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グランメゾン東京 (第3話・2019/11/3) 感想

グランメゾン東京

TBSテレビ系・日曜劇場『グランメゾン東京』公式
第3話『鹿肉のロティとコンソメ』、ラテ欄『プレオープン! 肉料理でライバルに勝て』の感想。



メインディッシュの開発に悩む尾花(木村拓哉)達に、国産ジビエの普及を進める農水省と、世界的に権威のあるグルメ雑誌が企画したコンクールへの参加依頼が来る。倫子(鈴木京香)はチャンスと考え、それを承諾。尾花をライバル視するフレンチシェフ・丹後(尾上菊之助)も参加を決める。だが、尾花達の食材集めは、丹後の店のオーナー・江藤(手塚とおる)の妨害で難航する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:黒岩勉(過去作/僕のヤバイ妻、ストロベリーナイト、モンテ・クリスト伯)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル、グッドワイフ) 第1,2
   山室大輔(過去作/ごめんね青春!、天皇の料理番) 3
   青山貴洋(過去作/下町ロケット2、インハンド)
音楽:木村秀彬(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、TWO WEEKS)
主題歌:山下達郎「RECIPE(レシピ)」(Warner Music Japan)

今までより料理の繊細さやリアルな質感が映し出されていた

まず、フランス料理好き、ジビエ料理大好きな私にとっては、ジビエのレアな肉の色や質感、血の色やスープの滑らかさなど、料理のカットが第2話までよりも、ずっと繊細でリアルに映し出されていたのが、まず印象的だった。

演出担当は『天皇の料理番』を手掛けた山室大輔氏に交代したせいかも知れない。因みに、先日近所のフレンチレストランで「蝦夷鹿のコンソメスープ」を頂いたが、手間暇の掛かった繊細で個性的な味が印象的だった。

主軸の物語を前進させながら、人間描写もより丁寧に…

そして、ドラマ全体の感想だが、物語の主軸である「メイン料理の開発物語」を前進させながら、きっちりと各登場人物のキャラクターを描き分けた上で、彼ら彼女らを絡ませるからこそ創出される、個々の苦悩や葛藤、変化や成長を丁寧に描写していた。

ただ、個性的な登場人物が若干多過ぎるため、あれこれ描かざるを得なくなっており、焦点ボケが無くもないが、これは本作が群像劇と言う形式である以上、諦めざるを得ないとは思う。

「フランス料理人のドラマ」、「職業ドラマ」、「ヒューマンドラマ」の一石三鳥!

とは言え、「フランス料理人のドラマ」としてのフレンチの描写の新鮮さや想像力、今回で言うならジビエ料理等の料理法の解説部分でも見るべき価値はあるし、「職業ドラマ」としての日々の苦悩や喜びや成長もしっかりと描けており、更に堅物な主人公が次第に自然体になって行く点は「ヒューマンドラマ」として楽しめるように作られていると思う。

微妙な"張り詰めていて窮屈な感じ"が削がれて柔らかさも…

また、脚本家は黒岩勉氏一人の担当だから理由は分からないが、演出家の交代の影響もあるのか、俳優陣の慣れもあるのか分からないが、これまで微妙に “張り詰めていて窮屈な感じ” があったが、今回はそれが僅かだが削り取られて、劇中の人間関係含めて、柔らかさと円滑さが出て来たのも良かった。

日曜の夜に家族みんなで楽しめるような作品には、この位のさじ加減が程良いと思う。

米映画『二ツ星の料理人』と比較するのも楽しいと思う

第1話のトラブルを観た時に、何処かで似たようなアメリカ映画を観たことがあるなとは思ったが、その後の展開も類似点が多いから、その作品を改めて観たのが2016年日本劇場公開の米映画『二ツ星の料理人』。

興行的にヒットしなかったが、 一流の腕を持ちながら、あるトラブルを起こして転落した元二ツ星シェフが、新天地で三ツ星獲得を目指して奮闘する人間ドラマで、決して三ツ星レストランになるにはどう言う苦労があるのかや、料理のウンチクを語る作品ではない点は、正に『グランメゾン東京』と類似しているから、もしも興味が湧いたら一度観るのをお勧めする。


『グランメゾン東京』が盗作か?オマージュか?と騒がれている米映画『二ツ星の料理人』

TBS側は「さまざまな取材や資料をもとに制作しております」と言っており、あくまでも「オリジナル脚本」と主張している。しかし、作り手、特に脚本家や演出家は、常に新しい表現を勉強するのが当然で、本作の依頼を受ける以前に観ている可能性はあるし、それを無意識に使ってしまう場合もあれば、公言してオマージュやモチーフとして取り込む場合もある。

もうこれは、今の情報過多の時代では「類似作品を作らない」ことの難しさでもある。だからこそ、私は「オリジナル脚本」に敬意を表するのだが、結局のところ本作がどうなのかは分からない。

ただ、こんなことを書いて矛盾しているが、どちらも堅物な天才シェフが様々な経験と人間関係を通過して自然体になって行く人間ドラマとしては、どちらも良く出た作品なのは間違いない(本作はまだ完結していないが)。良かったら、比較するのも楽しいと思う。

あとがき

堅物な天才シェフが様々な経験と人間関係を通過して自然体になって行くヒューマンドラマとして、完成度が高まって来ていますね。あとは、視聴者の出演者への好みでしょうか。私はこのキャスティングは悪くないと思います。今後は、群像劇中に主人公が埋もれることなく、逆に主人公だけが目立つことが無ければ、かなりの秀作になると思います。

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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13427/


【これまでの感想】
第1話 第2話

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