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スカーレット (第91回・2020/1/20) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第16週『熱くなる瞬間』の 『第91回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


八郎(松下洸平)が個展の下見のために東京に行っている間、作陶に精を出す喜美子(戸田恵梨香)。三津(黒島結菜)と談笑していると照子(大島優子)が深刻な顔でやってくる。さらに信作(林遣都)も駆けつけ、久しぶりに幼なじみ三人で一晩過ごすことに。話題は照子の離婚危機から、信作の結婚予定などさまざま。今だから言える本音が次々飛び出す。童心に返った時間の中で喜美子は大阪に行く前に拾った信楽焼のカケラを思い出す
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今週は"練習台"だと思って"半ば諦めて"見た方が良い…

クレジット・タイトルの演出担当に見覚えのない「泉並敬眞」とあったから調べてみると、朝ドラの本編担当は今作が初めての演出家だった。

まあ、朝ドラでは、6か月の半分を過ぎた “安定期” に若手や朝ドラ未経験者の演出家を起用して、視聴者は “彼の練習台” を見せられると言うことは良くあること。従って、今週は “練習台” だと思って “半ば諦めて” 見た方が良い。

「靴下の穴の裁縫で12円」で、一体何を描きたいのか?

さて、主題歌明けの、最近、度々登場する武志が自分の靴下に空いてしまった “穴を繕う” ことで、1か所12円を貰えるってシーン。

ここ、最初は、喜美子(戸田恵梨香)の「好きちゃうわ 大好きや」から、母と息子の関係を描いて “プチ感動” でもさせてくれるかと、微かな期待をした直後に、戸田恵梨香さんと劇伴で一瞬にしてコントへ。これ、いろいろ思うことがある。

そもそも論で言えば、「なぜ喜美子が武志に穴を繕わせて12円をあげるのか? 」や、「喜美子は武志に裁縫のやり方をきちんと教えたのか?」や、喜美子は武志に労働の大切さを教えるつもりなのか?」や、「喜美子が教えたいのは、モノを大切にすることなのか?」や、「一度始めたことは最後までやり遂げることが大事なのを教えるためなのか?」などが殆ど描かれずに、「穴を繕ったら12円」の結果だけが描かれるから、言いたいことが分からない。

「楽しいでしょ? これが朝ドラですよね」と言わんばかり…

だから、脚本家が視聴者に伝えたいことが脚本から伝わらないなら、そこを俳優の演技や劇伴で補強&補完するのが、朝ドラの演出家の仕事。なのに、まあ「脚本にも書いてあったからそうしただけ」だと思うが、この演出家はコントに仕上げた。それも「楽しいでしょ? これが朝ドラですよね」と言わんばかりに。

しかも、そのコントも、突然の照子(大島優子)の登場でスパッと包丁で切ったように終了。これでは主題歌明けの、月曜日の最初の貴重な2分間で、何を伝えたかったのか見えないのだ。

ホームドラマとして"靴下で12円"は悪くないとは思うが…

更に、アバンタイトルを含めてこのコントに言いたいのは、喜美子と八郎(松下洸平)が、陶芸を仕事にしている理由に、息子の武志のためにとか、家族のためにと言う “ホームドラマ” として不可欠な要素だと思うものが欠落していること。

確かに、「陶芸家のドラマ」だろうが、その前に「ホームドラマ」であるはず。だから、この「靴下の裁縫で12円」のエピソードそのものは否定しない。否定しないが、このような時間繋ぎ的な活用方法しか出来ない、しない…脚本家と演出家は否定せざるを得ない。

照子の登場の仕方がおかしいから、話が区切られた印象に…

アニメ『サザエさん』風に言えば、今日の第1話『武志の靴下の巻』が終わって、次は第2話『照子の離婚騒動の巻』の始まりだ。これね、分かり難い説明になるかも知れないが、前段の『武志の靴下の巻』の最中に扉の外に照子が来ちゃって、それを三津(黒島結菜)が見つけるから「〇〇の巻」って “区切り” が入ったように見えてしまうわけ。

そう感じさせないためには、喜美子と武と三津の談笑のシーンの劇伴をゆっくりフェードアウトさせながら、映像は、月夜のカットを入れて、月夜の明かりに照らされた照子がこそこと「かわはら工房」に近づいて、カットが照子を見つける三津、その声に反応する喜美子のカットになれば、そこに一定の時間と空間が入るから、「一段落して…」みたいな雰囲気が出るはず。

