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スカーレット (第15回・2019/10/16) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』公式サイト
第3週『ビバ!大阪新生活』の 『第15回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


初日にクビを言い渡され、信楽に帰ることになった喜美子(戸田恵梨香)。一旦落ち込むも、母・マツ(富田靖子)からの手紙に勇気づけられ住人たちの前で「女中として働かせて下さい」と嘆願。どうにか受け入れられる。その後、しばらく姿を見せないある住人のことが話題に。巷では同世代の男性の遺体が見つかったニュース。もしかしたらという疑心暗鬼の中、喜美子は住人の圭介(溝端淳平)らと共に開かずの間の前で声をかけると…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバンに「魔法の葉書と手拭い」を入れらた良かったのに…

なぜ、アバンタイトルで、前回の終盤で描かれた「魔法の葉書」と「魔法の手拭い」を振り返らなかったのだろう? その上、一晩寝ずに女中の大久保(三林京子)のことを考えて眠れなかったのが分かるような1カットを入れなかったのだろう?

その2つを入れていれば、朝から元気ハツラツに喋りまくる喜美子(戸田恵梨香)の “若さ” が表現され、それが結果的に「15歳」に見えるのに役立つのに。やはり、好意的に観てはいるが、31歳の戸田恵梨香さんを中卒の15歳として見続けるのは結構しんどい。

いや、正確に言えば、しんどいのでなく、もっと台詞やナレーションで「15歳」を強調してくれたら、意識せずに安心して戸田恵梨香さんの演技に集中出来ると思う。その辺がちょっと残念なアバンだった…

雇って欲しい気持ちを "戦う姿勢" で描いたのは良かった

そして、主題歌明けは、朝ドラのお約束の「ヒロインの演説大会」。

前回の出勤第1日目で、さだ(羽野晶紀)と大久保にクビを言い渡された喜美子が、信楽時代の草間(佐藤隆太)が開いた柔道教室の試合に例えて、大久保と言うベテラン女中の人間と真正面から向き合い、それを “戦い” と比喩して、住人たちの前で「どうか雇って下さい。働かせて下さい! 戦わせて下さい お願いします!」と嘆願したのは良かった。

やはり、幼少期と少女期(15歳)が自然に繋がっているように見える。そして、喜美子にとって、自分の存在感を示す一つの方法が “戦い” であることも、さり気なく描かれた。これ、実はとても重要だと思う。

だって、今の女中と言う仕事が、どうやって男社会である陶芸の世界に飛び込んで成功する女性陶芸家の話になるのか、今のところ検討がつかないから、幼少期に “手” を強調して描いたように、“戦う姿勢” を強調するのは良いと思う。

住人たちの登場がそれぞれ違う、飽きさせない工夫も良し…

中盤から描かれたのが、4人目の住人である田中雄太郎(木本武宏)の登場だ。前回も思ったのだが、下宿屋の住人の登場シーンが意外と工夫されていること。普通ならヒロインが引っ越してきたタイミングで、ドタバタとした中で次々と住人たちが顔を揃える…なんて描写が多いような気がするが、本作はちょっと違う。

さだと大久保は別にして、医学生の圭介(溝端淳平)は案外のんびりと登場し、新聞記者のちや子(水野美紀)は襖がバタンと倒れて登場、そして、この度の雄太郎は「同世代の遺体が見つかったニュース」をきっかけに、かなりコミカルに登場。この辺の工夫が飽きさせない…

食事のシーンが "きれい" な朝ドラは良作の予感がする…

11分過ぎには、下宿屋「荒木荘」の早朝のシーン。女中として働き始めた、新たな喜美子の日常描写が続く、続く。なんてことの無いシーンだが、朝ドラでは、ついつい気になってしまうのが食事のシーン。小道具の消え物としての「料理」の見栄えや、俳優さんたちの「食べ方」の美しさが気になってしまう。

その意味では、14分頃の、住民たちや、喜美子と大久保が賄い飯を食べるシーンは “きれい” だった。「荒木荘」の人たちが、食べ物を大切にしている人たちと言うのが良く分かったし、ドラマ全体の描写の丁寧さにも繋がるから、食事のシーンは丁寧に大切に描いて欲しい…

あとがき

最後の最後で、喜美子が「絵を描くのが得意」と言う特徴も見せましたね。何度も書きますが、「15歳」であることも、米を研いだり器を丁寧に扱う「手」も、「絵が得意」なことも、今回の「戦う姿勢」も、しつこくクドくならない範囲で、毎日視聴者に上手に摺り込んだ方が良いです。

その積み重ねが半年後に絶大な効果を生むはずですから。と…小さな要望は幾つかありますが、全体的には満足が勝っていますし、しっかりと「応援したくなるヒロイン」にもなっているので、このまま気張らずに自然体で進んで欲しいです。

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【これまでの感想】

第1週『はじめまして信楽(しがらき)』
1 2 3 4 5 6
第2週『意地と誇りの旅立ち』
7 8 9 10 11 12
第3週『ビバ!大阪新生活』
13 14

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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