死役所 (第4話・2019/11/6) 感想

テレビ東京系・ドラマホリック!『死役所』(公式)
第4話『初デート』の感想。
なお、原作の漫画、あずみきし「死役所」(新潮社バンチコミックス)は、未読。
シ村(松岡昌宏)が死刑になったのは、自分の娘を殺害したからだった。驚くミチル(黒島結菜)に対し、シ村は成仏の期限まであと1日だと告げる。条例には‘期間内に手続きしないと冥土の道をさまよう’とあった。ハヤシ(清原翔)やニシ川(松本まりか)らは「一刻も早く成仏すべきだ」と忠告。悩むミチルの前を、大けがを負った中学校2年生の夏加(豊嶋花)が歩いていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:あずみきし「死役所」(新潮社バンチコミックス)
脚本:政地洋佑(過去作/天 天和通りの快男児)) 第1,2,3,4話
三浦希紗(過去作/わたし旦那をシェアしてた)
烏丸棗(過去作/映像作品 不明)
演出:湯浅弘章(過去作/増山超能力師事務所、ワカコ酒、探偵が早すぎる) 第1,2話
棚澤孝義(過去作/下町ロケット、半沢直樹、スパイラル~町工場の奇跡~)
酒井麻衣(過去作/恋のツキ 第3、8、10話) 第3,4話
松本花奈(過去作/恋のツキ 第4、9話)
蔵方政俊(過去作/リピート~運命を変える10か月~ 第1、2、7、8話)
慇懃無礼な態度のシ村に夏加がぶつけた台詞に泣いた…
初恋の相手・智也(山井飛翔)の目の前で、楽しいデートから一変して交通事故で亡くなり、 大けがを負って血まみれになって「死役所」にやって来た中学校2年生の夏加(豊嶋花)に、シ村(松岡昌宏)がこう言う。
シ村「姿は どうであれ 誰かの心に残り続けるなら
それは 喜ばしいことかもしれませんね」
こんなシ村の非情な言葉に、中2の夏加が右手でシ村の左頬を一発引っ叩いて反撃をする。
夏加「ふざけんな!
私は… こんな姿で智也の心に残ったって うれしくないんだよ!
いつか 忘れてもいいから ちゃんと きれいなまま
普通の姿のままで… 生きて お別れしたかったのに…
うぅ… 死にたくなかったよ…」
…と、夏加はシ村の目前で泣き崩れる。
シ村が血を拭いた思い出のペンで、夏加が逝ったのが救い…
そして、「成仏の扉」に向かって、足を引きずりながらトボトボと歩く夏加の前に、再びシ村が現れて、夏加の事故死のきっかけとなったペンを手渡す。夏加が死役所に来た時には、血みどろだったペンが、血や汚れがきれいに拭き取られている。
大怪我で普通に文字が書けない夏加が、そのきれいになった智也との最後の思い出のペンを持ち、ぎこちない手つきで「成仏許可書」に名前を記す。今回はシンプルなエピソードであったが、切な過ぎる…。
今回は、若い女性2人の死のエピソードが切なかった…
そして、夏加のエピソードが30分前には終了したので、その後に何かあると思いきや、後半ではミチル(黒島結菜)が「成仏の扉」での生まれ変わりを選択するエピソード。今回は、若い女性2人の死のエピソードが切なかった…
あとがき
シ村が冤罪であることも描かれました。やはり、シ村や死役所の面々のエピソードを引き延ばししているのが、折角の前半から中盤の 死者にシ村が「お客さまは仏さまです」と慇懃無礼な態度で対応しながら、徐々に死者たちの壮絶な生前の姿があぶり出されていくドラマの部分の面白さを若干削いでますね。
この2つのバランスが良くなったら、もっと面白くて考えさせられる秀作になると思います。次回に期待します。
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