まだ結婚できない男 (第2話・2019/10/15) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・『まだ結婚できない男』(公式)
火9ドラマ
第2話『婚活アプリで出会って悪いか!!』の感想。
なお、前作の、「結婚できない男)は、鑑賞済み。
英治(塚本高史)達が、桑野(阿部寛)の名前で「婚活アプリ」にデータを登録。憤慨した桑野は自ら登録を削除しようとするも失敗し、多数のメッセージが着信して慌てる。しかし、ヨガ講師だという女性の文面を読み、まんざらでもない。削除していないことをまどか(吉田羊)や有希江(稲森いずみ)にまで知られてしまった桑野だが、無関心を装いつつ、女性と会うことにする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし ※結婚できない男 DVD-BOX
脚本:尾崎将也(過去作/アットホーム・ダッド、鬼嫁日記、結婚できない男)
演出:三宅喜重(過去作/結婚できない男、銭の戦争、嘘の戦争) 第1,2話
小松隆志(過去作/家政夫のミタゾノ1,2,3、結婚できない男)
植田尚(過去作/結婚できない男、まっすぐな男、鬼嫁日記)
音楽:仲西匡(過去作/結婚できない男、うぬぼれ刑事、匿名探偵、黒服物語)
主題歌:持田香織「まだスイミー」(avex trax)
桑野が「今度こそ結婚するかも?」を、もっと強調した方が…
私の知る限りでは、(13年前に放送された前作『1』に対して)今度(『2』)こそ桑野(阿部寛)は “結婚” の扉を開いて、人生のパートナーを見つけることが出来るのか分からない。要は、『1』と同様に『2』でも桑野が独身で終わるのか、結婚するのかどうか。その部分を、もっと強調して「今度こそ」と言う視聴者の期待感を高めた方が良いと思う。
『1』のような偏屈で不器用な愛らしい桑野の物語が観たい!
なぜ第2話を観て、そう思ったのかと言うと、『1』を知る視聴者なら分かると思う。桑野のキャラクターが『1』よりも、偏屈さが増し(まあ、これは53歳まで独身を貫いたのだから自然かも知れない)、偏屈な女性好きに見え過ぎてしまっている。事務所の所員に馬鹿にされているだけみたいなのも、ちょっと『1』の桑野とは異なる。
いや、それが間違っているとは思わない。前述の通り、53歳まで独身を貫いているのだから、それなりに性格が変化している…と見ることも出来る。でも、現実の世界は、生活や環境は変えることが出来るが、人間の性格はそう簡単に変わるものでは無いような。そこが、『2』に思う、私の最も物足りない部分。
やはり、『1』を観て楽しんだ私にとっては、 偏屈だが可愛らしいところがあり、人間嫌いのようで人付き合いが苦手で不器用なだけの、そんな愛くるしい魅力的な桑野の物語が観たいのだ。それが、『2』には物足りない。「ない」のではなく「物足りない」。そこが、第3話から変わってくれるのを期待している。
32分からの服装を決めてからの展開が面白かっただけに…
そして、第2話の内容の感想。『1』では独身貴族を謳歌している桑野の日常の描写が大変楽しかったが、『2』の桑野は少しだけ独身であることに危機感を抱いている。そんな桑野を今どきの「婚活アプリ」をネタに1時間。相変わらず阿部寛さんの演技は楽しいし、内容も面白い。特に、大きな不満もない。
ただ、小さな不満として、「婚活アプリ」について事務所員たちが桑野をイジる場面が長過ぎたと思う。やはり、私が観たいのは、桑野が「婚活アプリ」を利用することをディスられる様子でなく、桑野が「婚活アプリ」を利用することによって、どんな騒動に巻き込まれてアタフタするのだった。
32分頃からの、ハロウイーン当日に服装を決めて騒動に巻き込まれる様子が楽しかっただけに、それまでの30分近くが非常に悔やまれる…
あとがき
もっともっと、桑野の人間的な魅力を前面に押し出した脚本と演出にした方が良いと思います。現状は、脇役の場面が多過ぎると思います。でも、やはり私は阿部寛さんが演じる「桑野信介」と言う男が好きです。だから、第3話に期待します。
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【これまでの感想】
第1話
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