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まだ結婚できない男 (第10話/最終回・2019/12/10) 感想

まだ結婚できない男

関西テレビ制作・フジテレビ系・火9ドラマ『まだ結婚できない男』公式
第10話/最終回『幸せになりたくて悪いか!!』の感想。
なお、前作の、「結婚できない男)は、鑑賞済み。



桑野(阿部寛)は熟年離婚が決まった木村(伊藤正之)が1人で住む家の設計を手掛けているが、妻・玲子(宮田早苗)が建築の差し止めを要求。玲子側の弁護士はまどか(吉田羊)だった。桑野は木村側の弁護士・浅野(阪田マサノブ)に依頼され、証人として出廷することに。裁判当日、英治(塚本高史)夫婦、有希江(稲森いずみ)や早紀(深川麻衣)も傍聴する中、桑野とまどかはいつものように‘結婚観’の相違で対立し、裁判官もうろたえる。一方、まどかは母親の体調のこともあり、長野に戻って事務所を継ごうかと迷い始めていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし ※結婚できない男 DVD-BOX
脚本:尾崎将也(過去作/アットホーム・ダッド、鬼嫁日記、結婚できない男)
演出:三宅喜重(過去作/結婚できない男、銭の戦争、嘘の戦争) 第1,2,5,7,最終
   小松隆志(過去作/結婚できない男、家政夫のミタゾノ1,2,3) 第3,6,9
   植田尚(過去作/結婚できない男、まっすぐな男、鬼嫁日記) 第4,8
音楽:仲西匡(過去作/結婚できない男、うぬぼれ刑事、匿名探偵、黒服物語)
主題歌:持田香織「まだスイミー」(avex trax)

こう言うエンディングを作って待っていたのか…と言う感じ

最終回の感想を一言でいうなら、こう言うエンディングを作って待っていたのか…と言う感じ。

恐らく、と言うか私もその一人だが、前作への強烈な印象や愛情を持っている人には、この続編は終始中途半端でイライラし続けて~の最終回だったはず。所々に前作のシチュエーションや台詞回しを入れても、どうしてもオマージュやリスペクトには見えずに、軽々な焼き直し程度にしか見えなかった。

まどかを最初から"どう言う人間であるか"を描くべきだった

だから、私は第1話を見終えたあたりから、前作との比較を止めた。前作の設定をちょっと借りた新作として見て来た。その立場で言うと、13年が経過したことで、主人公の桑野(阿部寛)の偏屈ぶりが多少薄まったのは歳のせいだし、13年間でいろいろな人たちと関わったことで、桑野のあちこちが変化した…と考えることが出来た。

しかし、本作が、続編とか新作とか関係なく失敗したのは、桑野の対象となるまどか(吉田羊)を最初から “そう言う人” に描かず進め、中盤でも “どう言う人” かを丁寧に描かずに、最終回に突入したことだと思う。やはり、もっと桑野とまどか以外の登場人物たちを上手に使って、2人のキャラクターをもっと描くべきだったのだ。

第1話で桑野の部屋の隣に偶然まどかが引越しても良かった

前作との比較を止めたと言ったあとに書くのも何だが、前作はそれがちゃんと出来ていた。主人公も脇役も、それぞれに個性があってドラマの中の役割もあって、それらが幾重にも重なって、夏美(夏川結衣)と摩耶(高島礼子)が輝いた。そして、より桑野も輝いた。

しかし、今作は、まどかと有希江(稲森いずみ)のキャラが弱かった。 駆け出しの女優 ・早紀(深川麻衣)なんて必要あったかどうか。むしろ、第1話から桑野の部屋の隣に、まどかが偶然引っ越して来て、そこから始まる騒動の連続。そんなのでも良かったと思う。

あとがき

前作と比較するまでもなく、新作ドラマとしても、脚本の粗が問題だったと思います。強引にあれこれ出演者やシーンなどを前作と重ねようとせずに、伸び伸びと「53歳になった桑野」の日常を、面白おかしく描くだけで良かったと思います。

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【これまでの感想】
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まだ結婚できない男 最終回 「幸せになりたくて悪いか!!」

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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