トップナイフ-天才脳外科医の条件- (第1話・2020/1/11) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(公式)
第1話『脳の謎に挑む! 天才の頂上決戦』の感想。
なお、原作の小説、林宏司「トップナイフ」(河出文庫)は未読。
“女帝”と名高い脳神経外科医の深山瑤子(天海祐希)が、部長の今出川(三浦友和)から押し付けられたのは3人のクセ者ドクターのまとめ役。世界的名医だが女癖の悪さで有名な黒岩(椎名桔平)、オペが好きな西郡(永山絢斗)、そして新人専門研修医の幸子(広瀬アリス)。そんな中、深山は黒岩がオペを担当する脳腫瘍患者の妻・みどり(堀内敬子)から急遽オペの中止を頼まれる・・・一体なぜ?
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:林宏司「トップナイフ」(小説)
脚本:林宏司(過去作/救命病棟24時[2]、医龍シリーズ、BOSSシリーズ、コードブルー[1,2])
演出:大塚恭司(過去作/女王の教室、左目探偵EYE、高嶺の花) 第1話
佐久間紀佳(過去作/Missデビル、石ノ森章太郎物語、あなたの番です)
茂山佳則(過去作/フランケンシュタインの恋、ブラックリベンジ、俺のスカートどこ行った?)
音楽:横山克(過去作/リバース、わろてんか、ホリデイラブ、刑事ゼロ)
鈴木真人(過去作/べしゃり暮らし、絶対正義、私のおじさん、刑事ゼロ)
主題歌:JUJU 「STAYIN' ALIVE」(ソニ^・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
視聴前の期待度は「星5つ」の最高点だった本作なのに…
脚本が、『救命病棟24時 第2シリーズ』、『医龍シリーズ』、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-1,2』等と手掛け、天海祐希さん主演では『BOSSシリーズ』を書いた林宏司氏で、配役も豪華で多彩な面々ばかりだから、視聴前の期待度は「星5つ」の最高点だった本作。
始まってみたらツッコミまくり。話があちこちに飛び跳ねて
しかし、始まってみたら「おい、おい」とツッコミまくりの状態。とにかく、誰が主人公なのか不明瞭な上、きちんと初期設定の説明をやらずに始まるから、最初?の20分は訳の分からぬ状態に。で、何とか自身の好意的な解釈によって話が見えて来たら、今度は描くべき脳外科医が3人もいるものだから、話があちこちに飛び跳ねちゃって。
3人の外科医と、その患者のエピソードが薄っぺら過ぎる
そんな状態で、どうやらメインの東都総合病院で“女帝”と名高い深山瑤子(天海祐希)の患者の話は、超が付く程の “ご都合主義” な展開。他の世界的名医だが女癖の悪さで有名な黒岩健吾(椎名桔平)と、三度の飯よりオペが好きな西郡琢磨(永山絢斗)の患者案件の描写も薄っぺら。
基本的に「初回だから〇分拡大」には反対の立場だが…
基本的に「初回だから〇分拡大」には反対の立場だが、本作の第1話に限って言えば、「初回だから〇分拡大」をしなかったのが逆効果で、完全な詰め込み状態と交通渋滞。ハッキリと言おう。期待度「星5つ」から、初回を観た限りでは「星1つ」に大幅に格下げだ。
あとがき
完全に脚本が失敗していますね。それと、敢えて言うなら、個性的な脳外科医を “3人” も揃えた企画自体に問題があると思います(企画で言えば、エンドロールのダンスも、今頃って感じですし)。もう、これは演出家が何とかするしか無いでしょうね。ただ、演出家も期待できる布陣ではありませんので、この先どうなるのやら。
とにかく、交通整理をして渋滞を緩和し、先頭車両が誰なのか、描く順番を決めた方が良いと思います。そして、もっと演出家が俳優陣に発破をかけるべき。こんないつも通りの芝居では、心が動きません。
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