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ドクターX~外科医・大門未知子~[6] (第1話/15分拡大スペシャル・2019/10/17) 感想

ドクターX~外科医・大門未知子~[6]

テレビ朝日系・木曜ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~[6]』公式
第1話/初回15分拡大スペシャル『(不明)』の感想。



財政危機にひんする東帝大学病院に院長・蛭間(西田敏行)が海外ファンドマネジャー・丹下(市村正親)を招く。丹下は冷徹な改革案を断行し、業務合理化を推進する新部門に潮(ユースケ・サンタマリア)、浜地(清水ミチコ)らを迎える。さらに丹下に呼ばれたというフリーランス外科医・未知子(米倉涼子)の登場に、医師らは騒然。そんな中、病院の食堂で働く一子(松坂慶子)が胸の痛みを訴える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/ドクター-X 1,2,3,4) 1
   林誠人(過去作/ドクター-X 2,3,4,5)
   香坂隆史(過去作/火の粉、限界団地、、緊急取調室3、サイン)
演出:田村直己(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5) 1
   松田秀知(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5)
音楽:沢田完(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5)
主題歌:ソー・ホワット/P!nk

「大門未知子」の生みの親の脚本家・中園ミホ氏、2年ぶりに復帰

主演の米倉涼子さんが、「女優として “大門未知子” のイメージに固執されたくない」と第6期を断り続けたとか、テレ朝が、「『相棒』に続く安定感抜群のコンテンツとして何が何でも第6期を作りたい」と米倉さんに懇願したとか、まあ様々な憶測が飛んでいる中での『ドクターX~外科医・大門未知子~(第6期)』のスタートだ。

個人的には、「大門未知子」の生みの親である、脚本家・中園ミホ氏が、第5期ぶり(2年ぶり)に復帰し、どう「新たな展開」を描くのかが最大の注目になっていた。

第5期は、未知子を上回る強烈なキャラが増え過ぎて…

まず、第5期を振り返ると、こんな感じの作品だった。とにかく「私、失敗しないので」の1つでこれまでを乗り越えて来た本作。

しかし、「大門未知子」の生みの親で育ての親である脚本家の中園ミホ氏が完全に外れたために、最初の2話は、新人医師を4人登場させた上に、未知子(米倉涼子)を上回るような強力で強烈なキャラクターが増え過ぎて、未知子の存在感が霞んだ。

だが、第3話以降は毎回強力なキャラクターを1人ずつ減らす作戦を採用し(米倉涼子さんの出演料高騰により他の俳優の出番を削らざるを得なかったとの噂もある)で見事に、未知子の存在感が返り咲いた。

第6期は悪人を医者意外にして外部から招いたのは良かった

そして、この第6期だ。また、東帝大学病院に悪人キャラの医師を作り出して、内紛を美智子が解決すると言うパターンは飽きる…と、スタッフたちが考えたのだろう。

今回は、悪人キャラを医師の資格は持っていたものの、大赤字で倒産寸前の東帝大学病院に院長・蛭間(西田敏行)が、“ハゲタカ” の異名を持つ企業再生のプロで投資家のニコラス丹下(市村正親)を招くと言うスタイルで、悪人を外部から持ち込んだ。これは上手いアイデアだ。

東帝大病院が倒産寸前と言う設定で病院側が一塊に!

そして、東帝大学病院がかつてない大赤字に見舞われていると言う設定もなかなか良い。この「大赤字」と言う設定で、東帝大側の医師らが1つの塊になった。そして、丹下率いる海外ファンドと「善と悪」的な構造が明確になったのは、第5期と全く違うところ。

この辺は、中園ミホ氏が加入したことによる、勧善懲悪ドラマへの原点回帰の思い入れを感じた。

未知子が丹下の"下"になり、存在感が薄まったのが残念…

ただ、気になった点もある。それは、未知子が丹下側に付いたことだ。丹下が「東帝大病院の再建」の目的に、完全に未知子を利用してしまっているために、明らかに丹下の方が目立ってしまって、未知子の影が薄まった。

更に、「フリーランス」と言う立場も、同じ「フリーランス」の立場から言わせてもらうと、未知子やドラマ自体の設定上、面白味を若干失ったと思う。「フリーランス」と言うのは自分で組織と契約して、自分の能力を発揮出来る場所を提供してもらって始めて成り立つ職業。だから、現実的には雇い主の方が “ちょっとだけ上の立場” になる。これが普通。

強引に「AI vs 未知子」をやっても「普通の医療ドラマ」に見えた

要は、働く環境を提供してくれる組織が無ければ働けないのだから。なのに、これまでの未知子は働く環境を提供してくれる組織と対等の立場、いやむしろ上位の立場になって活躍したのが、とても面白かったのだ。

しかし、第6期では未知子が丹下の “下” に付いてしまったために、「私 失敗しないので」で大活躍する未知子の部分が、AIと言う、誰が考えても現在のAIに完全に外科医をコントロールする能力など無いのは分かっている訳で、強引に「AI vs 未知子」を描かれても、何となく「普通の医療ドラマ」になって見えたのが、とても気になってしまった。

あとがき

第4期の第6話で。聴覚を失ったピアニストを演じた武田真治さんが、全く別のキャラクターとして登場したのも、ちょっと違和感を覚えました。

あとは、全体的に大きなテコ入れをやっているのは認めますが、やはりマンネリ化が止まっていないなと言うのが第1話の感想です。ただ、最初の数話はふらつきますが、途中から急に秀作に向かうのが本作の特徴でもあるので、結果的に “心配し過ぎ” となるのを期待します。

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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