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スカーレット (第90回・2020/1/18) 感想 ※追記あり

2020/1/18 17:30 記事追記
連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第15週『優しさが交差して』の 『第90回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


直子(桜庭ななみ)の妊娠は偽りとわかり、マツ(富田靖子)が怒る。喜美子(戸田恵梨香)と百合子(福田麻由子)が笑い飛ばして取り繕うも、マツはショックを隠せない。喜美子が直子を諭していると陶芸展の結果連絡がくる。一方、八郎(松下洸平)は個展の下見のため、上京する準備に忙しい。三津(黒島結菜)は同行したいと申し出るが八郎に断られる。やがて下見に出かけた八郎の留守中、喜美子は夫婦ノートに想いをつづり始め…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まえがき

今朝は、諸事情で感想を書く時間がじっくり確保出来ないため、簡単感想で。時間が許せば、午後遅く追記します。そして、簡単感想のあとに、折角ご訪問頂いた読者さんのために、昨晩いろいろ考えたことを書きます。

昨日(1/18)は「命の大切さ」を描いて欲しい日だから…

昨日は敢えて触れなかったが、大凡の放送日は予定されているのに、「阪神淡路大震災から25年目の日」に直子(桜庭ななみ)の “偽妊娠” を描くのも、本作に絶対的に必要なタイミングならともかく、この雑な展開からすると、少しずらせなかったのかなと思う。

やはり、「命の大切さ」を描いて欲しい日だから。ここまでは考え過ぎかと思うが、影響力の朝ドラだから…

脚本家が三津の扱い方や立場に混迷しているように見える…

今回は、妙な感じ。例えば、今回の終盤で描かれた「夫婦の時間」では、前回なぜか居た三津(黒島結菜)が居なかった。また、 喜美子(戸田恵梨香)が三津に、息子の面倒を見ていてくれたことに感謝の意を伝えたこと。

これら2つは、これまでに無かった描写。どうやら、私は以前から「脚本家複数説」を唱えているが、その真偽がどうかと言うよりも、本作に於ける “三津の扱い方” や “三津の立場” が、明らかにふわふわと一定化していないように、私の「ディレクターの目」には映っている。

今日も「信楽初の女性陶芸家の朝ドラ」になる気配は薄いが…

要は、本作は、家族の描写はともかく、知人や親せきの類も別にして、完全なる赤の他人である登場人物の描写が雑。そして、家族や知人らの描写は無駄が多い。だから、突然現れた三津の描写が、それらから完全に浮いてしまっている。今回なんて、ほぼ全編が「信楽初の女性陶芸家の朝ドラ」とは無関係のエピソードばかり。

そこで、考えたのだ。本作に於ける、もとは赤の他人の八郎(松下洸平)と三津が、今後「信楽初の女性陶芸家の朝ドラ」に影響を与えるか、与えないのか? 暇があったら、次からの章を読んで頂きたい。

下記↓は、私の推測ゆえに「読み物」として楽しんで欲しい

ここから書くのは、ネタバレでなく私のあくまでも推理、推測だと断った上で書く。従って、一種の「読み物」として読んで頂くとありがたい…

電気釜が壊れて、穴窯を作らざるを得ない理由を考えた…

さて。これまで、私は、主人公「川原喜美子」のモデルとされる人物の人生を基にして、この先を考えると、八郎が三津と不倫をして2人揃って退場すると考えていた。しかし、昨日もコメント返信で書いた通り、昨晩も見た第1話の録画のアバンタイトルで「穴窯に大量の薪を焼(く)べる喜美子」のシーンを見て気が変わった。

なぜなら、今は修理しながら使い続けている小さな電気釜なのに、第1話に登場したのは巨大な穴窯で、そこに立つのは喜美子と母のマツだけ。と言うことは、電気釜が何らかの理由で壊れて、穴窯を作らざるを得ない理由がないと、あの第1話のアバンは作れない。

