スカーレット (第60回・2019/12/7) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト)
第10週『好きという気持ち』の
『第60回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
八郎(松下洸平)から陶芸を本格的に教わり始めた喜美子(戸田恵梨香)。一つ一つの作業に夢中になって、のめり込む。作業しながら少しずつ互いを意識し始める2人。帰り際、喜美子が昔拾った信楽焼きのかけらを見に八郎が川原家を訪ねる約束をする。翌日、やって来た八郎を家族に紹介する喜美子。八郎の好青年ぶりに家族の反応は上々。だが「お見合い大作戦」に八郎が参加すると聞いた喜美子の心がざわめく。帰る八郎を追いかけ…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
喜美子も八郎も陶芸をきっかけにくっつきたいだけに見えた
なんだ、結局“片思いの両思い”ってこと? それなら、こんな回りくどいやり方をしないで、初めから喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)は、御互い一目惚れしていることに気付かずに、視聴者だけが知っていることにして、視聴者を巧みにイライラさせたのちに、「遂にやった!」って展開にしたら良かったのに。
それをやらずに、互いの心理描写をわざと曖昧にしたから、喜美子も八郎も陶芸をきっかけに、くっつきたいだけに見えちゃったってわけだ。
自分の未来を切り開いてきたのが喜美子でないの!?
それでなくても、喜美子の試作品だって、この先どうなるか喜美子も気にするべきだし、本気で陶芸を学びたいなら社長に改革の一貫として直談判しても良いはず。いや、そうして、自分の未来を切り開いてきたのが喜美子でないの!
常に「喜美子と陶芸」「喜美子とお金」は一体に描くべき!
恋バナを描くなとは言わない。若い男女が登場するのだから、大いに恋バナはやっていい。ただ、本作が「女性陶芸家の草分け的な人」を描くなら、主人公の喜美子は絶対に「陶芸」から離してはダメ。常に「喜美子と陶芸」は、一体として描くべき。
そして、喜美子が常にお金のために必死に仕事をしている姿も描かなきゃダメ。「必死に働く喜美子」が、本作の魅力なのだから。
『なつぞら』の二の舞を踏む可能性さえ出て来ちゃった…
それをやらなかったのが前作『なつぞら』。「女性アニメーターの草分け的な人」を描くドラマなのに、アニメの仕事は殆ど描かず、酪農だ、十勝だ、じいちゃんだ…と、あれこれ描いたから失敗した。
殆ど仕事をしている様子も無くて。たまに仕事をすると持ち帰り残業。子育ても家事も殆ど旦那任せ。そう言うドラマは、主人公と言う“人間”を描いたことにならないの。
荒木荘のように面白楽しく感動的な話になると期待したのに
言いたかないが、前回までは、かなり過保護過ぎる位に、好意的な脳内補完をして、応援してきたつもり。この「信楽編」も、あの「荒木荘編」のように面白く楽しく感動的な物語になると期待したから。
でも、流石に今回を見たら呆れるしかなかった。だって、1週間、喜美子がまともに仕事をしたのを見た記憶はないから。で、来週は恋バナの延長で結婚話まで進むんでしょ。いつ、喜美子は「絵付け師」の仕事をするの? まさか「マスコットガール」の月給だけで、生活できるとか???
あとがき
百歩譲っても意味はないですが、朝の早出の時に、信楽焼の欠片は丸熊陶業に持って行って、イチャイチャした方が良かったと思います。
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【これまでの感想】
第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
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第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏
43 44 45 46 47 48
第9週『火まつりの誓い』
49 50 51 52 53 54
第10週『好きという気持ち』
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