スカーレット (第79回・2020/1/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト)
第14週『新しい風が吹いて』の
『第79回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
昭和44年1月。八郎(松下洸平)が陶芸展で金賞を取って以来、順調に個展や注文製作といった仕事が入り、喜美子(戸田恵梨香)は八郎を支えながら時折、自由に自分の作品を作っている。さらに知人に頼まれ、八郎が預かった陶芸家志望の弟子二人のケンカを収めるのも喜美子の役目だ。ある日、八郎が銀座で個展を開催することが決定。最近は満足する作品を作れておらずプレッシャーを感じる八郎。一方、照子(大島優子)が合唱を…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
説明回の割にナレーションが上手く利用されており分かり易かった
今回も、いつも通りの「時間経過の説明回」の15分間。従って、特に感想は無いが、敢えて言うなら、説明だけの割にはナレーションが上手く利用されており、分かり易かったのは評価して良いと思う。
前半3カ月はドラマが"6つの塊"になり、塊の尺のバランスが最悪…
ただ、昨年末に放送されていた「総集編・前編」を見てハッキリと分かったのは、本作には “繋がった流れ” のようなものが、「喜美子の幼少期編」と「大阪の女中修業時代編」が終わってから、ほぼ無いってこと。
まるで、「深野組での絵付け師修行編」、「喜美子と八郎の出会いから結婚までのイチャイチャ編」、「丸熊陶業からの独立編」、「父・常治の死編」と、3か月間で、6つの “大きな塊のようなドラマ” が描かれただけ。個々の “塊” の間には時間経過や連続性がほぼ与えられていないから、全く連ドラらしさが楽しめない。
その上、更に楽しめない理由は、過去の6つの塊の “放送尺” のバランスの決定的な悪さ。観たいところや見せたいところの尺はそれなりだが、視聴者が見たくない尺が無駄に長いのは、本当に頂けない…
今回の"塊"は余りにも変化が大き過ぎて、第1回でも良かった
そして、半年間の後半戦の最初の “大きな塊のようなドラマ” も、3年間も時間経過し、経済状態はだいぶ改善されてしまっているし、弟子などの人間関係も突然増えてしまっているから、ほぼ、何とか金儲けが出来るようになった陶芸家の夫と、陶器の大量生産を止め陶芸家を目指す妻と、以前より経済的に余裕が出来た川原家のお話になった。これなら、まるで今回が第1回で良かったような…
あとがき
「総集編・前編」を見て、今回を見て、残念ですが次回を見たくなるような内容ではありませんでした。
やはり、「八郎を支えながら時折、自由に自分の作品を作っている喜美子」と「最近は満足する作品を作れておらずプレッシャーを感じる八郎」を描くなら、時間経過させずに、「八郎を支えながら…」と「以前は満足する作品を作れた…」のを、少しでも良いから映像で見たかったです。
今週が「総集編・後編」に残るようなエピソードが1つでもある1週間であるのを期待します…
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【これまでの感想】
第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75 76(Vol.1) 76(Vol.2) 77 78
第14週『新しい風が吹いて』
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