俺の話は長い (第2話・2019/10/19) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『俺の話は長い』(公式)
第2話・其の三『焼きそばと海』でラテ欄『不登校をニートが解決』、其の四『コーヒーと台所』でラテ欄『母に珈琲は親孝行サギ』の感想。
満(生田斗真)が毎朝、房枝(原田美枝子)のためにコーヒーをいれてから寝ると知った綾子(小池栄子)はあきれる。一方、房枝は店の常連・諸角(浜谷健司)から、春海(清原果耶)の不登校の理由を聞き、綾子夫婦と満に話す。翌朝、春海がまた休むと言い出した。先日の説得が功を奏したことから、綾子は再び満を頼る。ある朝、綾子はコーヒーをいれる満に対し、その理由を問い詰める。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:金子茂樹(過去作/プロポーズ大作戦、世界一難しい恋、もみ消して冬)
演出:中島悟(過去作/セカムズ、もみ消して冬、これは経費で落ちません!) 第1,2話
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、監察医 朝顔)
主題歌:関ジャニ∞「友よ」
全体的によりホームドラマとしての完成度が高まった
前回が第1話だったために存在せざるを得なかった人物紹介や設定説明が、第2話になって無くなって、個々の登場人物が更に掘り下げて描かれた上に、それぞれの登場人物たちの関係性も描かれ、人間関係が進んでいることも描かれて、全体的によりホームドラマとしての完成度が高まった『俺の話は長い』の第2話。
令和時代の家族あるあるを誰もが疑似体験出来る巧みな構成
ホームドラマとしての完成度が高いと思うのは、私にはニートの息子も、年頃で登校拒否する孫もいないが、“令和時代の家族あるある” で巧みに構成されており、自分や自分の家族とは違っても、この家族の誰かに共感したり、イラっとしたり、そんな疑似体験が出来るように仕組まれているのが凄いと思う。
家族が互いを大切に思い接しているのが強調され正常進化中
ただ、第1話よりも、ちょっとだけ残念だったのは、満(生田斗真)と姉の綾子(小池栄子)のやり取りの、ほんの僅かな部分ではあるが、ただの姉弟の屁理屈の言い合いっこになって見えてしまったこと。
ただ、その分、満と春海(清原果耶)の海へのドライブでのやり取りなんか、とても感動的だったし、全体的には、家族がそれぞれを大切に思い接しているのが強調されたのは確かだから、正常進化中と言って良いと思う。
あとがき
前回では、「フェンダーのムスタングのベース」が登場して、今回は「プレべ」が登場。これも音楽好きには嬉しい台詞。「プレべ」とは「プレシジョンベース」と言うベースギターの総称の略で、その特徴の1つが「ナット」と呼ばれるネックの最も細い部分での実寸設定が44mmってこと。
それに対して「フェンダーのムスタングのベース」の「ナット」の実寸は 38.9~41mmと細い。要は「Bar クラッチ」のアルバイト店員・千田小雪(きなり)が持っているムスタングのベースより、光司(安田顕 )がくれたプレべの方が極太なサウンドが出るってこと。
「自分を変えようとしている家族を描くドラマ」だからこその、ベースの比喩で “変化” を描いているのだと勝手に想像してニヤニヤしていました。
Amazon | 本,ファッション,家電から食品まで | アマゾン
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13364/
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事