スカーレット (第85回・2020/1/13) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第15週『優しさが交差して』の 『第85回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


銀座の個展に向けた作品作りに悩む八郎(松下洸平)。弟子の三津(黒島結菜)は無邪気に前向きな意見で八郎の背中を押す。そんな中、喜美子(戸田恵梨香)に大量の食器注文の話が舞い込む。家計の見通しがたち、喜美子は八郎の苦労を思いやって、個展への出品を取りやめるよう助言する。しかし八郎は礼をいうも、答えを濁したまま。すると八郎に思わぬ手紙が届く。一方、酔った百合子(福田麻由子)が「結婚する」と打ち明けて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバンタイトルから、一体、この朝ドラ、どうなってるの?

今日は「成人式の日」だし、三連休の最終日だから見ている視聴者は少ないから…と、適当に作ったようなアバンタイトルから始まった。これ、陶芸家のドラマでしょ? なのに、主人公の喜美子(戸田恵梨香)は体操とおむすぎ作り、夫の八郎(松下洸平)は ろくな作品も作れていないのに個展の準備。

もう、何度書いたか知らないが、もう八郎はどうでも良いから、喜美子よ! 陶芸しなよ! 作品作りなよ! 手や顔を土で汚しなよ! ってこと。でも、アバンに無いってことは、先週陶芸をしていないから。一体、この朝ドラ、どうなってるの?

三津におむすびを作る喜美子は、一体、三津の何なの?

主題歌明け、私は “師弟関係のような関係” の経験はあるが、“弟子入り” と言う人間関係は未経験だから分からないのだが。なぜ、弟子の三津(黒島結菜)の夜食? のおむすびを喜美子が作るの? 落語界や歌舞伎界なら “女将さん” が支度するのに違和感はないが、相撲界なら弟子が食事の世話をすると聞く。

となると、喜美子と三津の関係って何? 「夫の弟子と女将さん」なのか、「喜美子が自分の弟子の食事の世話もしている」ってこと? ここがハッキリしないから、次の展開が、更に不可解になり、モヤモヤを生む…

「夫婦の時間」なのに、なぜ、三津は即退席しないの?

「おむすび食べたら 三津はしまいやなあ」と、おかずがないから “夜食” と考えても良いのだろう。と言うことは、そう言う時間帯だってこと。だから、喜美子は三津に、こんな台詞を言う…

喜美子「こっからは夫婦の時間や。なっ?」
八 郎「うん」

普通なら、三津が「そうですよね。お邪魔しちゃいけないから、おむすび3つ貰って、部屋に行きます」となるのが、住み込みで働く師匠思いの賢い弟子の言う台詞だし、こうだと思う。まあ、それ以前に、弟子の前で「夫婦の時間」と言うのも、意地悪な物言いをすれば、朝ドラとしてはハレンチだと思うが…

"なし崩し的"に、工房の中に八郎と三津だけを残すのって!?

そして、脚本家は、私が期待した台詞を三津に言わせることも、三津を工房から退場させることもせずに、泥酔の百合子(福田麻由子)が工房にやって来る展開を選んだ。そして、如何にも “なし崩し的” に、工房の中に八郎と三津だけを残した。

確かに、百合子は泥酔しているから、万が一転倒でもして作品を壊しちゃいけないから、即刻工房から排除するのは正しい。

しかし、ついさっき「こっからは夫婦の時間や」と言ったのなら、やはり三津の正確なら「これから夫婦の時間なんでしょ? 私が百合子さんを母屋に連れて行きますよ。その代わり、おむすび全部貰っていいですか」と言って三津が百合子を工房から連れ出して、三津の背後に向けて喜美子が “フカ先生口調” で「ええよ」と言って、夫婦で作品作りの話に没頭するのが、一番本作らしいのでは?

八郎と三津が喜美子のおむすびを食べるシーンってモヤモヤする…

なのに、本作の脚本家は私の期待を悉く裏切る。なぜか、また「三津の元カレの話」、要は師弟関係なのに恋愛話をし始めるのだ。ついさっき妻の「こっからは夫婦の時間や」に対して「うん」と言ったばかりの夫が。まあ、今作を今回が初見の人でもアバンを見ていれば人間関係を間違えることはないと思うが、もしもアバンが無かったらどうだろう。

三津は “年は若いが日本中を旅している陶芸の女性名人” で、しがない信楽の小さな工房で作品作りに苦悩する年上の男性の八郎に、「売れる焼き物とは?」を雄弁に語っていて、その男の妻が作ったおむすびを “夫婦の時間” なのに堂々と食っている。

これ、本当に八郎と三津が “例の方向” に進むってことなら分かるのだが、それでもあからさまにやり過ぎと思う。

三津の布団まで敷く喜美子は、一体、三津の何なの?

