第2話 [連続4回]『僕たちの仕事』の感想。
なお、原案とされる書籍、安克昌「新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア」は、既読。
大地震が起きてすぐ勤務先の病院へ向かった和隆(柄本佑)は、自分の無力さを痛感。精神科医として自分にできることは何かを模索する。そんな中、旧知の新聞記者・谷村(趙泯和)から「被災地の状況を内側から書いてほしい」とコラムの連載を依頼される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
原案:安克昌「新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア」
脚本:桑原亮子(過去作/禁断の実は満月に輝く)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく) 第1話
松岡一史(過去作/まんぷく) 第2話
中泉慧(過去作/まんぷく)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
音楽:世武裕子(過去作/恋仲、好きな人がいること、べっぴんさん)
お知らせ
本家のブログ(https://director.blog.shinobi.jp/)ですが、2020年1月24日(金)の23時頃までは普通に表示されておりましたが、1月25日(土)の朝8時から、本家のブログの表示も管理画面へのログインも不可能なため、全ての作業が不可能な状況です。これほ、忍者ブログさんの復旧を待つしかありません。
なお、1月25日(土)22時の時点で、忍者ブログさんから「復旧の見込み等」の連絡はありません。
従いまして、本家ブログが復旧するまでは、この本家のミラー&トラックバック用ブログ『ディレクターの目線blog@FC2』のみ更新し、本家は復旧次第に更新します。ご不便をおかけして申し訳ありません。
第1話が無ければ第2話の価値や意味は大きく違ったと思う…
第1話が期待や予想と違って、主人公である和隆(柄本佑)の在日韓国人として、自分の生涯の仕事や伴侶との出会いを描いて、阪神淡路大震災は番組の終盤の僅か数秒しか描かれなかった本作。
全4回のため、この第2話では、どこまで「被災者の “心のケア” に奔走する若き精神科医のヒューマンドラマ」なるのかと思いきや、はたまた期待と予想を良い意味で裏切られた。と言うか、正確に言えば、第1話があったから第2話の価値や意味が、しっかりと伝わる作品に仕上がっていた。
段階を経て人の"弱さ"と"優しさ"を丁寧に描写するのが秀逸
その理由は、第1話では、主人公を含め、主人公に関わる人たちの “弱さ” と “優しさ” が丁寧に描かれた。そして、この第2話は、主人公を含めた被災者たちの “弱さ” と “優しさ” を描写することに、パワーアップしたように見えたのだ。
徐々に、メインタイトルである『心の傷を癒すということ』の意味が浮かび上がって来るのが、とても自然でドラマチックで素晴らしいと思う。
あとがき
第2話は、第1話よりもドラマ全体を通して “行間” が多く取られていたように思いました。それだけ、第2話の方が、その “行間” に、視聴者それぞれの思いを注入することで、視聴者の中で初めてドラマが完成するような、不思議で新鮮な体験をしました。次回も、期待と予想を裏切って、新たなドラマ体験をさせて欲しいです。
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★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/13760/
【これまでの感想】
第1話
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