おげんさんといっしょ 2019 (2019/10/14) 感想
©NHK
NHK総合・『げんさんといっしょ 2019』(公式)
『おげんさんといっしょ第3弾!なんと90分の生放送!どこまでゆる~くなっちゃうのか?マル秘大物「おげんさんファミリー」も登場!今回おげんさん一家は何を歌うのか?』の感想
星野源が「おげんさん」に扮し東京・渋谷のおげんさんの家から異色の豪華メンバーと共にお届けしたNHKの音楽番組『おげんさんといっしょ』が帰ってくる!過去最大の放送時間で!「おげんさんといっしょ」第3弾放送決定!どこまでゆる~くなっちゃうのか?マル秘大物「おげんさんファミリー」も登場!今回おげんさん一家は何を歌うのか?10月14日(月・祝)よる10時30分よりなんと90分の生放送!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
音楽好きには堪らない要素が満載の番組
放送の度に、Twitterのトレンド第1位を獲得する、知る人ぞ知るNHKの大人気音楽番組『おげんさんといっしょ』の第3弾が放送された。とにかく、音楽好きには堪らない要素が満載の番組だけに、私は毎回HDDとBlu-rayディスク化して永久保存している程に大好きな音楽番組だ。
細かい番組の設定等は省略して、今回すご~く良かったところを抜粋して感想を書こうと思う。
終始ハイテンションで歌い踊る宮野真守さんの破壊力が楽しかった
まず、開始早々3分過ぎに登場した「おげんさんちのネズミ」の声優であり、永遠の16歳で現役アイドル「雅マモル」こと宮野真守さんの作詞・作曲による『恋はホップステップジャンプ』の生バンドアレンジバーションが良かった。
第2弾では、銭湯で星野源さんと長岡涼介さんのアコギをバックに歌って以来の登場。流石に “永遠の16歳” と言うだけあって、全く衰え知らず。とにかく終始ハイテンションで歌い踊る宮野真守さんの破壊力が楽しかった。因みに、録画の見過ぎで既に字幕なしで歌える私なのだ。
藤井隆さんの "ピート・バーンズへの愛" に泣いた…
次に良かったのが、おげんさん一家の15歳の長女・隆子(藤井隆)が歌い踊って披露した、伝説のユーロビートの第1人者と言っても過言でないバンド「DEAD OR ALIVE」の1984年発売の大ヒットシングル『You Spin Me Round [Like A Record]』。いやぁ、これも良かった。
懐かしいと言うより、私も、カラオケに行ってお酒が入っていたら必ず歌う曲だから、この曲も歌詞を見ずして歌える。藤井隆さんがピート・バーンズのように、髪の一部を刈り上げて、あのヘアスタイルにしてくれて超嬉しかった。
残念ながら、ピート・パーンは2016年に57歳の若さで急性心不全のため亡くなっている。でも、名曲もPVも残る。私のスマホの中にもベスト盤『That's The Way I Like It: The Best Of Dead Or Alive』がいつでも聴けるように入っている。若い人にも、是非「DEAD OR ALIVE」の音楽を聴いて欲しい。
渡辺直美さんが"世界に通じるエンターテイナーなんだ"と思った瞬間
渡辺直美さんの「ビヨンセ」のモノマネも、『おげんさんといっしょ』の中に組み込まれると、ここまで面白さが昇華するものかと感心してしまった。生バンドの櫻田泰啓さんと石橋英子さんのピアニカの音が、妙に『Crazy In Love』に合うものかと更に感心。
渡辺直美さんが、ドラムの河村"カースケ"智康さんに “ブレイク” でダメ出しをする場面は本当に笑ってしまった。やはり、渡辺直美さんって、世界に通じるエンターテイナーななんだなとつくづく思った瞬間だった。
松重豊さんの新しい音楽への探求心と役者魂に恐れ入った!
そして、「スナック豊豊(ほうほう)」の大ママで、おげんさん一家のお母さん・おげんさん(星野源)の “育ての親(乳母)” の豊豊を演じたのが、五郎さん、じゃなくて、松重豊さん。
以前にフジテレビの音楽番組『Love music』に出演された時も、古い曲の知識も凄かったが、世界中の新しい音楽を探しては紹介していた。今回は、その出演よりも更にパワーアップして音楽愛を熱弁されていた。
そして、パープルのボブカットのウィッグに赤のチャイナドレス、そこへ私物の黒ぶち眼鏡で、ノリノリで話していたのがとても印象的だった。そして、松重豊さんが、最初から最後まで「豊豊さん」になり切るのを忘れずに演じていたのに、改めて役者のプロ根性を見た。
もちろん、おげんさんとラッパーのPUNPEEさんとのコラボも最高に良かったのは言うまでもない。
あとがき
生放送と言うことで、台風19号の爪痕の残る日本列島に、どのように放送するのか…きっと、キャストとスタッフは放送直前まで悩んだに違いありません(想像ですが)。でも、あの “ゆる~い世界観” と “真面目な音楽愛” を余すことなく伝えたのは正しかったと思います。是非、第4弾も放送して欲しいです。
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