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グランメゾン東京 (第10話/20分拡大・2019/12/22) 感想

グランメゾン東京

TBSテレビ系・日曜劇場『グランメゾン東京』公式
第10話/20分拡大『キジバトのドゥミ・アンクルート』の感想。



祥平(玉森裕太)が尾花(木村拓哉)たちの店を訪れ、3年前の事件に関する秘密を打ち明けて謝罪する。フレンチ料理人をやめようとしていた祥平だが、京野(沢村一樹)は自身にはない才能がある彼がフレンチの世界から出て行くことに納得できない。尾花と京野は、祥平を店で雇うべきだと訴える。尾花はフレンチに取り入れることに失敗し続けていたマグロ料理に挑むため、祥平の力が必要だと考えていた。尾花らは祥平の採用に否定的な倫子(鈴木京香)と相沢(及川光博)に、彼の名前を出さずに店で働いてもらおうと提案する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:黒岩勉(過去作/僕のヤバイ妻、ストロベリーナイト、モンテ・クリスト伯)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル、グッドワイフ) 第1,2,5,8
   山室大輔(過去作/ごめんね青春!、天皇の料理番) 第3,4,7,10
   青山貴洋(過去作/下町ロケット2、インハンド) 第6,9
音楽:木村秀彬(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、TWO WEEKS)
主題歌:山下達郎「RECIPE(レシピ)」(Warner Music Japan)

序盤の京野が祥平の心を揺さぶる場面の台詞も演技も秀逸!

序盤で、祥平(玉森裕太)が「グランメゾン東京」を訪ね、尾花(木村拓哉)たちに3年前の事件に関する秘密を打ち明けて謝罪した。フレンチ料理人を辞めようと決めていた祥平に、京野(沢村一樹)が料理人だった時代の自身の得意料理「本州鹿ロースのパイ包み」を作って食べさせるシーンで…

京野「どうだ? 祥平」
祥平「付け合わせの栗もソースもロースト相性いいですね。
   うまいです」
京野「そっか。ホントにうまいか?」

祥平はありきたりな表現で京野の得意料理を評価する。尾花(木村拓哉)もその評価に納得しない。いや、一番納得していないのが京野自身。

ここの、祥平を真ん中に配置しながら、サクッと尾花の表情をインサートカットして、京野の心情が刻々と変化する様を超ゆっくりのズームインで描きつつ、次の台詞↓で京野が爆発するまでの “間” が絶妙だった。

京野「適当なこと言ってんじゃねえよ
   お前みたいなやつがな 一番ムカつくんだよ!
   これが 俺の全力で 本気で作った料理だ
   でも どうだ
   心を動かすようなものは 何一つ 感じないだろ?
   お前が作った まかないのほうが
   この何倍も 何百倍も うまかったよ
   なあ なあ 祥平 平古祥平の料理には
   人を動かす力があるんだよ
   俺は 自分の才能の限界を感じて料理をやめた
   俺には世界を変えられるような料理は作れない
   だから せめて そういう料理を
   お客様に届けるような仕事をしたい そう決心したんだ
   だけど お前は何だよ
   人にはない すごい才能があるくせに
   何で この世界から出てくんだよ
   そういうのはな 料理を諦めた人間に対して失礼だ!」

更に言えば、熱量のある沢村一樹さんの長台詞を、ただ聞き涙すると言う演技だけで京野のことばに次第に反応していく祥平を演じた玉森裕太さんの芝居も見事。

尾花しか言えない、京野への友情と称賛の台詞に感動!

で、緊張感あるカメラワークと演技のあとは、一旦俯瞰カメラで「グランメゾン東京」の全従業員を映して、尾花の強烈な見せ場と、尾花らしい “皮肉” を込めたこの台詞↓が良かった…

尾花「しっかし 相変わらず まずい料理だな
倫子「尾花さん」
尾花「でも これ みんな食っといたほうがいいぞ
   京野は料理人をやめた時
   大事にしてたナイフを処分して
   もう二度と 人に食べさせる料理は作らないって誓ったんだ
   なのに 作ったんだよ
   今 食べなければ 京野陸太郎の料理は もう二度と食えない」

京野の祥平への元料理人としての嫉妬とギャルソンとしての的確な指摘を受けて~の、 パリの「ランブロワジー」で修業を積んでいた京野が後輩の尾花の料理を食べて料理人からギャルソンに転向した経緯を誰よりも知る尾花しか言えない、京野への友情と称賛の台詞に感動した。

