孤独のグルメ Season8 (第2話・2019/10/11) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『孤独のグルメ Season8』(公式)
第2話『杉並区高井戸のタンステーキとミートパトラ』の感想。
なお、原作の漫画、久住昌之&谷口ジロー「孤独のグルメ」は、未読。
五郎(松重豊)は婚活パーティーを主催する沢村(上白石萌音)との商談で東京・高井戸へ。即座に値引き交渉をするやり手ぶりに、五郎は苦笑する。商談を終えた五郎は駅へ向かう途中、オフィスビルのような洋食レストランに遭遇。表にメニューはなく、看板は牛のマークのみ。店内のおいしそうな料理に一気に空腹になった五郎を店のお母さん(中尾ミエ)が出迎える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:久住昌之&谷口ジロー「孤独のグルメ」
脚本:田口佳宏(過去作/孤独のグルメ 全Season) 第1,2話
児玉頼子(過去作/孤独のグルメ Season2,3,5,6,7)
演出:井川尊史(過去作/孤独のグルメ Season3,4、2018SP)
北畑龍一(過去作/孤独のグルメ Season6,7) 第1,2話
北尾賢人(過去作/孤独のグルメ Season3のAD)
音楽:久住昌之 ザ・スクリーントーンズ
五郎さんがカウンター席に座って、他の客の料理を語る作戦か?
ネット上の何かで読んだのだが、松重豊さんが年齢のためか食が細くなり、その分だけ食べるシーンが少なくなった…と知った。事実かどうか知らないが、前回の感想で私も明らかに五郎さんの食べるシーンが短くなったと書いたから、正解なのかも知れない。
だとすれば、今回は、五郎(松重豊)をレストランのカウンター席に座らせて、他の客が頼んだ料理に一つ一つ感想を述べると言う作戦で乗り切ったと言うところだろうか。
前回同様に、序盤の「お仕事パート」が、より面白くなった
ただ、前回同様に、序盤の、謂わばプロローグと言うべき「お仕事パート」が、より面白くなった。今回は年下の客にやりこめられそうになって、値引き交渉で四苦八苦する五郎さんが描かれたのが面白かった。普段は柔らかい雰囲気の役が多い上白石萌音さんが、婚活パーティーの強気な主催者を演じたのも面白かった。
広い店内を活かした撮影で、五郎さんの孤独感が際立った!
また、今回は五郎さんがカウンター席に座ったことで、広い店内を上手に活かしたカメラアングルとカットがたくさん見られ、いつもよりも奥行きのある映像と、他の客らの会話なども多く聞けて、いつもの小さな店とは違った、正に五郎さんの “孤独のグルメ” が描かれたと思う。
あとがき
Season8になって、映像自体がきれいになりましたね。また、五郎さんのモノローグが研ぎ澄まされているように感じました。これまで以上に、短い台詞で、松重豊さんの演技で魅せる…と言う脚本と演出方法になったって感じです。
ご存知の方も多いと思いますが、Season1~7まで『孤独のグルメ』の演出を中心的に支えて来た溝口憲司氏が惜しくも今春に亡くなり、新しい『孤独のグルメ』を遺されたスタッフやキャストが作ろうとしているのが伝わって来ます。溝口憲司さんが得意だった酒のつまみだけを食べる「居酒屋回」など、また独特な世界観を広げつつ、掘り下げて欲しいです。
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【これまでの感想】
第1話
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