それをやれば、「川原家の今夜はいろんなことが起こる日なんだ」と思えるが、2つの異なる「巻」に “のりしろ” を作るから、逆に「今度の話は、そっちなの!?」となる。まあ、明らかに「練習台」を見せられているわけだ。

視聴者が見たいのは、「先週までの続き」なのに…

そして、第2話『照子の離婚騒動の巻』も、「楽しいでしょ? これが朝ドラですよね」と言わんばかり。話はそのまま信作(林遣都)も駆けつけ、久しぶりに幼なじみ三人で一晩過ごす第3話『幼馴染のプチ同窓会』も同時進行。ここまでを楽しいと見られた人は別にして、モヤモヤが増えただけの人(私も)には理由がちゃんとある。

それは、ここまでの「今日の3話」がホームドラマとしては間違っていないが、興味関心を抱ける内容では無いから楽しいとは思えないのだ。

だって、楽しいと思えない人は、恐らく、先週まで、あれこれ脳内補完や合理的な解釈をして、喜美子は生活のために小皿200枚の大量受注をこなし、陶芸家への夢も再燃し、八郎と三津の関係を心配していた。一方の八郎は陶芸家として更なる上を目指し、個展開催への気持ちを高ぶらせた。

その “続き” が月曜日から見られると期待したのに、このありさまだ。そりゃあ、幾ら楽しそうな演出をされたって楽しく感じるはずが無いのだ。

喜美子が"信楽焼の欠片"で自問自答する絶好の機会だった…

12分過ぎからは、今日の最終話、第4話『信楽焼の欠片の巻』の始まり始まり~ぃ。もう、この巻が感動できない理由はお分かりだと思う。だって、八郎のいない夜なのだから、それこそ、喜美子が陶芸家の道をこれから進むのか真剣に一人で夢と向き合う絶好のチャンス。

一人、何を考えるでもなく、ろくろを回して土に触れている喜美子が、ふと立ち上がって手を洗い、気持ちを改めて、棚から「信楽焼の欠片」を手に取り、独り言で語れば良かっただけ。

なのに、いくら幼馴染だろうが、丸熊陶業の娘だろうが、喜美子の絵を褒めようが、「陶芸家・喜美子」にとっては、無関係な2人に、思い出話のついでのアイテムとして「信楽焼の欠片」を登場させた意味が分からない。

あとがき

今回の本編は、残念ながらアバンタイトルだけでした。あとはラストの数秒間で「明日以降のネタフリ」のフラグを立てただけで終了。どうやら、前回の感想で書いた「私の推測」に至るのは、今月末あたりのようですね。それまで我慢かな…

それと、土曜日分の感想の件ですが、実は、この土日は千葉県の南房総市と館山市に災害ボランティアに行っていました(と、偉そうに書きましたが、半分以上は観光で、友人らを連れて観光関係者を元気づけるってことですが)。

土曜日は雨と時々雪混じりの寒い一日で、例年の1月中旬なら、「いちご狩りと花摘み」で観光客が増える「南房総地域の観光の稼ぎ時」なのですが、昨年秋の台風で、いちご狩りのビニールハウスが壊れたり、自分の家の復旧に忙しくて観光用のポピーの花などが十分に栽培することが出来ず、観光は相当なダメージでした。

滝沢秀明さんV6三宅健さんら、千葉の被災地で復興支援
     https://www.asahi.com/articles/ASN1L7QZYN1LUDCB005.html

昨秋以降に相次いだ台風で大きな被害を受けた千葉県内の被災地を支援しようと、ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明さん、V6の三宅健さんら計8人が18日、南房総市と館山市を訪れ、壊れたビニールハウスを解体するボランティアをした。

もちろん、年が明けても屋根瓦と業者さん不足で、未だにブルーシートの家屋がたくさんありました。でも、宿泊もできますし、美味しい地魚や野菜も楽しめます。どうか、南房総地域の台風被害を忘れないで下さい。日曜日の朝の館山の海岸からは、こんな大きな富士山がきれいに見えました。

日曜日の朝の館山の海岸からは、こんな大きな富士山がきれいに見えました

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89 90
第16週『熱くなる瞬間』

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