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スカーレット (第76回・2019/12/26) 感想【第1弾】

2019/12/26 19:22 投稿タイトル変更
連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第13週『愛いっぱいの器』の 『第76回』の感想の【第1弾】。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


常治(北村一輝)の葬儀が終わり、喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)は久しぶりに落ち着いて言葉を交わす。武志が生まれて以来、すれ違いがちだった二人は本音でぶつかり合い、互いの想いを確認。夫婦の絆を深める。しばらくして東京で働く直子(桜庭ななみ)が見知らぬ男・鮫島(正門良規)を連れて信楽に帰ってくる。喜美子が直子に常治の死に目に立ち会わなかった事情を問い詰めると直子の涙が溢れ、ある事実が明らかに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

ホームドラマで「人の死」を扱うなら、常に手厚く扱って欲しい…

前回の感想でも書いた通り、 「人の死」を、ドラマを “盛り上げるためだけの材料” に使うのには、刑事ドラマは別にして、特に “ホームドラマ” で扱うのには反対だ。その上で、ホームドラマで「人の死」を扱うなら、手厚く扱って欲しい…と常に思っている、いや願っている。

その意味で、直子(桜庭ななみ)が前回の 常治(北村一輝)の死を看取らないと言う展開も単刀直入に嫌だったし、今回のアバンタイトルで直子が葬儀にも参列しなかったことをナレーションでサラリと処理した脚本や演出も不愉快だ。

もちろん、直子を演じる桜庭ななみさんのスケジュール上の問題で撮影不可だった可能性はあるが、それならそれで昨今の映像技術の進歩を利用すれば、何とか “直子の常治への弔ふ気持ち” をホームドラマとして映像化して欲しかった。

日本人が親の死を知って行うべきこと…を、全世界の人が見るNHKの『連続テレビ小説』だからこそ描いて欲しかった。多くの “モヤモヤしながらも期待を残して観ている視聴者” の多くがクリスマスの飾りを片付ける朝に、こんな冷たいホームドラマを見たくなかったと思う。

そして、先月に実母をちゃんと死の瞬間に立ち会えなかった私も見たくなかった…

今回の「すっ飛ばしの取り返し」も間違っている!

主題歌明けは、喜美子(戸田恵梨香)が喪主を務め、泣き父のことを良く行ってくれた八郎(松下洸平)を労うシーン。こんな何気ないシーンも、今回だけを見た視聴者なら、「葬儀の直後って、遺族がホッとする時間があるなぁ」と思えるはずだ。

でも、約半年間見続けてきた視聴者なら、常治の思い出話が終わった途端に、喜美子と八郎が、4歳になる男の子・武志(又野暁仁)が生まれて以来、“4年間すれ違い夫婦” であったことが描かれ、その中で5分頃に八郎が、こんな台詞を言う。

八郎「そういうことが 積もり積もってんねやろ?」

1週間、6回分とは言わない。たった1回、15分間でも良いから、武志が生後1歳位の時の喜美子と八郎の “日常” を描いて欲しかった。

「描かれなかった約5年間」の全てを描けとは言わないから、せめて今週の月曜日に「喜美子は八郎と無事結婚し 武志と言う息子を授かり 仕事と子育てに奮闘していました」のナレーションでアバンタイトルから15分間たっぷり使って描くべきだったと思う。それが連ドラで最も大切なことの1つ “積み重ね” なのだ。

既に本作は連ドラで最も大切な1つである “連続性・一貫性” を失っている。そして、遂に “積み重ね” も失い、台詞で補完した。確かに、このような脚本的な手法はある。しかし、前回での「ヒロイン特権」の使い方に明らかな誤りがあったように、今回の「すっ飛ばしの取り返し」も間違っていると思う。

"連続性・一貫性"の担保に、更に影響を及ぼす喜美子の台詞

そして、その「すっ飛ばしの取り返し」が間違っているどころか、前述の “連続性・一貫性” の担保にも更に影響を及ぼす台詞を喜美子に言わせた。それが、これ。

喜美子「うちな 仕事で忙しいさけ」

喜美子は、自分は仕事で忙しいから洗濯物を畳むのを “パパッと適当” に仕舞うが、八郎は喜美子が一度畳んだ着物を “わざわざ” 取り出して “きちんと丁寧” に畳み直すと言っていた。

その後の2人のやり取りを見ると、独立してからは、お金を稼ぐ仕事を中心にやっていたのは喜美子で、八郎は陶芸展に出品する作品作りを主体にやって来たように映ったが、それで良いのだろうか?