やり過ぎついでに書く。7分頃、泥酔状態の百合子が工房に乱入して来て、喜美子が百合子を母屋に連れて行った時、喜美子は百合子の布団を敷いた。その横には “もう1組の布団” が置いてあった。そして、12分過ぎ。百合子の寝ている部屋に既に寝間着姿の三津がいて、三津の布団が敷いてある状態。

三津が寝ようとすると、寝ていた百合子が実は起きていたことに気付いて三津が驚く。このことから、三津が自分の布団を敷いていないことは分かる。だって、百合子は三津に話したくて話したくてしょうがなく三津が来るのを待っていたのだから、三津が入室してきた瞬間に「ミッちゃん」と声をかけるはずだから。

だとすると、喜美子が三津の布団を敷いたことになる。これね、「大阪で女中修行時代の喜美子」が、今も生き残っているなら、“弟子も子の内” みたいな感覚で、三津の布団を敷くのは分かる。しかし、今の喜美子は大阪時代とは全くの別人格。だから、喜美子と三津の関係をハッキリ描け! と言いたいのだ。

三津の代わりに、柴田所長と美術商の佐久間を使うべき!

時間軸を戻して恐縮だが、泥酔状態の百合子から、「窯業研究所」職員の橘ひろ恵(紺野まひる)の名前が出て、注文が貰えそう…と言うだけで、それ以上の情報も無く確認もせずに、喜美子は八郎に「個展の個展は やらんでええ。やめよ」と決断する。

どうやら、描かれなかった3年間は、八郎の個展での稼ぎで川原家は裕福な生活が出来ており、それなりの貯えもあるようだ。貯えが無ければ、喜美子の決断が早急過ぎるとは思うが、気になるのは、そんな事でなく、三津の存在の意味だ。

こんな展開にするなら、最初から、三津と言う “ただ陶芸が好きで日本中を旅している素人” なんかに、八郎がコロリと説得されちゃう展開でなく、窯業研究所の所長・柴田寛治(中村育二)が八郎を説得し叱咤激励もし、一方の美術商の佐久間信弘(飯田基祐)は、喜美子よりも八郎の才能を評価しているのだから八郎を陶芸に集中させるために、伝手を使って喜美子に大量生産の仕事を回すのが自然ではないだろうか。

三津の登場で「そうなるの?」と感じさせた時点で失敗と思う

さて。ここまで意地悪な見方はしたくないが、先週から今回で描かれたことを順繋ぎに意地悪に見たら、「ああせえこうせい」と口煩い妻の喜美子にうんざりした八郎が、これまた「教えろ教えろ」と口煩い男の弟子を2人クビにした直後に、飛んで火にいる夏の虫の如く弟子入り希望の若い女性が来たから受け入れて、妻の前ではいい夫、息子の前ではいい父ちゃんを演じている…ように見えてしまっている。

これではダメだと思う。この先の八郎と三津が “例の方向に” 進んだとして、結果的に、「そうだったのか!」と視聴者に思わせるなら良いが、三津が登場してから「そうなるの?」と感じさせてしまっているのは、信楽初の女性陶芸家の物語として、ただの脇道の不倫劇で客寄せしているのと同じだし、この先、泥沼劇をやるってことも見えて来るのはどうかと思う。

あとがき

そもそも、ものづくりをしている端くれの一人として言わせて貰えば、一応プロの陶芸家ではあるが今は作品作りが上手く行かない混迷期の夫・八郎に対して、幾ら天性の才能があろうが大量生産品でしか評価を受けていない妻・喜美子は “過干渉” 過ぎると思います。

レベルの違いはあれど、同じ仕事をしている夫婦なら、もっと八郎に静かに寄り添うだけで良いと思います。今回のような “退職勧告もどき” の言い回しには、共感出来ません。今回の喜美子を八郎は「喜美子は優しいな」と言いますが、八郎は本当に思っているのか? 甚だ疑問しかありません。

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
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第7週『弟子にしてください!』
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第8週『心ゆれる夏』
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第11週『夢は一緒に』
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第14週『新しい風が吹いて』
79 80 81 82 83 84
第15週『優しさが交差して』

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