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グランメゾン東京 (第9話・2019/12/15) 感想

グランメゾン東京

TBSテレビ系・日曜劇場『グランメゾン東京』公式
第9話『白子のポッシェ』、ラテ欄『裏切り者は誰だ? 涙の復讐に立ち向かえ!』の感想。



栞奈(中村アン)が京野(沢村一樹)に、店を辞めたいと相談してきた。話を聞いた尾花(木村拓哉)は、栞奈の履歴書に書かれた彼女の父親の名前を見て、あることに気付く。審査を前にした店では、倫子(鈴木京香)が店の方針は変えないと宣言。コース料理のうち8品のリニューアルが決まる。尾花はそれに合わせて、ワインを日本産に変えようと提案し、ソムリエ資格を持つ栞奈にアイデアを求める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:黒岩勉(過去作/僕のヤバイ妻、ストロベリーナイト、モンテ・クリスト伯)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル、グッドワイフ) 第1,2,5,8
   山室大輔(過去作/ごめんね青春!、天皇の料理番) 第3,4,7
   青山貴洋(過去作/下町ロケット2、インハンド) 第6,9
音楽:木村秀彬(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、TWO WEEKS)
主題歌:山下達郎「RECIPE(レシピ)」(Warner Music Japan)

「挫折した主人公が再び夢に向かう大人の青春物語」を驀進中

実に、放送前からの『挫折した主人公が再び夢に向かう、大人の青春物語』をばく進中の本作。今回は、1時間で2つのことをきれいに描いた。前半では、従業員からノロウイルス患者が出て、飲食店としての大ピンチを仲間たちと共に主人公が、店への信頼と料理への愛情で乗り越えて行く徹底的に丁寧に描いた。

そして後半では、遂に4年前の「アレルギー食材混入事件」の疑惑とその解明の過程で、これまで明かされなかった事実を含めて、最終章直前に上手に人間関係の総まとめと描いた。その上で、大団円的な尾花(木村拓哉)と栞奈(中村アン)の和解と、祥平(玉森裕太)の新たな一歩を感動的に描いた秀作の第9話だと思う。

料理のカットは少なかったが日本ワインが注目さえたのは良かった

ただ、フレンチ好きの私にとっては、人間関係の描写や説明が多くて、これまでよりも映像的に「料理」が前面に出なかったのは、ちょっぴり残念。

その代わりに、30年近く前に私に日本のワインと食材のマリアージュを最初に教えてくれた、山梨県甲州市勝沼町にある老舗ワイナリー『中央葡萄酒株式会社(GRACE WINE)』がロケ地に選ばれたのは光栄なこと。毎年秋には必ず訪れる私お気に入りのワイナリーの1つだから。ドラマの感想とは離れるが、皆さんにも日本のワインに注目して欲しい。

栞奈が座るまでの"緻密な計算による細かなカット割り"が秀逸!

さて、料理の場面は少なめだったと言え、私が「おお!」と思ったシーンが、終盤37分を過ぎて、栞奈が「エスコフィユ」への復習を打ち明けてから、39分に尾花が栞奈へ「試作品ができたら食べてってよ」と言ってからの、栞奈がテーブル席に座るまでの緻密な計算による細かなカット割りと編集。

寄りと引きの短いカットを積み重ねて、栞奈と従業員たちの刻々と変化していく心情を演出した。そこにインサートされた「白子のポッシェ」のカットも美しかった。栞奈がスプーンですくう白子のミルキーな色と、香箱蟹のオレンジ色と、水菜やアネットの緑色のコントラストが見事だった。

あとがき

いよいよ、三ツ星獲得のための最終章が始まりますね。やはり、次回が最終回では物足りないと思っていたので、良かったです。キムタクらしさを描きながら、しっかりと脇役を魅せる主人公を描いているのは、とても良いと思います。軽妙なオチと山下達郎さんの主題歌のマリアージュも良かったです。

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グランメゾン東京 第9話

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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