丸熊陶業の穴窯を借りている内に夫婦の作家性が乖離する…

しかし、喜美子1人で穴窯を作るのは経済的に難しいはずだが、第1話の喜美子は第89回の喜美子と白髪が増える訳でもないから、そんなに時間経過はしていないはず。そこで、考えた。やはり、今描かれている状態が今後も続くとすれば、この先ずっと喜美子と八郎の陶芸家としての “作家性” は、どんどんかけ離れて行くはず。

だから、もう、(例えば)一時的に故障した電気窯の代用として丸熊陶業の穴窯を借りて作陶していく中で、喜美子と八郎の “陶芸家としての作家性” の違いが大きくなり、とにかく「かわはら工房」に喜美子と八郎が穴窯を作って、運用を始め、更に “夫婦の作家性” が乖離していき、その結果として「八郎が家を出て行く」と考えた。

三津は、八郎への尊敬が恋愛感情になるのに気付いて去る…

となると、三津は不要だ。むしろ、三津は単なる “夫婦の作家性の違い” を視聴者へ表面化させる役目と、第90回現在では、前回の感想に書いた通り、男の弟子2人の育て方で失敗して仲の悪くなった「師弟関係」でもある弟子の喜美子が、夫婦関係修復のために夫であり師匠である八郎に三津をあてがった。

しかし、この先の展開予想が間違っていた。ここ数回の喜美子の大量生産作業に付き合っている三津より、八郎といる三津の方が生き生きとしている。だから “不倫” か? と推理したのだが、話を戻すと穴窯が完成して、八郎が去るのは “作家性の違い” のはずだから、不倫はない。

となると、三津の中で八郎への尊敬の念が恋愛感情に変化していき、賢い女の設定の三津だから、「川原家を壊せない」と思い、川原家から、信楽から去る。きっと、こうだ。穴窯は一晩中「火の番」をしなくてはいけない。その「火の番」を八郎と三津がやっているうちに、三津の感情が変化すれば不思議でないし、辻褄も合う。

↑の展開しか「信楽初の女性陶芸家の朝ドラ」復活の道は無い

長々と書いたが、前回では「ナレーションによる良き軌道修正の火は消えた」と書いた。でも、私の推理、推測通りに話が進めば、まだ「信楽初の女性陶芸家の朝ドラ」に復活する可能性が見えるのだ。いや、もうこの展開しか復活の道は無いと思う。その意味で、数週間後には結果的にネタバレになっていたことを、今は願っている… そして、本作の作り込みの雑さが改善されるのも前提だが。

あとがき

きっと、当blogの感想を今も読んで下さっている読者さんの多くが、既にモヤモヤは限界に達し、希望の灯りも消えかけ、でも、「いつか大阪編の時のようなキラメキやワクワクが帰って来るのでは?」と言う人が多いのでは? 私は、その1人です。

と言うわけで、今回の推測で、感想の途中離脱が遠退いたことだけは、記しておこうと思います。一緒に見守りましょう!

2020年1月18日 17:30 追記

追記が遅くなりました。理由は後日。さて、改めて今回の録画を見直して感じたのと、普段は朝ドラを見る習慣のない人の意見を聞いて感じたのは、以下の4つ。

1つ目は、「これ、何ってドラマ?」
2つ目は、「この家族、おかしくない?」
3つ目は、「コメディなの?」
4つ目は、「女の弟子って、何者?」

…だった。確かに、お金が無いから家族を騙すのは百歩譲っても、妊娠を偽って騙し騙されるのは稚拙過ぎると思う。また、妊娠や将来が関わる案件を、母親を筆頭に軽率に受け止め過ぎるし、明らかに3姉妹揃ってのシーンは「笑え!」と言わんばかりの場面が笑えないのだから、不満を言うのは当然だ。

そして、最大の「女の弟子って、何者?」の疑問については、今回の私の感想の「推測」を読んで貰い納得して貰った上で、「分かり難い!!!」と一喝された。まあ、これが、本当の意味でのニュートラルな感想だと思う。要は「分かり難い」のだ。だから、せめて、今回の私の "能動的な推測" が当たることを祈る。でないと、とんでもない作品になると思う。

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』
85 86 87 88 89

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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