スカーレット (第44回・2019/11/19) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第8週『心ゆれる夏』の 『第44回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


火鉢の絵付け師として歩み始めた喜美子(戸田恵梨香)。徹夜の末、新デザイン図を描き上げる。師匠の深野(イッセー尾形)のお墨付きをもらい、喜美子は早速、社長にプレゼンすべく事務所へ向かう。途中で役場勤めの信作(林遣都)と出くわし、信作を伴い事務所に入る。喜美子が本題を切り出す前に信作が火まつりの話題で盛り上がり、新婚の照子(大島優子)も登場。婿に来た夫に尽くす照子の変貌ぶりに、喜美子は言葉をなくして…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

どうして、また前回からの時間経過の表現が曖昧なの?

先週土曜日の感想にも書いたが、どうして本作は時間経過を正確に、例えば「あれから●年●か月が経ちました」みたいに表現しないのだろう。もう、ここだけ修正されたら、今のところは、ほぼ文句は無いのに。

今回のアバンタイトルでもそうだ。前回のラストシーンが花の図鑑を見ながら、赤いバラのスケッチをして新しい火鉢のデザインの第一歩が始まっただけなのに、今回の冒頭では、スケッチどころか社長に見せられるレベルの作品を仕上げちゃった。

先日もサクッと約3年間を省略したが、ここでは省略を良しとしても、「フカ先生から 新しい火鉢のデザインを考えるように言われてから 一週間が経ちました」とナレーションを入れるか、喜美子(戸田恵梨香)の衣裳の上下が前回のラストシーンと(多分)同じだから「喜美子は徹夜で デザインを完成させました」くらいは入れても良かったと思う。

アバンって、そう言う視聴者への情報提供の場でもある訳だから…

事務所前のシーンの色彩のコントラストが実に朝らしかった

しかし、今回のアバンは、必要以上に喜美子を強調したカットが多く、演出家がかなり意図的に主人公を押し出して描いたのが印象的だった。もちろん、主人公を押し出して描くのは悪くないが、何か嫌な予感がするアバンだった。(のちに、ここしか喜美子を強調するシーンが無いことが分かるが)

ただ、演出的に、美術的に褒めたいのは、喜美子が社長に新デザインを持って行くシーンで、喜美子の背景に「藍色の火鉢」が逆さにたくさん置いてあったこと、喜美子の薄ピンク色のトップス、明るい陽射し、藍色の火鉢、手前の黄緑色の松のコントラストが、実に朝らしい雰囲気を醸し出していたこと。

やはり、デザインを描く朝ドラだから、画面の中の色使いにも気を配って当然ってことだ。

もっと喜美子の新デザイン挑戦への心情を描いて欲しかった

主題歌明けは、 新デザインを深野(イッセー尾形)に見て貰った喜美子が、丸熊陶業社長・秀男(阪田マサノブ)のもとへ行く途中、事務所の前で役場の観光課に勤める信作(林遣都)と偶然出会ってじゃれ合って中へ。何故か、秀男だけが扇子で扇いで暑苦しそうにしているのが気になったが…

もっと気になったのが、そのあとの喜美子の新デザイン挑戦への気持ちを社長に伝える大事だと思われるシーンが、そこそこに扱われて終わってしまったこと。やはりここは、喜美子の心情をきっちりと描いて欲しかった。いや、別に番頭がデザイン画を受け取っただけにするな! と言うのでなく、もっとしっかりと印象付けて欲しかったなと。

たまには幼馴染3人で…と言うのは "アリ" だとは思うが…

そして、久し振りの喜美子と信作と照子(大島優子)の3人が揃っての、照子の婿への愚痴や自慢話でじゃれ合うシーン。まあ、絵付け室での修業と川原家での家族のやり取りだけでは飽きてしまうから、たまには幼馴染3人で…と言うのは “アリ” だとは思う。でも、照子の「労働者のにおいや!」は、ちょっと問題あり気だが、ここではスルーしておく。

終盤にまとめて、3つのフラグが立った!

で、幼馴染3人のじゃれ合いが終わると、12分過ぎから社長と番頭と敏春の丸熊陶業の経営のお話へ。更に、14分過ぎには大野雑貨店の忠信(マギー)と陽子(財前直美)の夫婦喧嘩。う~ん、何と書いたら良いのか。

終盤で、婿の敏春が喜美子の新デザイン画を見たカットは、喜美子の新デザインが採用されるであろうフラグだろうし、忠信と陽子の夫婦喧嘩の種は、喜美子の母・マツ(富田靖子)が陽子に預けた貯金箱の中身を忠信が使ってしまったフラグだろし、幼馴染3人がじゃれ合ったのも3人に何かが起こることのフラグなのだろう、きっと。

フラグを立てることばかりだと、「喜美子=陶芸」が薄まる

フラグを立てるのは悪くないし、“先” が見たくなる朝ドラのためには、重要な要素だ。全体の世界観も、敏春や信作や照子が合流して来ると広がる上に、「信楽の陶芸のお話」と言うイメージも醸し出しやすくて良いと思う。ただ気になるのは、火曜日の15分間に “3つものフラグ” を立てる必要があったのかってこと。

だって、結果的にアバンタイトルと社長に直談判するシーン以外の喜美子は、幼馴染とじゃれ合っていただけ。そう、15分間の殆どが、喜美子が居なくても成立するエピソードばかりだってこと。これでは「喜美子=陶芸」が薄まって行く可能性がある。それだけは、何とか阻止して欲しい。

今週も水曜日に "大転換" があるパターンなら次回に期待!

そんなことを考えていて思いついたのが、今日が火曜日だってこと。先日も書いたが、本作は水曜日に “大転換” があることが多い。そして週末まで一気に盛り上げるってパターン。そのために、フラグを今回にまとめた可能性がある。となると、水曜日である次回が楽しみだってこと…だ。

あとがき

もう少し、喜美子が陶芸の修業に励んでいる姿が見たかったですね。でも、今週のサブタイトルが『心ゆれる夏』ですから、喜美子が “何” に心が揺れるのか…ですよね。

どうやら、この展開だと恋バナは無さそうなので、“一生の師匠” と慕っているフカ先生が婿の敏春に評価されず、喜美子が “女性初の信楽絵付け職人” として祭り上げられて、心が揺れるのか? いずれにしても、明日の水曜日で物語の歯車が動くのを期待します。

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14 15 16 17 18
第4週『一人前になるまでは』
19 20 21 22 23 24
第5週『ときめきは甘く苦く』
25 26 27 28 29 30
第6週『自分で決めた道』
31 32 33 34 35 36
第7週『弟子にしてください!』
37 38 39 40 41 42
第8週『心ゆれる夏
43

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種なしぶどう>『スカーレット』第44話

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内容火鉢の新しいデザインを考えた喜美子(戸田恵梨香)は、深野(イッセー尾形)に見てもらい、秀男(阪田マサノブ)社長のもとへ。が、事務所の前で、役場の観光課に勤める信作(林遣都)に遭遇。久々の再会に懐かしみながら、ふたりは事務所へ。秀男に挨拶したあと。。。結局、デザインは番頭の加山(田中章)に渡すことに。そしてそこには、照子(大島優子)の婿(本田大輔)の姿があった。しばらくすると照子もやって来...

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