劇伴の付け方も上手いし、最終回直前に、最後の仲間を受け入れる過程のイントロダクションとしては見事だった。

料理を供する人たちの共通点を上手く描いた抜群なシーン…

特に、次の尾花の次の台詞↓から、祥平の意見を一切聞かずに、展開する強引さが、更にドラマの温度を上げた。

尾花「いやもう そのリンダも圧力も どうでもいいよ!
   大事なのは どうすれば一番いい料理が
   できるかどうか なんじゃねえの?」
倫子「だったら何?」
尾花「うちの店には 平古祥平の力が必要だ
   なぜなら… 俺は マグロ料理に挑戦する」

パティシエの松井萌絵(吉谷彩子)の「ゴーストシェフ」のアイデアも短絡的ではあるが、敢えてここでちょっぴりコミカルなやり取りを挟んで小休憩を入れて、結局はオーナシェフの倫子(鈴木京香)が祥平の採用を決定。ここまでは、正に前回までに描かれた「挫折した男が再び夢に向かう、大人の青春物語」の延長戦。

その後の「gaku」の丹後学(尾上菊之助)のくだりを含めての約15分間は、各登場人物の持ち味(戦闘スタイル)と、強敵との向き合い方の違いを描きつつ、料理を供する人たちの共通点を上手く描いた抜群なシーンだと思う。

"ぼんやり料理"を味方に強敵に立ち向かうチームの物語に興奮

その後も、ドラマは飽くまでも「挫折した男が再び夢に向かう、大人の青春物語」を貫くために、恋バナの匂いなど一切漂わせずに、ただただひた向きに情熱的に三つ星レストランを目指す “大人の男女の友情” が丁寧に紡がれて行く。

更に中盤で描かれた、祥平の婚約者・蛯名美優(朝倉あき)のくだりも、尾花の祥平への「料理人だったら料理で返せよ」にもスッキリした。「キジバトのドゥミ・アンクルート」がチーム一丸となって、レシピが決まって行く段階も、“ぼんやり料理” を味方に加えて強敵に立ち向かう「仲間と共に助け合う物語」として面白かった。

リンダの登場で折角のフルコースが台無しにはなるが、満足度は…

ただ、グルメ雑誌「マリ・クレール ダイニング」編集長のリンダ・真知子・リシャール(冨永愛)が、物語にちょっと絡むならともかく、今回くらいにガッツリと絡んで来ると、美味しいフレンチに、合わないワインを供された気分になるのが残念過ぎる。

特に、リンダが尾花や祥平、「グランメゾン東京」に拘り続けている理由が分からないため、終盤でこれをやられちゃうと、折角のフルコースが台無しって感じ。ただ、リンダを含めて、人間関係で魅せているため、ドラマとしての面白さ、特に最終回直前の内容としては満足度は高い。

あとがき

「最高のチーム」が形成されていく過程が、丁寧に描かれたと思います。あとは、最終回で、リンダの存在意義が明確に描かれて、更に「グランメゾン東京」が三つ星を獲得出来るのか? 尾花は店に残るのか? 毎回登場する料理も、本当に美味しそう。「もう最終回?」って感じですね。

12月29日(日)の最終回(30分拡大版)を前に、DVD & Blu-ray化が発表され、Amazonと楽天市場では、別々の特典付きのBoxが、既に予約注文可能になっています。因みに、Amazon版では「キービジュアルB6クリアファイル(赤)」が、楽天市場内のTBS公式ショッピングサイトでは「TBSオリジナル特典 ボールペン&メニュー表風メモ帳」の各特典付きが発売されます。下記から購入予約が可能です。私は、楽天市場で予約しました。

今回も私が食べたフレンチをご紹介。まずは、先月千葉県の夫婦で経営しているフレンチレストランで食べた「富山産 月の輪熊の手のシヴェ」。ヒグマより小ぶりのツキノワグマだからこその繊細な味に、濃厚な血のソース。もう一つは今月千葉県の館山市のオーベルジュで頂いた「フランス産 窒息鴨肉のロースト」。窒息させたことで旨味が濃厚になってました。

富山産 月の輪熊の手のシヴェ
富山産 月の輪熊の手のシヴェ

フランス産 窒息鴨肉のロースト
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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13626/


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