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スカーレット (第89回・2020/1/17) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第15週『優しさが交差して』の 『第89回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


喜美子(戸田恵梨香)は三津(黒島結菜)に作陶を教えながら、親密さを深める。しかし三津から何気なく八郎(松下洸平)のような人を好きになりたいと告げられて動揺。平静を装うが、八郎に対する気持ちも揺れる。一方、百合子(福田麻由子)と信作(林遣都)が川原家への結婚挨拶を計画したところ、直子(桜庭ななみ)が突然、帰郷して妊娠を報告。驚きつつも笑顔で迎える喜美子だが、マツ(富田靖子)が怒りに震えて立ち上がり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

喜美子が三津に作陶を教えながら親密さを深める場面の意味

今朝はどんなアバンタイトルから始まるのかと思いきや、軽快な口笛調の劇伴に乗せて~の、喜美子(戸田恵梨香)が三津(黒島結菜)に作陶を教えながら、親密さを深めるコント。こんなのが全く必要ないことは今朝に始まったことではないが、逆に必要のないこのシーンが、今回のその後の展開に、あらぬ想像をさせてしまうのだ。

喜美子の「うちがやる」は、師匠の言葉として正しいの?

主題歌明け、八郎(松下洸平)が長男・武志と一緒に工房に帰って来る。そこで、喜美子と三津のこんなやり取りがあった。

三 津「お茶いれましょうか?」
喜美子「うちがやる。三津は それ最後までやりぃ」
三 津「はい」

喜美子の「うちがやる」は、単純な “喜美子の台詞” としては、弟子を思う気持ちとか、弟子の手をわざわざ止めさせることも無かろう、みたいな気持ちの表現としては “アリ” だとは思う。しかし、師匠と弟子の会話劇中の “師匠としての言葉” としては正しいとは思わない。

だって、師匠と弟子なのだから、師匠の師匠である八郎まで帰宅したのだから、弟子が茶を入れるのが普通と言うか、そう言う細々したしたことしつつ…が、修業でないのだろうか。令和の人手不足の時代のお話では無いのだから…

今回のナレーションで、私の最後の希望の灯りが消えた…

5分頃から、最近は本作のお約束になっている「信作と百合子が、なかなか結婚の挨拶が出来ずにいる話」がまた始まった。これを見たい視聴者がどれだけいるのだろうか? こんなのに3分以上も時間を割いたかと思ったら、次も脇役・直子(桜庭ななみ)が突然、帰郷して妊娠を報告ってくだり。

その直前に『これが 後々 語り継がれる『信作 結婚のご挨拶が なかなかできない」の始まりでした」と言うナレーションが入った。このナレーションを聞いて、ここ数日ずっと感想に書いて来た、「映像的な描写の雑さを補強、補完するのはナレーションしかない」との私の最後の希望の灯りが消えた…

「うちがやる」と「覚悟や自覚を持っている」は真逆では?

八郎と武志と三津のどうでも良いやり取りを見ていたら、時計は既に10分になっていた。場面は、川原家の母屋で、これから帰宅する百合子を迎え撃つ? 準備をしている喜美子らの図。ここで、また変なことを喜美子が言う。

喜美子「ほやけど… 順番いうもんがあるやん」

どうやら、喜美子には「結婚 → 妊娠」と言う従来の、謂わば、古典的な考えがある人ってことだ。更に、こんなことも言う。

喜美子「親になる覚悟や自覚を持っているかどうか…」

そもそも、喜美子が妊娠・出産した時の描写が完全に欠落しているから、喜美子と百合子を単純に比較できない。これが本作のダメな部分だが、この度のこの2つの喜美子の台詞と、冒頭での「うちがやる」が、全く正反対のことを意味しており、喜美子の言い分に全く説得力がないことにお気付きだろうか。

このシーンでの喜美子は、ざっくり言えば、「物事には順番があり、何かを始めるには覚悟や自覚が必要だ」と言っている。しかし、序盤での喜美子は、弟子に茶を入れた。先日の描写では、弟子におむすびは作るし、布団も敷いてやっていた。これ、おかしくないか?

喜美子は辞めさせた男弟子2人を小間使いのように扱った!?

それで、私は脳内補完でなく、いつものニュートラルな思考回路で考えてみた。すると、1つの答えに辿り着いた。それは、以前に窯業研究所の所長・柴田寛治(中村育二)から頼まれた男性2人の弟子、畑山順(田中亨)と稲葉五郎(永沼伊久也)が突然辞めさせられた…と言う出来事との関係だ。

あの時、なぜ弟子が辞めさせられたのか、止めさせたのかの理由が明確に描かれていない。しかし、その辞めさせられた弟子2人は、師匠の大事なノートを盗んだ。

盗むと言う行動をするのには、それなりの理由、例えば、怒りとかあったはず。「半年もいたのに、教えてもらえなかった」と辞めさせられた時の愚痴だから、もしかしたら本当に八郎と喜美子は男の弟子2人に作陶を教えず、小間使いのようにこき使った可能性がある…ってことだ。

一度弟子を育てるのに失敗したから三津に過剰に優しいの!?

そこで、次は、敢えて好意的に脳内補完してみる。八郎と喜美子は前の弟子2人の指導に失敗した。だから、イチャイチャも減っていた。要は、喜美子は「師弟関係」の経験が、女中時代と絵付け師時代にあるから、修業や人を育てることに古典的な考えの持ち主。

一方の八郎は、「師弟関係」の未経験者で、今も三津を「松永さん」と呼ぶような新しい考えの人(これは、丸熊陶業時代から続いている)。だから、喜美子と八郎は、今度の弟子には優しくして、一から丁寧に教えて、それも女の子だから、女である喜美子が一歩下がって、八郎に教えさせた方が良いと気を遣っているのではないかって。

もはや「師匠が弟子を育てる話」と完全に乖離している

こうやって、好意的に解釈すると、男の弟子2人の育て方で失敗して仲の悪くなった「師弟関係」でもある弟子の喜美子が、夫婦関係修復のために夫であり師匠である八郎に三津を宛がっているように見えて来る。で、そんな呑気なことをしているうちに、八郎と三津が…?

その先がどうなるのか知らないが、これ、「師弟関係」でも「師匠が弟子を育てる」と言うお話とも、完全に乖離しているのではないだろうか? だから、アバンタイトルの「作陶を教えながら、親密さを深めるコント」が、余計に寒々しく見えるのだ。

あとがき

折角、前回で超久し振りに喜美子が作陶を始めたので、 今回はその続きで、徹夜で素焼きをして、次々とお得意の絵付けをし、1つしかない電気釜で、喜美子に迫り来る納期と、八郎に迫り来る個展用の作品作りの攻防戦でも描けば良いのにと思ったら、全く無関係なおバカな妹2人のお話に摺り替わっちゃいましたね。

それに、遂にナレーションでの軌道修正も不可能のが見えちゃいました。話はブツ切れ、描いて欲しい部分は描かれず、描く話は無駄ばかり。これで面白くなる可能性は限りなくゼロに近づいてしまったように思います…

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
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第2週『意地と誇りの旅立ち』
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第5週『ときめきは甘く苦く』
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