確かに、第73回のYahoo!テレビのあらすじには「八郎が作品づくりにいそしむかたわらで喜美子も陶器製品を量産して家計を支えていた」とあるが、映像では八郎も陶器製品生産に関わっていたし、ナレーションでも2人で仕事をしているように聞こえた記憶がある。

このような曖昧な描写の “積み重ね” が、益々視聴者のモヤモヤを増やすのだ。

自分が今日だけ見た視聴者だったら、どれだけ笑えたか…

そして、7分頃の頃の、この喜美子の台詞も同じ…

喜美子「うち 仕事が好きや。働くんが好きや」

これは、「大阪での女中見習い修行中の喜美子」の台詞であって、特にあの恋愛期間中のイチャイチャを約1か月見せられた私には、喜美子が好きなのは「仕事でなく、お金」としか見えていない。そんな喜美子が「働くんが好きや」と今更言っても、連ドラとして破綻している現在では、喜美子の台詞の全てが空を切るような気がする。

そんな中での武志を絡めたラブシーン。自分が、たまたま今日だけ見た視聴者だったら、どれだけ笑えたか…と思う。

自分が今日だけ見た視聴者だったら、どれだけ泣けたか…

10分過ぎに、やっと直子が帰って来た。ここも、モヤモヤ増量だらけだ。どうやら、常治は生前に直子に幾度か電話をし「帰って来なくて良い」と言っていたらしい。まあ、普通のホームドラマなら、「帰って来るな!は、帰って来来て欲しい!の裏返し」と受け止めて、仲の悪い子どもが親の臨終に立ち会うのだが、どうやら本作はそう言う “お約束” もやらないらしい。

“積み重ね” をせず、“連ドラとしての連続性・一貫性” も無視し、“お約束” も止めて、直子にこんな台詞を書いた…

直子「わざわざ電話して言うてきた お父ちゃんの言うこと…
   きいてやろう思たんや…」

繰り返すが、自分が、たまたま今日だけ見た視聴者だったら、どれだけ泣けたか…と思う。

直子が常治の電話に素直に従った理由が解せない!

でも、直子って、そもそも幼少期から自己中心的で反抗心が強いだけで、それ以上の描写は殆ど無く、突然に思春期に入ってから常治と反りが合わず険悪になったものの、東京で失恋して帰省した時の草間(佐藤隆太)とのやり取りなどを見れば、芯は優しい女の子って印象が強い。

だからここは、最後に父に反抗しなかった…を看取らなかった理由にせず、自分が帰省したらお父ちゃんが自分の死期が本当に近いことを悟ってしまうから…とした方が本作らしったような。

まあ、それ以前に、時代を考えると病人本人が余命宣言を医師から受けるのも変だし、母・マツ(富田靖子)や喜美子は一度も直子に連絡しなかったのかも変なのだが。

あとがき

変と言えば、直子が連れて来た男・鮫島(正門良規)を喜美子が雪が降る外で待たせるのも大いに変だと思います。繋がっているとは言え「かわはら工房」は “離れ” なのだし、いくら他人に聞かれたくない内輪話でも、ここまで厳密にする必要はなかったような。

もしも、薄着で外に雪降る中で立たされた男が、今後直子と夫婦になるとか、一緒に仕事をしていく関係になるとするなら、むしろ朝ドラのお約束で鮫島が工房から “立ち聞き” していた方が、のちのちホームドラマ的に活用できそうに思いますが。

前回は感動の押し売りの大失敗で、今回は3か月見続けて来た視聴者を裏切りました。そして、益々モヤモヤが増え、本当に回復するのか怪しくなって来ました。

偶然にも、今夕ドラとして再放送中の『ゲゲゲの女房』の今日(12/26)の放送分が、ヒロインの義父の死の会になると思います(初見なので予想です)。同じ主人公の親の死を扱う連ドラとしては、『ゲゲゲの女房』の方が遥かに素晴らしい人間関係の描写です。

それと比べてしまうから余計に、年内は見続けると思いますが、「年明けは分からない」と言わざるを得ないのです…

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
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第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏』
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『夢は一緒に』
61 62 63 64 65 66
第12週『幸せへの大きな一歩』
67 68 69 70 71 72(Vol.1) 72(Vol.2)
第13週『愛いっぱいの器』
73 74 75

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