今朝、最愛の母が亡くなりました…
触ると冷たくて声を掛けても返事がない…違うのはそれだけ
今朝(2019/11/6)、『スカーレット』でのヒロイン喜美子と母・マツのやり取りを見て、感想を書いている時、私の携帯電話が鳴りました。別居している母の介護を担当して下さっているヘルパーさんからの着信音です。
10時に予定通り居室を訪問し中に入ったら、いつものように眠っている様子で、近くに行ってみたら息がしていない…とのことで、すぐにかかりつけ医を呼んで頂きました。私は、あちらこちらに連絡し、電車で2時間ほど離れた実家へ。ヘルパーさんは、「いつもと同じお顔なので苦しんだと思いませんよ」と言って下さいました。
確かに、いつもの顔と同じです。ただ、触ると冷たいし、声を掛けても返事がない… 違うのはそれだけ。
母の希望通りに天国に送ってあげたい… ただ、それだけ
母の希望通りに、菩提寺の本堂で納棺。ご住職の静かな読経の中、粛々と行われました。通夜と告別式は内々でしめやかに執り行う予定です。今は、何も頭に思い浮かびません。ただ、母の希望通りに天国に送ってあげたい… それだけ。でも後悔ばかりです。
もっと、親孝行をしたかったです…
もっと、一緒に楽しい思い出を残したかったです…
もっと、贅沢をさせてあげたかったです…
もっと、楽しい老後を過ごさせてあげたかったです…
そして、もっともっと…
もう、最愛の母の声も聞けないし、手料理も食べられない…
享年84歳、死亡診断書の死因の欄には「老衰」と書かれていました。
母と同い年の妻の両親も駆けつけてくれ、義父は「苦しまずに自宅で眠れるように亡くなるなんて、お母さんは幸せだったと思うよ」と、義母は「ご住職の読経の中で納棺されたのは、さぞお母さんは嬉しかったと思います」とおっしゃって下さいました。
本当に、母がそう思ってくれているならうれしい… いいや、やはり悲しいです。もう、最愛の母の声も聞けないし、手料理も食べられないのですから。
あとがき
と言う訳で、今週末の通夜と告別式が済むまで、ブログの更新は滞ったり、遅れたりすると思います。ただ、母は私に子どもの頃から「自分のやりたいことを優先させなさい。お父さんとお母さんは大丈夫だから」と言っていました。だから、こんな我儘で親不孝な息子に育ちました。
でも、ここで私が「喪中モード」になるのを、きっと母は望んでいないと思います。だから、私が東京から千葉の電車で2時間近く離れた所に引っ越した時も、同居も断って父の亡きあとも一人暮らしで、ヘルパーさんたちと生きました。だから、いつも通りを心掛けようと思います。出来る出来ないは別にして…
まだ、心の整理がつきません。そして、こんな私的なことをブログに書くべきかも分かりません(突然、非公開にするかも知れません)。でも、今の気持ちを自分のために残したくて。そして、いつもと同じことをやっていないと、頭と心が壊れそうなので… 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
冒頭に、生前の母が大好きだった胡蝶蘭を飾らせて頂きました…
2019年11月6日 21:44 追記
早速、本家ブログの方に、Web拍手を1つ頂きました。FC2ブログのシステム上、この投稿だけWeb拍手を外せません。拍手と言うより、応援した下さるお気持ちとして受け止めさせて頂きます(感謝)
【関連記事】
今朝、最愛の母が亡くなりました…(2019/11/06)
最愛の母の葬儀を終えて…(2019/11/11)
不思議な”親の死”の偶然と、サザン『愛はスローにちょっとずつ』の四方山話(2019/11/17)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13439/
- 関連記事